イワウチワ(イワウメ科)
岩地に生え、葉がうちわに似るのでこの名がついています。
大小迫山の奥入り(南尾根道、徒歩50分)にイワウチワが咲きました。昨年に比べると花の付きが悪く、生長もいまいちです。
昨日の朝は霜が降りて冷え込みましたが、日中は5月を思わせるほどの暖かさを感じる日もあり、一気に咲き誇ったようです。直径2㎝ほどの小さく可憐な花です。
蕾の時は、淡紅色の花の色も濃く、茎や萼片は赤みを帯びています。
松葉に埋もれて咲くイワウチワ。
純白の花をつけたイワウチワ。
イワウチワが咲いている雑木林。
この場所は、アカマツと広葉樹の混交林で、イワウチワは北斜面の広範囲に自生しています。かつて出会ったイワウチワと比べると葉も花も小さく、まばらな花の付き方です。立派な花を咲かせるには間伐をして、適度に日当たりをよくしてあげなければと思っていましたが、ついに花の時期を迎えてしまいました。今回この自生地を訪ね感じたことは、マツの葉が降り積もって、イワウチワの葉の全体が見えない状態でした。「松葉かき」をすれば良かったのかなと自問自答していますが、これまでにない今年の寒い冬の影響もあったのでしょうか?。徐々に山の手入れをしていきたいと思います。
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