ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

学生さんの感想(名古屋市立大編 )その3

2018年04月01日 | 6. エコツアー参加者の声
2月のツアー 学生さんの感想 Iさん

出会いの場、つながりの場

今回のツアーでは、さまざまな出会いがありました。まずは、ゆいツールのかおりさんらをはじめ、一般参加のお二人、ランタン村の人々などといった「人」との出会いです。今までの旅行やツアーのなかで、これほどさまざまな人と出会って話をする機会はありませんでした。次に、「自然」との出会いです。村での生活、マングローブ見学では、きれいな空気に包まれて心が洗われる感覚がありました。反対に、コンクリートが多い町の日中の暑さには驚きました。名古屋の暑さもこれに匹敵すると思うと、私たちは自分事として、都会の気象の問題について問い続ける必要があります。ゴミ銀行との出会いは、発展途上の地域の環境問題や環境教育について深く考えるきっかけになりました。そして、「文化」との出会いは私のなかで特に大きなものでした。村での生活のなかで「文化とは何だろう」という問いがキーワードになるという話になりました。この問いに私が答えるとしたら、「暮らしのかたち」ではないかと思います。そのかたちは、モスクや布や食べ物のように見えるものもあれば、歌や宗教そのもののように見えないものもあります。ムスリムの多いロンボク島で、イスラム教のなかの暮らしに出会って触れたことは、私のなかでとても良い経験になりました。神を信じることが文化の土台であり、それが暮らしを形づくっていく。その形はとてもシンプルであることもわかりました。村のなかで感じた、動物や植物といった自然との共生や、他人への気遣いもそこからあらわれているのではないでしょうか。多くの場面で宗教と生活のつながりを感じました。一方で、私たちは何を信じているのか、何を大事にしているのか問い続けなければならないと思いました。

自分を見つめて

これらのさまざまな出会いを通して、あらためて自分について省察することができました。それを自分の「強みと弱み」という言葉で言い換えるなら、例えば、強みに関しては、私は歌が好きであるということ。村で覚えたあの歌を、村のみんなで気持ちよく歌えたことはとても嬉しかったし、これからも大切にしたい曲です。一方で、弱みに関しては、気持ちを形にするのが苦手であること。折り紙について説明するときやワークショップでの発言では声が小さくなり、自分でも何を伝えようとしているのかわかりませんでした。基本的に受け身なので、他人の気持ちを聴き取ることに優先し、自分の気持ちを言葉で表出しないことが多いです。だからこそ、今回のツアーでは、「悲しい」とか「ありがとう」とか「嬉しい」とか「つらい」という思いが表現できず、特に村では涙を流すことしかできなかったのではないかと思います。これからは一大人として、自分の言葉で気持ちを表したいです。まずは、このツアーのなかで出会った皆様に感謝です。本当にありがとうございました。

最後に、教育にたずさわる人間として、このツアーでの学びをもっと掘り深めて、伝えていきたいです。方法は無限にあります。

Iさんが参加したツアーの報告 ⇒ 報告①報告②報告③報告④報告⑤報告⑥報告⑦報告⑧

Yさんの感想はこちら。Nさんの感想はこちら

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