私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

シンデレラ

2015-05-10 19:15:05 | 映画鑑賞
シンプルなお話をどんな風にまとめるのかと思ったのだが、思ったよりも大人っぽいシンデレラに仕上がっていたので驚く。

シンデレラが城で開かれる舞踏会に行きたいのは「自分も外の世界を見てみたい」という好奇心から。
あの状況ではシンデレラに出来る最大限の冒険だ。
更に、継母が義理の娘のシンデレラを小間使いにして自分たちの娘を売り込もうとするのは、経済活動をする術を持たなかった女性の処世術としてはある意味仕方のないこと。
大人っぽい話にすると言っても時代背景に制約があるため、話しの広げ方にも限度はあったと思うのだが、シンデレラはただの夢見る夢子さんではなかったし、きれいごとを言わずに着々と自分のプランを進める継母のその策略家ぶりがビジネスマンに思えたりもした。シンプルな話にも少し色がついたと思う。

その代り王子は非常に軽い扱いになったと思う。名前も幼い頃のニックネームだけの扱いだったし・・・・・

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子どもの頃、叔父からもらったディズニーの絵本を何百回と見返したことを思い出す。
好きだったからというより、おもちゃや人形をあまり持っておらず、他に見返す本もなかったからという理由からなのだが、それでも懐かしいことに変わりわない。
屋根裏部屋で暮らすシンデレラの世話をしたのはネズミだけではなかったはず。確か小鳥にエプロンの紐を結んでもらう場面もあったはずだ。
もう何十年も思い出さなかったことを映画を見たおかげで懐かしく思い出すことが出来た。


ストーリーとは直接関係ないかもしれないが、シンデレラに魔法をかけるフェアリー・ゴッドマザーをヘレナ・ボナム・カーターが演じていたことに驚く。
以前パートナーの関係にあった人を魔女としてキャスティングし演出する。・・・非常に勝手な思い込みかもしれないが、こんな所から今回のシンデレラに大人な感じを持ち込んだのは、監督のケネス・プラナーの力だと推測。

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そういえば中学生の頃にも実写版のシンデレラを見たことを思い出した。
主演のジェマ・クレーブンが非常に小柄だったので親近感を覚えたことを思い出した。たしか王子様はリチャード・チェンバレン・・・子供心に王子様というにはちょっと老けているな・・・と思ったような・・・・



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