風になれたら

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山を歩いて風になる

北アルプス 吊尾根から涸沢へ 1日目

2018-11-10 | 徒歩の旅

10/7 晴れ

7月に北アルプスの裏銀座を歩き、8月の頭に富士山に登ったあと天気が悪かったり予定が入っていたりしてなかなか山に行く機会がなかった。

そしてもう10月、山は秋から冬に向かっている。目指すは穂高、前穂から奥穂を歩いて涸沢に下る計画だ。天気予報と睨めっこして台風が過ぎ去るのを確認してエイヤ!と高速バスのチケットを買った。早朝に登山口に着く夜便は買えず、買えたのは朝便で上高地に着くのはお昼なのだ。5時半に家を出て新宿に向かう。新宿からバスに乗るのだ。高速に入るとすぐに渋滞、昨日は2時間半遅れたそうだ。うーむ。

上高地に着いたのは13時半、食堂で食べようと思っていたお昼ご飯は抜いて行動食を口に放り込んで出発だ。小雨がパラついていたが本降りにはならないだろう。河童橋から岳沢方面を眺めた。稜線は雲の中だ。

梓川沿いのとろりとした水の流れに上高地に来たなと実感する。正面に六百山、登山道はないとのことだ。

湿原を抜けるとすぐに急登となる。久し振りの山歩きなのでゆっくりと登って行く。それにしても暑い。結構汗をかいてしまった。天然クーラの風穴に期待したが風は吹いていない感じだった。

開けた場所に出て振り返れば上高地が箱庭のようになっていた。

このガレ場を超えれば岳沢小屋だ。山に張り付いた岳樺(ダケカンバ)が色づいている。

岳沢に着いたのは15:45、受付をするとテントはあと5張りぐらいだと言う。おー、ぎりぎりだ。

小屋に近いテントを横目に一番奥まで登るとあったあった、素早くテントを張って夕飯だ。水とビールを求めて小屋まで往復した。小屋まで遠い何かと面倒だがテン場を見下ろせるのは気持ちい。

ビールとレトルトのボロネーゼで寛いでいると一瞬の晴れ間に夕陽を浴びた稜線が現れた。ヤッホ!

下がって行く気温の中で寝袋に包まって明日の山歩きを思うと幸せな気持ちになった。

夜中に目を覚ましてテントの隙間から外を除くと満天の星が見えた。明日は良い天気になりそうだ。

 

 

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