我が家のKangoo号。アンカラナンバー06です。
私は日本でも運転免許を持っておらず車とは縁のない生活をしていたので車やそれにかかわることには全く知識がありません。もし間違ったことを書いていた場合はご容赦を。
そんな私でも「車検」と言う言葉は聞いたことがあります。日本では普通何日か整備工場へ持ち込んで点検、整備、車検を通してもらうのではないでしょうか。車検に結構な費用がかかることや税金を払う為にボーナスをはたいたと言う話も聞いたことがあります。
トルコでこれと同じシステムはあるのでしょうか?ARAC MUAYENESIというものが毎年あります。直訳すると「交通手段検査」とでもなるのでしょうか。うちは毎年12月に居住地管轄の「国道第2地域管理局車検ステーション」と言うところへ車を持ち込みます。さてこのARAC MUAYENESIなるもの、公道へ車が出て事故のないように車がちゃんと走る状態かどうか検査をするものだと思いませんか?車って目で見ただけで正常かどうかわかるものなのでしょうか。そりゃあ運転をする者として毎回乗る前や運転しながらチェックはするでしょう。交通ポリスが整備不良車には罰金を科すでしょう。だから車検ステーションではもうちょっと専門的な詳しい検査をするんじゃないの?と思っている皆さん、それはトルコでは間違いです。トルコのARAC MUAYENESIは例のHARACならぬHARCを国が合法的に徴収するためのもののような気がしてきました。
GWやお盆の日本の高速道路みたい。
ここで手数料を払ったら別の建物で認証印をもらいに走ります。忍耐の2時間。
さてこの日は9時半に車検ステーションへ到着、既に車は長蛇の列です。待つこと2時間でようやく車検の場所へ近づきました。車検を受ける前に車検手数料と言うものを出納で収めて、更に認証印を他の建物でもらってから車検に臨まなければなりません。ここで罰金や税金の未納分がないかどうかをチェックされます。ここも長蛇の列。でも車の列は遅々としながらでも進んでいるわけで車を動かし、更に支払いの列にも並ばなければ車検を受け付けてくれないのです。運転手のほかに私のような暇人同行者がいれば、その人が支払いの列に並べばすみますが、一人で来ている人は車がずりずりと動く時に車へ走り戻って数メートル前進させ、またまた順番を空けてもらっておいた支払いの列に走って戻る、と言う漫画のようなことを何度も繰り返していました。トルコのお役所仕事の典型です。案内板も指示もないので一般人は走り回り疲れ、担当者は動かずにその場で横柄な態度。わけのわからない一般人はお互いに八つ当たり、一般人同士であちこちでけんかが始まります。
2時間並んでめでたく我が家の車も車検場へ。担当官の発した言葉は「ブレーキ踏んでー」「方向指示器をつけてー」「左ー」「もっと強くー」以上でした。あとはボンネットや運転席を空けさせて改造車ではないか等チェック。ものの2分で終了です。一瞬の出来事で写真を撮るのも忘れました。
やっと順番が。でも2分で終わります。
我が家の車はルノー社のKangoo、トルコではKAMYONET(小型トラック)扱いになります。だから車検も年1回、普通の乗用車は2年に1回のようです。若干税金なども高くなります。ちなみに年間支払っている税金などは下記の通り。高いです。もちろんこの他に保険があります。しかもトルコは今や世界一ガソリンが高い国の一つです。夫は毎年「もう車売っぱらう!どこへ行くのもタクシーを使ったほうが安い!」と怒っています。
税金 2月333.61YTL、7月329YTL
車検手数料 年1回96.70YTL
排気ガス検査料 年1回14YTL
合計 773.31YTL(約65.000円)
※保険(kaskoとtrafikの2種類でうちは最近事故ってないので) 年間約500YTL。
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