2009年3月30日発売の『本人』vol.9を見ていたら
ど~も胡散臭くて読む気がしなかった記事
「ピカッの僕からピカの君へ」というのが
岡本太郎「明日の神話」に福島第一原発を描き加えた
グループのリーダーである卯城竜太が書いたものだった。
飛行機をチャーターし、広島原爆ドーム上空に
「ピカッ」という擬音語を書き、苦情の嵐に謝罪会見を開いた件w
卯城の言い訳では、『広島・長崎』の表紙になっている子供の顔が
トラウマになっているのだとか…

「ピカッ」事件を契機に、その写真と向き合おうとして
結局、その子と「プリクラ」撮ったという話である。
「自分勝手な思い立ちに端を発」している絵を一般公開する以上は
「『良かれと思った独裁者』を自認すべきだ。」
『原爆芸術を自ら諦めるなんて自殺行為には賛同できない。
それは原爆を被害者の問題としてのみ捉えて配慮して、
自分や人類と切り離していることを意味しているからだ。』
なんてぬかしながら、
それとプリクラとどんな関係があるのかまったく意味不明なんだが…
好奇心の趣くままにチョッカイだしたがるタイプのようで
オチョクルことしか出来ないタイプと見たwww
ど~なんだろうねぇ、こんなんでも
現代アートの文脈では、完全無視・抹殺はできないらしい。
昔、芸術は工房のものであって、アルチザン=職人のものであった。
職人たちは、繰り返しの中から神がかり的技術を身につけ
共同作業を通じて、芸術作品を生み出していったのだ。
昔は、繰り返すに足る何か=世界の中心があったのだ、
そして中心も周辺も溶けてなくなってしまったと云われる現在、
芸術家は技術を捨てたように見える。
デュシャンによるレディメイドのオブジェなんて
技術の対極にあるものでしょ?
とまれ、現代美術は「美」ではなく
「意味」という病に執りつかれているように見える。
いや、もはや「意味」ですらなく、五感以外の
何かの「感覚」なんだろうか?
*********************************
渋谷の岡本太郎壁画への落書き アート集団が公開
sankei 2011.5.18 19:48

「明日の神話」に加えられたいたずら書き(岡本太郎記念館提供)
東京都渋谷区の渋谷駅構内にある画家、
故岡本太郎氏の壁画「明日の神話」の一角に
1日、原発事故を連想させるベニヤ板張りの絵が張られていた事件を巡り、
アート集団「Chim↑Pom」(チンポム)が18日夜、
都内のギャラリーで開いた個展の内覧会で、
壁画に絵を取り付けている映像作品と原画を公開、
メンバーが「作品として付け足した」と話した。
警視庁渋谷書が軽犯罪法違反容疑などで捜査している。
「Chim↑Pom」は6人組で、
平成20年に広島の上空に飛行機で「ピカッ」という文字を描いて騒動になった。
今回の絵は「LEVEL7 feat.『明日の神話』」と題され、
岡本氏のタッチで壊れた4つの原発建屋が描かれている。
メンバーの卯城竜太さん(33)は「(原発事故で)歴史は更新されてしまったので、
ヒバクのクロニクル(年代記)に(福島を)付け足した。
作品を岡本太郎記念館に寄贈したい」などと話した。
芸術?悪ふざけ? 若者6人「チンポム」初の作品集2010年6月26日
エリィを中心に、神出鬼没の活動で人気の「チンポム」
ここ数年、ストリートアートの話題を独占した感のある6人組、
Chim←Pom(チンポム)が初の『チンポム作品集』(河出書房新社)を発表した。
作品には「社会に揺さぶりをかけよう」といった政治的な意図も見え隠れするが、
悪ふざけに見えなくもない。
挑発アートの旗手、いったい正体は何なのか?
◇渋谷のネズミ剥製
【事件簿1】2006年11月、東京・渋谷のセンター街に6人の若者が現れ、
夜の繁華街で大型ネズミを捕獲した。
ネズミを剥製(はくせい)にして黄色のスプレーを塗りつけ展示。
作品名「スーパーラット」。
赤い頬(ほお)の不気味な剥製は、どうみても日本が世界に誇るアニメキャラの……。
リーダーの卯城竜太にエリイ、林靖高、岡田将孝、水野俊紀、稲岡求の6人チームは、
現代美術家の会田誠の周辺に集まっていた学生、バンドマンたち。
思いつきに近いアイデアを5人のメンバーで時には徹夜でたたき、
最後に“美神”エリイにプレゼンテーション。
「面白い/つまんない」と一刀両断されて採否が決まる。
忌み嫌われるネズミも、剥製にして色を塗ったら「Kawaii」キャラか?
