風になれたら

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中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

夏合宿1日目 伊勢へ

2013-07-27 | 

7/27(土) 晴れ

遠足の前の日はやっぱり眠れない。2時間程寝て3時に起きたら出発だ。

まとわりつく湿気の中を東名道で西へ向かった。静岡に入ると霧雨となった。

レインウェアを着ようと沼津のサービスエリアに立ち寄った。

雨は一時だったようなので、雨具は着ないことにした。夜明け前にできるだけ走ってしまおう。

新東名は走りやすいく、一気に距離をかせげた。

しかしながらタイヤがみるみる減っていく気がする。実はこれは悪い予兆であったのだ。

 

ご飯を食べようと刈谷SAに寄った。バイク駐輪場はいっぱいであったので、その先の一般駐車場へ向かった。

バイク駐輪場に静岡ナンバーのシルバーのSVが停まっていた。vansさんかもと思った。

バイクを停めたら強面のおっさんが近寄ってきた。間違いない、vansさんだ。僕のバイクを見てすぐ僕だとわかったそうだ。

少し話をして彼は先にSAをあとにした。伊勢の快走路と伊勢神宮をまわるそうだ。僕は朝ご飯だ。

 

愛知の麺と言ったらきしめんと味噌煮込みうどんであろう。この暑さなので冷たいきしめんとした。

一瞬で食べ終わってしまった。なぜか悲しい。

 

伊勢湾岸道路を走るのは3度目だが、港湾施設の景色を見下ろしながら走るこの道は気持ちよい。

大きなクレーンやタンカーに思わず目が奪われる。快調だったこの道も四日市JCTから亀山JCTはいつも混んでいるらしい。

今日も混んでいた。仕方ないのですり抜けだ。今日はパニアを付けているし、慣れない道なので慎重に。

渋滞が終わったら伊勢道をすすむ。風は熱いが南へ来たなという気持ちともうすぐ目的地という気持ちで気分はいい。

 

まずは外宮へ向かった。炎天下に晒された道を爆発するエンジンに跨がって走るバイク旅は体力と気合いがなければやっていられない。

外宮の駐車場でジャケットを脱いだら、木陰の風がとても涼しく感じられた。

参道を歩いて向かうと社殿に到着したが、どうやら中には入れず門までしかいけないようだ。恥ずかしながらここに来るまで知らなかった。

この後、20年毎に行われてきた式年遷宮に関する展示がされているせんぐう館を訪れた。

多くの展示を見ながら歩いていると神社の成り立ちや儀式、式年遷宮に関わる作業などを目の当たりにすると、伊勢神宮はただならぬ場所であることを認識できる。

この展示館はお勧めだ。

 

次に内宮を訪れた。木工所と呼ばれる式年遷宮のための作業所横の駐車場ににバイクはなんと無料で停められるのだ。

木工所の作業は延々と続けられて行くのだろう。

おはらい街へ続く橋を渡っていたら大勢の人が川の中を歩いていた。何をやっているのだろう。

お白石持と言う行事のようだ。みんなで何かを運んでいるようだが、何なのかまだ見当がつかなかった。

そして参道を行くとさらに多くのお白石持に参加している人々がいた。どうやら白い石を社殿まで持って行く行事のようだ。

 

内宮の社殿の入り口に着いた。石の階段に覆い被さる大木によって厳かな雰囲気が作り出されている。

 

こちらは新しい社殿の門だ。遷宮後は立ち入りできないのだが、お白石持の人々はそこに石をひとりづつ手に携えて入って行く。

一般の人はもちろん今も入ることはできない。いいものを見させてもらった。

 

御参りもすんだので、ご当地ものを味わいに行こう。

まずは伊勢うどんだ。奥野家と言うお店で伊勢うどんと手こね寿司のセットを頼んだ。

まぜまぜすると、醤油が黄金色に光って食欲をそそる。フニャフニャしているが、これが伊勢うどんなのだろう。

手こね寿司もうまい。カツオが上品な味になっている。

次に向かったのは赤福、時間は1時半近いので軽くにしておこう。

流石に炎天下をメッシュといえども革パンで歩き回ったので、冷たい「赤福氷」を食べたくなったが、やはりここは番の赤福だろう、ということで赤福と番茶のセット、「盆」を頼んだ。冷たいお茶と甘い餡を交互に口に含むとそこはパラダイスであった。

 

駐車場に戻ってこれからのルートを 考えた。海沿いの道を走って今夜の合宿の地、南伊勢まで行くのか、それとも待ち合わせ場所の玉城ICまで行くのか。

今日はたっぷり楽しんだので、もう走らずに待ち合わせ場所に向かうことにした。しかし、待ち合わせ時刻の2時間前に到着してしまった。

さて、どうしようかと思ったらすでにチャンドラーさんが到着していた。まだまだ時間があるので近くの喫茶店に2人で向かった。

2人ともおしゃべりなのであっという間に待ち合わせ時刻となった。チャンさん、どうもありがとう。

 

続々と参加メンバーが集まって、南伊勢の民宿ベイサイドひろやへ向かった。ワカバさんというライダーがベイサイドひろやで働いていて、別名ワカバ亭と呼ばれている。勇ましい話ばかり聞いていたのだけれど、ワカバさんは予想を大きく裏切って爽やかで笑顔が素敵な女性であった。

今回、この合宿を仕切ってくれたのは頼りになる炎の男ごんさんだ。今までに名前があがっていない他の参加者はスーさん、コウタロウさん、コンタさん、黒丸教祖さん、tezさんだ。Webikeと言うSNSで知り合ったバイク仲間だ。

風呂に入るのに乗り遅れたvansさん、コウタロウと取り敢えずビールで乾杯した。素晴らしい!

横にいたチャンさんに我々の喜びを分けてあげたいが、彼は下戸なのでこの喜びが伝えられなかった。

 

そして風呂から上がったら楽しい合宿の本編の始まりだ。

ここはまさしく竜宮城に違いない。

と思っていたら、サザエのつぼ焼き、牛肉ステーキ、太刀魚の天ぷら、鮑ステーキが出てきてもうクラクラだ。

こんなに美味いものを食べてよいのであろうか。たまには良いのだ。

ひろやの主はアンディさん、料理の腕が素晴らしくて渋くてかっこいい。

南伊勢に行ったら民宿ベイサイドひろやに泊まりたい、と激しく思うのであった。

 

スーさんが花火を持ってきてくれた。夏の夜の花火、みんな子供に返ったようだった。

というか、みんな子供心を忘れないで大人になった人達ばかりであった。

流石に前日ほとんど寝ていなかったので、部屋に戻って熟睡した。

 

vansさん、

これですね。スマホなのでぼけぼけですが。

 

 

コメント (10)
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