イワガラミの冬芽と葉痕
イワガラミの冬芽は、オレンジ色の芽鱗に包まれ、毛が密生し、葉痕は大きな三角形で魔法使いのおばあさんのようです。
イワガラミ(ユキノシタ科)
イワガラミの名は、大きな岩や木に絡んで生長する生態そのものに由来。ツル性植物で写真は、気根を出してウワミズザクラの木に絡んでいます。
アズキナシの冬芽と葉痕
アズキナシの冬芽は、水滴形で4~5枚の芽鱗に包まれつやがあり、葉痕は、半円形で維管束痕は、はっきりしません。
アズキナシ(バラ科)
アズキナシは、果実が小豆に似て梨のような石細胞を持つのでこの名があり、山林の開けた場所に自生しています。
アズキナシの樹皮
木肌は、黒紫色で白い皮目が散在し、あたかも目盛のように見えるので、ハカリノメ(秤目)とも呼ばれています。
バイカツツジの冬芽と葉痕
バイカツツジの冬芽は、頂芽の周りに側芽が集まり、長卵形で先がとがっています。葉痕は心形で真ん中に維管束痕が見え、大きな口をあけて深呼吸しているようです。
バイカツツジ(ツツジ科)
バイカツツジは、花が梅の花に似ていることからこの名がついています。裏山の一角のほとんどがバイカツツジですが葉に隠れるように花が咲くために目につきにくく、花の最盛期を見逃しています。
1週間前に今冬初めての大雪(15㎝)が降りましたが、昨日は作業をしていて汗ばむような温かさでした。陽の光が雪を溶かしポトンポトンと滴る水が、春の足音のように聞こえてきました。