永遠のこどもたち

自分が育った孤児院を買い取り、そこで子供たちを引き取り育てようとする母親。
そんな母親が大切に思い育てている一人息子がある日突然いなくなった。

いなくなる前に息子は見えない友達と仲良く遊んでいた。いないはずの友達が迷わないようにと、道に貝殻で目印まで作っていた。
自分の息子はいないはずの友達に連れ去られたのだろうか。

八方手を尽くしても息子は見つからない。
「目には見えないけれど何か感じる」と日に日になにが現実かがだんだん分からなくなるような母親。

ファンタジーのような雰囲気がありながら、怖い。怖いのに母親の愛を感じるのだ。
見えなくても感じることが出来るという、霊感を感じつつも、その中に愛があるという不思議な映画。

ただ風に揺らぐブランコが怖かったり、そっとしまるドアが怖かったり、霊が怖いのか、母の深い愛情に心が揺さぶられるのか、最後までその区別がつかなかったりする。

不思議な映画だ。怖かったけれど、深い愛情を感じる不思議な映画だった。

パンズ・ラビリンス DVD-BOX アミューズソフトエンタテインメント このアイテムの詳細を見る