世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

備忘録~読書感想:蜜蜂と遠雷

2024年03月26日 | 読書&映画

2017年本屋大賞、直木賞ダブル受賞の「蜜蜂と遠雷」(恩田陸著)を読みました。

この期になってようやく待たずに素早く図書館で借りることができました。

ところが借りられたのは単行本、それも2段組の分厚い本でした。

一瞬それを見た私は一気に完読する自信を無くして・・・・・。

文庫本があることは知っていましたので、早速メルカリで文庫本上下を購入しました。

 

あらすじはもう皆さんよくご存知だと思いますので省略いたします。

ピアノコンクールを舞台にした4人のコンテスタントたちの苦悩、感動、心のひだを描いた小説。

音楽を文字化し、ここまで読者を音楽の世界に引き込む作者の技量に感心しました。

読み進みながら、音楽とはこうして味わい楽しむものなのだと痛感もし、感慨深いものがありました。

知らない曲も沢山あり、その都度ユーチューブで聴きながらの読書でした。

 

 

 

 

 

そしてこの小説を読みながら思いだしたことが2つあります。

ず~と昔ですが、子供向けのラジオ番組で素人のこどもたちに有名なクラシック曲を聴かせ、

その情景を想像させ、ストーリー的に語らせるという番組がありました。

とてもユニークな番組で、子供の独創的な想像力に感動、感心したものです。

小説に登場するコンテスタントたちがピアノを弾きながら描く想像の世界は、それと共通するのではと。

 

もう一つはドイツ在住時代(1977~1982)、ご近所に小学生にしてアメリカカーネギーホールで、

オーケストラをバックにデビューをなさった日本人の女の子がいました。駐在員のお子様です。

当時私の住んでいた西ドイツデュッセルドルフには「杉谷昭子」さんという有名なピアニストが在住、

お教室も開いていらして、彼女はその先生の愛弟子でした。

ただ練習も厳しく、全てピアノ優先。

彼女が近所の同じ世代の子供たちと遊んでいる姿は一度も見たことがありません。

私など彼女を見ていて少し可哀そうに思ったくらいです。

小説の中の栄伝亜夜がその彼女とだぶり、ふとあの頃を思い出してしまいました。

私の長女の2歳ぐらい歳上だったかしら?今はどうしていらっしゃるでしょうか。

きっとプロのピアニストとしてご活躍のことと思います。

 

今日の最後に一言!

大谷選手の会見、私は彼の言葉に嘘はないと信じます。彼は清廉潔白です!

本当に良かった。1件落着、大谷選手もすっきりしたことでしょう。嬉しいです。

またもう一つ朗報!

来年のメジャーリーグの開幕戦は日本、東京ドームと決まりました。

それも大谷、山本の所属のドジャースと鈴木誠也(元カープ)と今永所属のカブスの対戦です。

今から楽しみで楽しみでたまりません。もちろん誠也のいるカブス応援です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする