とにかく毎日毎日大雨続きのイズミルでした。激しく降ったかと思うと青空が見えそうに・・・と思うとまた大雨、ここ3・4日そんなことの繰り返しでした。トルコで雨が多いのは黒海地方ですが、この冬トルコで一番雨が降ったのはエーゲ地方だったそうです。夏の水不足を心配しなくてもいいかな。
あいにくのお天気でお客さんの入りが心配された昨日のコンサートでしたが、開演時間の頃には客席はほぼいっぱい。昨年も2月に行われた「TURGOK(トルコ視覚障害者図書館)」と「イズミル国立交響楽団」のチャリティーコンサート、今年は昨年のコンサートの9日前に亡くなったTURGOKの創設者GULTEKIN YAZGAN(ギュルテキンヤズガン)氏の一周忌を記念するコンサートでした。
招待状(点字表記もあります)
今回のソリストは昨年に続きフルート奏者のSEFIKA KUTLUER(シェフィカクトゥルエル)さんと、ギター奏者のSINAN KURSUN(シナンクルシュン)さん。イズミルからアンカラへと拠点を移したお琴奏者の末冨敦子さんを通して、SEFIKAさんがイズミルの私を思い出し、招待してくださったのです。感激・・・。
TURGOKの創設者GULTEKIN YAZGAN(ギュルテキンヤズガン)氏の遺志を継ぐ夫人から点字図書館の充実に尽力した方たちへの感謝状贈呈の後、モーツアルトの「フィガロの結婚」で華やかにコンサートが始まりました。SEFIKAさんはフランソワボルノの「カルメン幻想曲」で登場されました。この曲は有名なビゼーのオペラ「カルメン」の名旋律を使ってフルート用に編曲されたものなのだそうです。3回もアンコールに登場してくれたSEFIKAさん、中には私が学生の頃吹いていた曲もあって「また吹きたいモード」に。
2部は若きギター奏者のSINANさんが、おなじみロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を熱演されました。こじんまりとしているけれど音響も設備も自慢できるイズミルのコンサートホールAASSM(アフメドアドナンサイグン文化センター)で、フルート、クラシックギターの音色が染み入るように響きました。
最後はヨハンシュトラウスの「ラデッキー行進曲」。ちょっとウィーンのニューイヤーコンサート気分にも浸れました。指揮者のENDER SAKPINAR(エンデル サクプナル)さんは会場からの拍手へもタクトを振ってにぎやかなフィナーレでした。
今年もSEFIKAさんのCDにサインをしてもらい、今日は朝からフルート三昧です。
天気は悪くてもシクラメンは満開。
☆現在のイズミル☆
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日本に帰った時に、フルート私も久しぶりに吹きたくなり吹いたら、音がひどかったー(笑)
昔は、かなり長い曲とか吹いていたのが今では信じられません。
日本に帰った時に、フルート私も久しぶりに吹きたくなり吹いたら、音がひどかったー(笑)
昔は、かなり長い曲とか吹いていたのが今では信じられません。
フルートをふけるなんてうらやましいです。いい趣味ですよ。ぜひおやりになるといいと思います。
私のように田舎に住んでいると、なかなかコンサートに行く機会もありませんが、クラシックも良いだろうなと思っています。
あ、酒田は田舎ですが、酒田フィルもありました。映画「おくりびと」に出てきたオーケストラです。今年はコンサートに行ってみようかな。
ふだんはTVラジオ専門です。
ね!酒田フィルがあるでしょう?私にとってクラシックのコンサートはご褒美みたいなものです。だからやっぱりいいホールでいい音で、いい観客とともに聴きたいなあ。
TVラジオは解説つきだし、TVだと演奏者の表情や手元もよく見えていいですね。
この3月22日(金)に旅行でイズミルに泊まります。
ちょうどこの日の20:30からイズミル国立響のコンサートが
あることを知り、是非行きたいのですが、アクセスがわかりません。
チケットの購入方法も含めてご教示いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。