カバイロコメツキ
立春を前に、虫たちはどうしているのでしょうか?朽木の中をのぞいてみました。
カバイロコメツキは体に合わせた窪みに身を寄せ、じっと春を待っていました。
ダイダイヒトフシムカデ
朽木をひっくり返した裏側には小さなダイダイヒトフシムカデが現れ、「寒いよ~」と15対のあしでそそくさと逃げ隠れてしまいました。
クチキムシ
立ち枯れの樹皮をはぐと、クチキムシが数匹「まぶしいよ!」とでも言っているように暗い穴に逃げ込みました。
枯木をのぞくと一瞬、幼虫が出てきたと思いましたがよく見ると小さな卵が集まって幼虫に見まごう形で越冬中の卵塊でした。 不明?
何の幼虫でしょうか、1、5㎝ほどの小さな透き通る幼虫です。 不明?
朽木の布団の中で暖かそうですね。不明?
フクログモでしょうか。樹皮のすき間に糸で袋をつくりその中で成体で越冬しています。
成虫で越冬するもの、幼虫や卵で越冬するものと、昆虫たちの冬の過ごし方はさまざまですが、見ようと思わなければなかなか出会えない虫たちの冬越し。「忘れないで! 忘れないで!僕たち 私たちも地球に生きる生き物なのよ!」と語りかけているようです。