ほかにも渋谷の上空にカラスの大群をおびき寄せた作品「ブラック・オブ・デス」など、
皮肉な視線や死を扱ったテーマが目立つ。
林は「過激なようだけど、商店街とも警察とも、もめたことはない」。
水野も「ネットで動物保護団体に批判されたことはあったけど。
でも直接抗議にはこないね」と話す。
◇広島上空でピカッ
【事件簿2】08年、広島の原爆ドーム上空で「ピカッ」という文字を飛行機で描いた。
新聞などで批判にさらされ、リーダーの卯城竜太は謝罪会見を開く。
一部からは謝罪会見を開いたことを、「腰が引けてる」と二重に批判された。
だが卯城は「作品自体を謝ったんじゃない。人を傷つけたのだとしたらそのことを謝罪した」。
メンバーは、被爆者団体を回った。
「新聞はたたくばっかだったけど被爆者団体の方が
『一回の失敗でくよくよするな』と励ましてくれたね」と岡田が言う。
ふざけているようで、社会性の強い作品が多いのも特徴だ。
「アイムボカン」では、内戦で多くの地雷が残され、犠牲者を出しているカンボジアを訪れる。
地雷で吹き飛ばしたのは高級ブランドのバッグや財布、プリクラ帳……。
ギャル顔のエリイがどすのきいた低音ですごむ。
「私ら、一本筋を通していることがあるんすよ。
それは、身近なもので心にキャッチされたことだけを作品にすること」。
卯城が補足した。
「カンボジアや広島が“身近”になっちゃうのは、みんなで話し合うから。
表面的な〈今、ここ〉じゃない。
世界の中の〈日本〉、過去からつながっている〈今〉になる」
◇穴から露出し続け
【事件簿3】全裸で公園で騒ぎ、スマップの草なぎ剛が公然わいせつの疑いで逮捕された直後。
天井も壁も真っ白に施工したギャラリーに穴を穿(うが)ち、水野が穴から男性器を露出し続けた。
作品に共通するのは規制が厳しくなる一方の社会への「おちょくり」、
馬鹿馬鹿しいユーモアによる批判精神だ。
だが卯城は「挑発は重要だけど、何かへの抗議目的で作品を作ることはない」といなす。
「面白いことしようとしたら、どうしたって社会性、政治性が出る。
レコードのA面、B面みたいなもんでしょ」
8月、東京都江東区の「SNAC」で個展を予定している。(近藤康太郎)
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ど~も胡散臭くて読む気がしなかった記事
「ピカッの僕からピカの君へ」というのが
岡本太郎「明日の神話」に福島第一原発を描き加えた
グループのリーダーである卯城竜太が書いたものだった。
飛行機をチャーターし、広島原爆ドーム上空に
「ピカッ」という擬音語を書き、苦情の嵐に謝罪会見を開いた件w
卯城の言い訳では、『広島・長崎』の表紙になっている子供の顔が
トラウマになっているのだとか…

「ピカッ」事件を契機に、その写真と向き合おうとして
結局、その子と「プリクラ」撮ったという話である。
「自分勝手な思い立ちに端を発」している絵を一般公開する以上は
「『良かれと思った独裁者』を自認すべきだ。」
『原爆芸術を自ら諦めるなんて自殺行為には賛同できない。
それは原爆を被害者の問題としてのみ捉えて配慮して、
自分や人類と切り離していることを意味しているからだ。』
なんてぬかしながら、
それとプリクラとどんな関係があるのかまったく意味不明なんだが…
好奇心の趣くままにチョッカイだしたがるタイプのようで
オチョクルことしか出来ないタイプと見たwww
ど~なんだろうねぇ、こんなんでも
現代アートの文脈では、完全無視・抹殺はできないらしい。
昔、芸術は工房のものであって、アルチザン=職人のものであった。
職人たちは、繰り返しの中から神がかり的技術を身につけ
共同作業を通じて、芸術作品を生み出していったのだ。
昔は、繰り返すに足る何か=世界の中心があったのだ、
そして中心も周辺も溶けてなくなってしまったと云われる現在、
芸術家は技術を捨てたように見える。
デュシャンによるレディメイドのオブジェなんて
技術の対極にあるものでしょ?
とまれ、現代美術は「美」ではなく
「意味」という病に執りつかれているように見える。
いや、もはや「意味」ですらなく、五感以外の
何かの「感覚」なんだろうか?
