生き物たちの姿が見えないこの時期、虫たちはどうしているのでしょうか?立ち枯れした朽木をのぞいてみました。
シデムシでしょうか。急いで身を隠そうと移動しています。
幼虫(キマワリの仲間)でしょうか? 木クズの間から這い出してきました。
コメツキムシのようです。朽木の中にもぐろうと必死です。
スズメバチの女王蜂も越冬していました。ほとんど身動きせずちょっと刺激を与えると足を動かすくらいです。
新女王のスズメバチは10月頃羽化し、雄と交尾した後に朽木などで越冬し、越冬から目覚め巣作りを始めるのは5~6月頃です。巣作りを始めるまでの半年以上の間、体内にため込んだ脂肪を栄養にして全く餌もとらずに長い越冬生活を送ります。
<スズメバチの生活史>
越冬から目覚めた女王蜂は単独で巣をつくり、働き蜂の卵を産み、この働き蜂が成長すると今度は働き蜂が中心となり、巣を大きくします。女王バチは産卵に集中し、夏の終わりごろには雄蜂や新しい女王蜂の卵を産みます。秋には雄蜂や新しい女王蜂が巣立ち、別の巣の雄との交尾を終えると来年の巣作りまで越冬します。
つむぎの家の里山では雄の雉が繁殖期を前に「ケーンケーン」と甲高い鳴き声を響かせ、盛んに自身の存在を雌にアピールしています。春の訪れもまもなくでしょうか。