風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2014 9日目 ナウマン温泉~襟裳岬~苫小牧

2014-09-29 | 

9/29(月) 晴れ

早い者で北海道を発つ日となった。最後の日に何をやろうかと考えたとき、やっぱり釣りだな、と思った。

フェリーに乗る苫小牧まで襟裳岬を経由して海岸沿いを行くので、その途中にある川に寄ってみることにする。

まず、近場の道道987号に向かった。森の中をダートが続く。

途中後ろから車が来るのが見えたので道路脇に寄ったところ、運転するおじさんがこんな山の中で何してるのと聞いた。寄り道です、と答えたがおじさんはどこに向かうのだろう。

走っているとなぜか獣臭がした。臭い、臭すぎる。川の見える分岐点でバイクを停めた。

まだ臭い。こんなに臭いことがあるのだろうか。

河原に向かうと臭いはなくなった。この前の大雨で川は荒れていた。ザラ瀬が続き、釣れそうにない。

しばらく行くと大きな淵があってルアーを追いかける魚影が見えた。が釣れなかった。

すると、大きな魚が現れた。サクラマスだろうか。この魚を見られただけでよしとしよう。

バイクをおいた場所に戻るとまた獣の臭いがした。道路には多くの足跡もある。熊かもしれない。

ここはやばそうだ。早いところ立ち去ろう。

しかし、走ってもまだ臭い。そしてようやく悟ったのであった。

臭いはバイクから出ているのだ。牛糞がべったりと車体に付いているに違いない。

臭いよりも早く走ることによって臭いから逃れた。

それにしても道道978号は大型オンロードバイクで走るような道ではない。

泥濘で前輪が急に方向を変えた。目の前に2メートル程の崖が見えた。落ちたら今日帰ることができないな、と思って逆にハンドルを取ったら見事に転んでしまった。

転んだ際に右足がパニアケースの下に引きずり込まれ、足がおかしな方向に曲げられてしまった。

やってしまったか、と思ったが大丈夫そうだ。ブーツを履いていて良かったが、すり減ったタイヤは北海道に渡る前に替えておくべきであった。

 

舗装道路はなんと走りやすいことか。襟裳岬まで一気に走った。襟裳岬は風が強く波も高かった。

お昼時だったので、襟裳岬の食堂 むてき でえりもラーメンとつぶ丼を食べた。冷えた身体にラーメンのスープが染み込んだ。つぶ丼の甘く煮込んだツブ貝がビールを呼んでいる。

 

時間があるので朝露に濡れたテントをパーキングで乾かしたり、コンビニでお茶など飲みながら苫小牧に向かった。

フェリーに乗る前に回転寿しの海天丸でにぎり寿司、セイコーマートで酒とつまみを調達した。毎年思うのだが、北海道の回転寿しのレベルは高い。

 

日が暮れて仙台行きのフェリーに乗り込んだ。

フェリーでは生バンドでジャズを聴いたり、ちょっと古い映画を見たりした。このダラダラ感が船旅なのだ。

 

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