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渋谷の岡本太郎壁画への落書き アート集団が公開
sankei 2011.5.18 19:48

「明日の神話」に加えられたいたずら書き(岡本太郎記念館提供)
東京都渋谷区の渋谷駅構内にある画家、
故岡本太郎氏の壁画「明日の神話」の一角に
1日、原発事故を連想させるベニヤ板張りの絵が張られていた事件を巡り、
アート集団「Chim↑Pom」(チンポム)が18日夜、
都内のギャラリーで開いた個展の内覧会で、
壁画に絵を取り付けている映像作品と原画を公開、
メンバーが「作品として付け足した」と話した。
警視庁渋谷書が軽犯罪法違反容疑などで捜査している。
「Chim↑Pom」は6人組で、
平成20年に広島の上空に飛行機で「ピカッ」という文字を描いて騒動になった。
今回の絵は「LEVEL7 feat.『明日の神話』」と題され、
岡本氏のタッチで壊れた4つの原発建屋が描かれている。
メンバーの卯城竜太さん(33)は「(原発事故で)歴史は更新されてしまったので、
ヒバクのクロニクル(年代記)に(福島を)付け足した。
作品を岡本太郎記念館に寄贈したい」などと話した。
芸術?悪ふざけ? 若者6人「チンポム」初の作品集2010年6月26日
エリィを中心に、神出鬼没の活動で人気の「チンポム」
ここ数年、ストリートアートの話題を独占した感のある6人組、
Chim←Pom(チンポム)が初の『チンポム作品集』(河出書房新社)を発表した。
作品には「社会に揺さぶりをかけよう」といった政治的な意図も見え隠れするが、
悪ふざけに見えなくもない。
挑発アートの旗手、いったい正体は何なのか?
◇渋谷のネズミ剥製
【事件簿1】2006年11月、東京・渋谷のセンター街に6人の若者が現れ、
夜の繁華街で大型ネズミを捕獲した。
ネズミを剥製(はくせい)にして黄色のスプレーを塗りつけ展示。
作品名「スーパーラット」。
赤い頬(ほお)の不気味な剥製は、どうみても日本が世界に誇るアニメキャラの……。
リーダーの卯城竜太にエリイ、林靖高、岡田将孝、水野俊紀、稲岡求の6人チームは、
現代美術家の会田誠の周辺に集まっていた学生、バンドマンたち。
思いつきに近いアイデアを5人のメンバーで時には徹夜でたたき、
最後に“美神”エリイにプレゼンテーション。
「面白い/つまんない」と一刀両断されて採否が決まる。
忌み嫌われるネズミも、剥製にして色を塗ったら「Kawaii」キャラか?
ほかにも渋谷の上空にカラスの大群をおびき寄せた作品「ブラック・オブ・デス」など、
皮肉な視線や死を扱ったテーマが目立つ。
林は「過激なようだけど、商店街とも警察とも、もめたことはない」。
水野も「ネットで動物保護団体に批判されたことはあったけど。
でも直接抗議にはこないね」と話す。
◇広島上空でピカッ
【事件簿2】08年、広島の原爆ドーム上空で「ピカッ」という文字を飛行機で描いた。
新聞などで批判にさらされ、リーダーの卯城竜太は謝罪会見を開く。
一部からは謝罪会見を開いたことを、「腰が引けてる」と二重に批判された。
だが卯城は「作品自体を謝ったんじゃない。人を傷つけたのだとしたらそのことを謝罪した」。
メンバーは、被爆者団体を回った。
「新聞はたたくばっかだったけど被爆者団体の方が
『一回の失敗でくよくよするな』と励ましてくれたね」と岡田が言う。
ふざけているようで、社会性の強い作品が多いのも特徴だ。
「アイムボカン」では、内戦で多くの地雷が残され、犠牲者を出しているカンボジアを訪れる。
地雷で吹き飛ばしたのは高級ブランドのバッグや財布、プリクラ帳……。
ギャル顔のエリイがどすのきいた低音ですごむ。
「私ら、一本筋を通していることがあるんすよ。
それは、身近なもので心にキャッチされたことだけを作品にすること」。
卯城が補足した。
「カンボジアや広島が“身近”になっちゃうのは、みんなで話し合うから。
表面的な〈今、ここ〉じゃない。
世界の中の〈日本〉、過去からつながっている〈今〉になる」
◇穴から露出し続け
【事件簿3】全裸で公園で騒ぎ、スマップの草なぎ剛が公然わいせつの疑いで逮捕された直後。
天井も壁も真っ白に施工したギャラリーに穴を穿(うが)ち、水野が穴から男性器を露出し続けた。
作品に共通するのは規制が厳しくなる一方の社会への「おちょくり」、
馬鹿馬鹿しいユーモアによる批判精神だ。
だが卯城は「挑発は重要だけど、何かへの抗議目的で作品を作ることはない」といなす。
「面白いことしようとしたら、どうしたって社会性、政治性が出る。
レコードのA面、B面みたいなもんでしょ」
8月、東京都江東区の「SNAC」で個展を予定している。(近藤康太郎)
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