イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

日本年も終盤

2010-12-11 13:25:15 | JIKAD・トルコにおける日本年

素敵なドレスの神谷郁代さん。

雪まじりの氷雨が降る土曜日です。昨日から急に気温が下がり、今朝イズミル湾の向こう側の山を見るとうっすらと冠雪。突然冬がやってきたイズミルです。1年続いた「2010年トルコにおける日本年」もいよいよ終盤、今年の「イズミル便り」はすっかり日本年カラーで染まった感がありました。

あまりにも時がたつのが早く、記事を書くのが追いつきません・・・。アドナンサイグン芸術センター小ホールで神谷郁代さんのピアノリサイタルがありました。ピアノだけのリサイタルなんて久しぶりです。目の覚めるようなトルコブルーの素敵な衣装をお召しになった神谷郁代さん、満員のトルコ聴衆にいささか緊張気味でいらっしゃったのか、観客側も少し固い雰囲気のコンサートとなりました。でもクラシック音楽ならこんな雰囲気もいいですよね。

緊張した姿も微笑ましい。

ビデオ撮影するトルコ人多数。

この日は行事のはしごです。アドナンサイグン芸術センターのコンサートが終わるとすぐにその足で、徒歩10分の場所にあるギュゼルヤル文化センターへ移動。こちらでは山梨県からいらっしゃったアマチュアの舞踊グループの方たちによる「伝統的音楽と舞踊」公演がありました。素人の方たちなので本番前になって「私達できるかしら・・・」「普通の主婦なのに・・・」と言い出す方もいらっしゃったそうで、開演が心配されましたが幕が開けば会場のトルコ人たちの温かい拍手を受け、「幸せなら手をたたこう」では舞台客席が一体となってトルコ語で歌を歌い手をたたき楽しんでいました。

実は私はこちらがお目当て。

ゲストとしてトルコのフォークダンスグループが好意で出演をしてくれ、かっこいいエーゲ地方の踊りを披露してくれました。最後には客席のトルコ人も舞台に上がり盆踊りで大盛り上がりでした。

さすがトルコ人!すぐに盆踊りもマスター。

踊り続きで翌日は、プロの舞踊集団「菊の会」の公演が「国立オペラ・バレエ エルハムラ劇場」で行われました。第一部は「三番叟(さんばそう)」や「石橋(しゃっきょう)」「釣女(つりおんな)」などの伝統的な演目を外国人向けにわかりやすい演出で見せてくれました。トルコ語の字幕つきで、ちょっと古い日本語になるとトルコ語で意味を確認しないといけない日本人失格な私でした。

翌日の地元紙に大きく取り上げられました。

第二部は現代の音楽にのせて様々な踊りを次々と披露してトルコ人も大興奮。最後の阿波踊りは女性の上品な仕草や美しさに「トルコ人が、私とこの女性達が同じ日本人だと知ってショックを起こすんじゃないか」と心配したほどきれいでした。フィナーレは客席に皆さんが降りての阿波踊りとなりました。私たちJIKADのメンバーは日本の国旗を振って応援しましたよー。あとで菊の会の方たちに「皆さんが国旗を振ってくださったでしょう?本当に嬉しかったですよー」と言っていただき感激でした。

鍛錬された動きが美しい。

会場からは「日本人になりたい!」などという賛美も聞かれたそうです。日本人の何気ない仕草、指の先まで心の行き届いた静かな所作などに感心するトルコ人もたくさんいました。女性からも「日本人の男性はハンサムだし背が高いしかっこいいー」と言う声も。日本人、本当にもっともっと自信を持つべきですね。そんなことにも気がつかせてくれた日本から来てくださる皆さんに感謝です。

日の丸振りました。

余談ですが、公演後記念撮影などをしている時、先日の「にじいろジーン」で案内役をつとめてくれたスメイイエ、「菊の会」の方に「二部の音楽はEri Sugaiさんですよね」と話しかけ「おおおお、よく知ってますねえ」と驚かれていました。「それ誰?」と言う私にスメイイエは帰宅後ビデオのリンクを送ってくれたのでした・・・。KAT-TUNとか赤西仁とかもスメイイエから教えてもらっております。

 

 

 

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