イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

NEO-JAPONESQUE(ネオジャポネスク)

2010-03-23 08:00:21 | JIKAD・トルコにおける日本年


もう2週間前のことになりますが「トルコにおける日本年」行事の一つとして「NEO-JAPONESQUE」コンサートがアフメドアドナンサユグン芸術センターで行われました。イズミルの前に公演があったブルサでは大盛況でイズミルでも混雑が予想されるので早めに行ったほうがいいという情報があったのですが、案の定1100人ほどのホールでしたが満席で立ち見もいたほどでした。



この日は書道家の川邉りえこさん、マリンバの三村奈々恵さん、ソプラノの小川里美さん、バイオリンの川井郁子さんによるコンサートでした。



ステージに元禄スタイルの着物が飾られ、そこへ登場した川邉りえこさんが大きな筆を使ってダイナミックに文字を書きます。日本人の私にも何が書かれたのかはわかりませんでしたが、司会者の「トルコの国旗の月と星、そして日本の国旗の太陽(日)と言う文字です」と言う説明に会場からは「おおおお」と言うどよめきが。書いた文字がステージに大きく掲げられると会場の雰囲気も一気に「ジャポネスク」になってコンサートが始まりました。



マリンバはトルコにはなく、このコンサートの為にドイツからはるばる運んできたのだそうです。トルコ人にとって初めて耳にするマリンバの音はとても耳に心地よく響いたらしく、そしてトルコの音楽も数曲演奏したので奏者の三村奈々恵さんは大人気!小さな身体にスポーツマンの様な筋肉で演奏する姿が印象的でした。夫もマリンバが気に入ったらしく「マリンボ、マリンボ」と言っていました。



トルコ人におなじみの曲目演奏で拍手喝采のビデオ。

ソプラノの小川里美さんは1999年にミスユニバース日本代表、スレンダーな姿と優雅な動きが目をひきました。天は二物も三物も与えてしまったようです。



バイオリンの川井郁子さんは小柄な身体が楽器そのもののような情熱的な演奏にひきこまれました。



日本にいる時は、聴く機会のなかった演奏家の方たちですがこうやって国外ですばらしい演奏を聴くことが出来て本当に嬉しく思います。特に若くて美しい日本の女性の活躍はことさら皆さんに自慢したくなります。



演奏会のあとはロピーで大使主催のカクテルパーティーがありました。こういう時いつも遅れをとる私達ですが今回もやっぱり…。でもマリンバの三村さんが演奏時の衣装のままロビーにいらっしゃったのでJIKAD(日本イズミル文化交流教会)の皆と記念撮影をしてもらいました。気軽にサインをしたり大忙しでした。


マリンバの三村奈々恵さん。

知っているメロディが聞こえるとすぐにハミングをしたり、演奏が終わるやいなや拍手をしだすトルコ人、音と音の間や余韻、また最後の響きまでを聴いていたい私としてはいつも不満に思うトルコ人のコンサートマナーですが、まあこれは感動を一刻も早く素直に現したいということなのだと思うことにしましょう。







お隣さんのデリンちゃんも見に来てくれました。
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