風になれたら

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中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2016 3日目 山女魚を求めて

2016-12-31 | 

10/3(月) 曇り

 昨晩はひどい風が吹いていた、雨も何度かパラついていた。北海道は晩秋を迎え、空気も冷たい。温かいものを食べて身体の中から温めるのが正解だ。チーズとハムを挟んだホットサンドとタモギ茸と卵を入れた中華スープ、どちらも熱々だ。

 今日は釣りに行こうかと思っていたのだが、風も強く、雨も降りそうなので、ぐずぐずしていた。ぐずぐずしていてもいいのだけれど、風が強いのは湖畔だからかもしれない。とりあえず出かけよう。湖を離れると風はすぐに治まった。風が強いのは湖のまわりだけのようだ。

 しばらく走って、以前寄ったことのある小渓に分け入った。ここでは15cmぐらいの山女魚が釣れた。

 その後、追ってくる山女魚はいるものの、どれも小さくルアーに食らいつくものはいなかった。こんな小さな流れに時折大きな魚影がぬるりと現れる。鮭だ。もちろん、獲ってはいけない。一生を終えた鮭が漂っていたり、河原で干からびていたりするのを見るのは珍しくない。

 鮭が多い川にはその死臭が漂っていた。ある河川に入ったとき、山女魚の気配はなく、多くの鮭の死骸が河原に打ち捨てらていた。どれも頭だけない。頭だけ食べるのは熊だ。河原は石が多いが、砂地の所も少しあり、そこで熊の足跡を見つけた。

 足跡にはしっかりと爪の形まで残っていた。熊と鉢合わせは避けたいのですぐに退散したのであった。

コメント
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