goo blog サービス終了のお知らせ 

YUKI

言語、言語で表現できることすべて

カルメン・マキ&寺山修司…時には母のない子のように

2021-10-06 21:59:02 | Weblog

カルメン・マキ『時には母のない子のように』

その比較的高画質な動画を見つけた。

「本当に親のいない子供にとっては残酷な歌」と言う批判があったという…

思うに、この歌は

・父のない子が

・母との愛憎に満ちた濃密な関係性に絡めとられながらも

・自らを異邦人と感じてしまう

そういう、どこか「未成熟な」人の歌なのだ。

カルメン・マキ、寺山修司がそうであるように。

 

同様の歌として『戦争は知らない』がある。

この歌は

・父を戦争で失った子が

・父への憧憬を感じ

・母に別れを告げる(自らが母となる)

そういう、「成熟」に向かう歌なのだ。

 

高校生のマキは、寺山の舞台を観て衝撃を受け入団。

寺山は、マキを主役に抜擢するだけでなく、

詞を朗読させ、歌唱させ…

まさに、完璧な寺山ワールドが炸裂する。

 

マキ自身、そうしてできた最初のアルバムを

『傑作』と自画自賛。

 

寺山にしてみれば、カルメン・マキの出現は

自らの文学世界が「受肉」したかのようだったのではないか。

 

ちなみに、

2015年、64歳の「成熟」し過ぎた?

カルメン・マキが歌う

『時には母のない子のように』の動画…

やはり人生経験のせいか、「歌い上げて」しまうんだね、

余韻・余白の美が薄れている。

 

しかし、同じコンサートで歌った

『戦争は知らない』は、非常に好ましく聞こえるのである。

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BDU シャツジャケット & M65... | トップ | ニューバランスについて知っ... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事