こんばんわ!いえこの記事を読まれる頃は「おはようございます」かもしれません。
今日から本格的にゴールデンウィークに突入ですね。爽やかで穏やかなお日和でした。
4月29日は「昭和の日」。
いつ頃からでしょうか、「みどりの日」が「昭和の日」にかわったのは。
私にはいまだに「みどりの日」との印象が強いです。
そして遡れば、4月29日は「昭和天皇のお誕生日」。
この日を昭和天皇の誕生日と覚えているお若い方はどれぐらいいらっしゃるでしょう。
少なくと平成生まれの子供たちは知らないかもしれませんね。でも知らなくて当然!
私達だって子供だった頃、大正天皇のお生まれになった日をしりませんでしたから・・・。
あっ!恥ずかしながら、今でも知りません
昨日のコンサートの後、近くの浜離宮恩賜庭園に寄ってみました。
パンフレットを参考に、簡単に私の言葉でこの庭園の説明をいたしますと・・・・。
この庭園は最初、江戸時代将軍家の鷹狩場で、一面葦の茂る荒野であったそうです。
四代将軍家綱の弟、松平重綱がここに浜屋敷と呼ばれる別邸を建てました。
その後その子供の綱豊、後の六代将軍家宣の別邸となり、浜御殿と呼ばれるようになりました。
以来歴代将軍によって手が加えられ、家斉の時代にほぼ現在の姿の庭園になったそうです。
ひろ~いひろ~い庭園でした。
私は音楽会のため、ヒールをはいていましたが、寄り道を考えていたので、スニーカーも忍ばせていました。
最近街中に出るとき、よくスニーカーを持参します。そして適材適所に靴を履き替えることにしているんですよ。
大手門を入ってすぐ左手に樹齢3百年の松の木があります。300年前といえば、1715年。江戸時代ですね。
幕末動乱の日本を見続けてきた貴重な松の木です。威厳を感じました。
その先には今を盛りとばかりに菜の花畑。まるで黄色い絨毯を敷き詰めたようで見事です。
ボタン園も丁度身頃!女王のような艶やかな姿でした。
浜離宮の庭園の池は都内唯一の潮入りの池です。
東京湾の水位の干満に従って、水門を開閉、池の水の出入りを調整しているのだそうです。
そして私が最も興味を持ち、また楽しかったのは、鴨場!
今までにも何度か浜離宮を訪れたことはありますが、こんな所にこんなものがあるとは知りませんでした。
鴨場池にはいく筋かの引き堀があり、小さな窓(小覗)から鴨の様子を伺いながら、
ヒエやアワのえさとおとりのアヒルで引き掘に鴨をおびき寄せ、小槌で板を叩いて、鴨が来たことを知らせ、
潜んでいた猟師がいっせいに土手から鷹や網で獲物を捕るという猟を行っていたと説明文がありました。
<この溝が引き堀です>
江戸時代にタイムスリップ、ちょっぴり鴨捕り猟に参加している気分で覗いて見ました。面白い!
鴨ノ塚もありました。捕獲した鴨の供養もちゃんとしたのですね。
こちらは普賢象という八重桜。身頃は過ぎているようでしたが、まだまだ綺麗です。
藤棚も潮入り池の周りにいくつかありました。
新橋から歩いて7~8分、都心にありながら、緑多い静かな大都会のオアシスのような庭園です。
周囲の高層ビルとの対比もまた面白く、その光景はいっそう庭園の自然を強調しています。
文化と自然、両方を味わえた有意義な一日でした。
浜離宮恩賜庭園、一般入園者は300円、65歳以上は150円。是非皆様もどうぞ!
御訪問有難うございます。
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