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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

トウモロコシを食べた犯人は誰?

2014年08月12日 | 動物

8月3日、つむぎの家の畑でトウモロコシを作っている方が、収穫期を迎えた「食べごろのトウモロコシがハクビシンにやられた!」とガッカリした様子で話されました。つむぎの家の裏山で、カラスに追いたてられたハクビシンを見たことはありましたが、これまで、農作物を荒らされた経験は一度もありません。

当初、周辺農家の方々の、ハクビシンによる農作物の被害を訴える話もよく耳にしていたので、4年前に被害を想定し、捕獲器を購入、里地にセッティングしたのですが一度も入ることなく、野ざらしになっていました。

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8月4日に、我が家のトウモロコシ畑を見に行くと、やはり動物に荒らされていました。


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ざっと十数本のトウモロコシが食べられ、食べかすが散乱、その食べ方を見て驚きました。人間が食べるのと同じように、上手に皮を剥き、一粒も残さず実をきれいに食べているではありませんか。こんな無駄のない食べ方をする動物はいったい何でしょうか?。

かつて、トウモロコシをカラスに食べられたことがありますが、とても雑な食べ方でしたが、こんなにもきれいる食べる動物は前足を器用に使える動物に違いありません。

とりあえず残っていたトウモロコシにネットをかけ、センサーカメラを設置しました。


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始めに、センサーカメラに映っていたのは、猫とアナグマでした。アナグマがトウモロコシを食べた??。

アナグマは、つむぎの家の里地ではよく目にする動物で、これまでの被害はミミズなどの土壌生物を食べるためにコゴミなどを根元から掘り起こしたことくらいで、大きな被害はありませんでした。

雑食性ですので何でも食べるとはいえ、トウモロコシの食べ方は、アナグマの仕業とは信じがたく、しばらくセンサーカメラを設置し、様子を見ていました。ところが、その後写っていたのもアナグマとネコの尻尾でした。


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昨日の3時、ついに真犯人と思られる動物が写っていました。

額から鼻にかけて白粉を塗ったような鼻筋の長いハクビシンです。ネコの尻尾と思っていた動物は、ハクビシンの尻尾であったことが判明しました。

シカ防護ネット網の穴を潜り抜け、木登りも上手なハクビシンに、トウモロコシの味を覚えられてしまっては、(木製の捕獲器は無用の長物になっていました)今のところ打つ手はなく、今後の対策を考えなければなりません。