あけましておめでとうございます。2011年をイズミル湾に上がる花火で迎えました。キーンと冷たい空気、石炭の燃える煤の匂いで改めて「トルコにいるんだなあ」と感じます。おせち料理もお雑煮もない元旦、いつもの通りパンとチャイの朝食に日本への懐かしさがつのります。
家から静かなイズミルの街を3時間ばかりぶらぶら歩きました。イズミル湾からアルサンジャック、キュルトゥル公園へ、新年のすがすがしさを感じたかったのですが、やっぱりお正月は日本に限りますね。
一休みした場所は1905年創業、イズミルの老舗REYHAN PASTANESI(レイハンパスタネシ)というケーキ屋さん。黒海地方RIZE(リゼ)県のCAMLIHEMSIN(チャムルヘムシン)という場所は優れた菓子職人を輩出することで有名なのだそうですが、このCAMLIHEMSINからお金を稼ぐ為にかつての帝政ロシアへ渡った人々がさらに腕を磨いてトルコに戻り各地でおいしいPASTANEを開きました。そのひとつがこのREYHAN PASTANESIなのだそうです。レトロとモダンが一緒になったおしゃれな空間、訪れる人もお金持ちっぽくおしゃれをしたお年寄りが多く、お店の雰囲気にとてもよく似合うのです。今までトルコで食べたケーキの中では一番美味しかった栗のケーキに感激でした。
2011年、今年はどんな年になるでしょう。「イズミル便り」を訪問して下さる皆さんと一緒に健康で元気に一年を過ごせますように・・・。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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