ガガイモ(ガガイモ科)
ヤマト(犬)の散歩コースのネットに絡まって、ガガイモが3個の実を結んでいました。種髪を楽しみにしていたところ、昨日、3個のうち2個の袋果の割れ目から絹毛が風になびいていました。
北西の風にあおられ種髪が始まっていたのは、2個だけであとの1個は実が裂けたばかりのようでした。
小舟のような形の実が縦に裂け、中から白銀の絹毛をまとった種が、今にも飛び出しそうです。
拡大してみると、直径が5~6cm位のふわふわと円状に広がった美しい絹毛です。
2個目の袋果は、今、種髪が始まったばかりで風になびく優美な姿を見せてくれました。
袋果が割れたばかりの、ガガイモの中を覗いてみました。
扁平な楕円形をした翼のある種が、規則正しくぎっしりと詰まっていました。
中の様子を写真に撮るために、割れ目をちょっと広げると種髪が飛び出してきました。旅立ちです。
絹毛のパラシュートをつけたガガイモは、風に身を任せてより高く、より遠くへと新天地を求めて旅立ちました。
恥ずかしながら、種髪という言葉も、「しゅはつ」と読むことも知りませんでした。
ありがとうございました。
http://www.ehonnavi.net/ehon/1404/%E3%81%B5%E3%82%8F%E3%81%B5%E3%82%8F%E3%81%B5%E3%81%A8%E3%82%93/
懐かしいです。読んだのはおそらく幼稚園や小学生の頃ですが,覚えているものですね。
ガガイモの語源は諸説あるようですが、日本神話ではスクナビコナの神がガガイモの果実のサヤ(小舟)に乗ってきたとされています。神話にも登場する夢のある植物ですね。
今度は、ぜひ、実物にあってくださいね。ふわふわしていて、暖かく頬ずりしたくなりますよ。