大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

幼虫から成虫へ(ヨモギエダシャク)

2011年09月21日 | 昆虫

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8月の中旬、仏壇に飾った切り花の下に、たくさんに糞があるのに気づき、よく見るとシャクトリムシが菊の葉や花を食べ、排泄したものでした。茎と同じように見える5㎝ほどの長さの薄茶色がシャクトリムシです。

どんな成虫になるのかその過程を観察することにしました。

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終齢幼虫・・・8月末には、餌を食べなくなり、糸が見えてきました。

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9月初めには、蛹になりました。

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2週間後、蛹から蛾の成虫が出てきました。

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ヨモギエダシャクです。

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裏側の模様。

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真上から見たヨモギエダシャク。

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白黒を基調とした斑模様の地味な色合いですが、イキなドレスですね。無事に羽化し、同定ができましたのでそっと自然に放してあげました。蛹で越冬しますので、ヨモギエダシャクの活動はまだ続きます。

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シャクトリムシとほぼ同時に、切り花にしたノコギリソウにアゲハの蛹がついていました。

羽化に立ち会える喜びを思い描き、わくわくしていましたが一向に変化がなく日増しに蛹の色が悪くなっていきました。

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9月中旬、よく見るとアゲハの蛹に小さな穴があいていました。アオムシコバチが出た穴です。

アオムシコバチは、さなぎになる直前のアオムシに産卵し、アゲハの蛹の中で成虫になって飛び出すそうです。

昆虫の世界では、すざましい生存競争が繰り広げられていますね。自然界の厳しさを感じます。


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