YUKI

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ためいき交じりの教育雑感…OECD推奨の企業戦士&21世紀型学力

2016-11-01 22:59:05 | Weblog
日本のいわゆる教育界では、OECD流の21世紀型学力が
至上のゴールであるかのようだ。

ところがコレ、この学力観は
企業戦士にアンケートしたものが原点にある。
つまりは、企業戦士養成ギブスみたいなものだったりする。

内田樹の極論が云うように、
エーゴ勉強してアフリカに逝って死んで来い!という代物。

大学でグローバル戦士というか、
グローバル企業に都合のいい使い捨て人材-
(人材という言い方自体、使い捨てを意味しているわけで)
を養成するために、高大接続するという話が
いつの間にか大学入試改悪になり、
わけわかんない冗談のような試験問題を
ねつ造することになりつつある。

まぁ、既にある小論文問題の焼き直しで
合否を判定することになるらすぃ。

しかしねぇ、だったら、今のままでどこが悪いのか?
現行の入試問題をどの程度研究して改悪しようとしているのか?

全く不透明なのが実情。
企業戦士養成の新傾向問題のサンプルは
そのあまりの程度の低さに驚きだけがあったw

こういうテストをやるから
こういう学力をつけろというのは
今と全く変わらないわけだが、
その判定が物凄く曖昧になるだけじゃぁないのか?

それでいて、テストのための学力=学校知
でしかない、というこの矛盾というか当然の帰結w

学校は企業戦士養成所ではない。

よりよく生きる、よりよい社会を築いていく人間を
育てる場として学校があるのなら、
このど~しようもない世界の実態に
目をむけさせるべきなのではないのか?

なんかね、隠蔽工作が横行してるような…

ネット、人工知能、金融資本主義とか
なんでガッコでは教えないんだろうね?

不都合な真実というやつなのだろう。
誰にとっての不都合かは…

OECD(経済協力開発機構)―世界最大のシンクタンク (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社
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