ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

エコツアー体験記2017:村での食事から得た「ローカル文化」の学び

2018年01月28日 | 6. エコツアー参加者の声

2017年12月のエコツアーの参加者(M2さん)の声です。

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私は「ローカル文化を知る」ことが大好きです。今回のスタディツアーには、その機会がたっぷりあって本当に幸せでした!

例えば、ランタン村での食事から得た「ローカル文化」の学びは、以下のようなことです。

●おかずに対してごはんをたっぷり食べること(そうしないと「食事をした」気がしないらしい)。

●おかずは、野菜がメイン。タンパク質は川魚が多くて、ときどき噛み応えがある引き締まった鶏肉も。

●辛いソース(サンバル)の小皿がついてくること。

●ロンボク島はインドネシアのなかでも辛い料理で有名なこと。そして、現地の人は日本人が耐えられない辛さを全然辛いと思っていないこと。

●手は水の入ったお皿で洗うこと。 

●左手は使わず、右手でごはんを食べること。

●食後の右手は、自分のふくらはぎ・すねでふくのが伝統的な文化であること。その足で田畑に入ると栄養が田畑にまわって豊作になるという言い伝えがあるため。

●床に座って食べること。

●食事と食事のあいだに、米粉せんべいや果物が軽食として出されること。

●足を痛めて瀕死状態のヤギを、村の男の人たちが解体して一部の参加者が食べたこと。ヤギ解体の技術を男の人が持っていること。

●偶然捕獲した鹿を私たちに特別にふるまってくださったことから、鹿がお客さんに出す高級品だということ。

食事からの発見だけでもこれだけあることからもわかるように、「スタディツアー」はその名のとおり、毎日「学び」だらけの日々でした。

この学びは、私がひとりでロンボク島を観光して、ホテルのレストランで食事を済ませていたら、できなかったでしょう。

現地の人と同じ釜の飯を食べ、交流したことからこそ学びが得られました。

今では、日本にいてもその文化が学べます。

なぜならロンボク島からメッセージを送ってくれる友達ができて、SNSを通じて日本でも彼らの普段の暮らしが分かるからです。

私は、日本に帰ってきてから、よりいっそうロンボク島やインドネシアについて知りたいという気持ちが溢れてきました。

日本から遠く離れた場所で、私を想ってくれる人がいる一方で、私自身もその地域や人を想うという関係性は、私の宝物です。

つくづくと、すばらしいスタディツアーに参加したな、と実感しています。

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 M2さんが参加したツアーの報告もご覧ください。

報告①報告②報告③報告④報告⑤報告⑥報告⑦報告⑧…(まだ続く)

エコツアー体験記2017(参加者の声):Yさんの感想Mさんの体験記Y2さんの感想

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エコツアー体験記2017:日本に帰ってきた途端、逆カルチャーショックとの戦い...

2018年01月23日 | 6. エコツアー参加者の声

引き続き、2017年12月のエコツアーの参加者(Y2さん)の声です。

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ロンボク島での9日間…。

心の底からあんなに笑ったのは、いつぶりだろう。

今、改めてロンボク島での日々を思い出すと、そんなことを思います。

 

人の温かさ…。

2時間以上遅延している乗り継ぎ便を待つジャカルタの空港で、たまたま出会ったロンボクの方。

日本に技能研修生として来ていたという彼は、「自分が日本にいた時に、たくさん日本人に助けてもらった」と、晩ご飯を食べていなかった私たちにパンを買って来てくれました。

貴重品が全て入ったバッグをお店に忘れた時。

運転手のパマンさん、ジュニさん、お店の店員さんをはじめとするたくさんの方々のご協力のおかげで、バッグの中身も全て戻ってきました。

 

そしてランタン村の方々の心遣いと温かさ、そして笑顔。いつも心の中にあります。

温かさや笑顔の連鎖が起き、その場にいるみんなが幸せになれる。そんな場所でした。

Jalan jalan(散歩)しながら村の自然について教えてくれたり、農作業体験をさせてくれたり、kelapa(ココナツ)を取ってきてくれたり、川で洗濯や水浴びをしたり、伝統的な衣装を着せてくれたり、ジルバブをつけたり、結婚式へ連れて行ってくれたり…。

(↓ これはカカオ)

(↓ こちらがココナツ)

(↓ 村に設置されたプラスチックボトル専用のごみ箱)

 

(↓ ホストファミリーのみなさんと)

(↓ 飛び入り参加した結婚式で)

雨が止むのを待つ時間も、毎食後のティータイムも、限られたインドネシア語の単語とジェスチャーだけでコミュニケーションをした時間も…。

何気ない日々の暮らしが当たり前のように、村の自然や人と結びついていて、そこにある「つながり」の全てに支えられていた生活でした。

 

そんな村で出会った同年代の若者たち。

子育てや自分の村を少しでもよくしていこうと活動している様子は、とても活気に満ちていて、今後の生き方を考える私に、大きな刺激を与えてくれました。

 

日本に帰ってきた途端、待っていたのは逆カルチャーショックとの戦いでした。

水が流れるトイレ、きちんと整備された道、簡単につながるネット環境…

高いビルや人工物に囲まれた街並み…

自然や人から切り離されてしまっている生活…

あんなにゴミ問題について話し合ったのに、必要のないゴミを、ロンボクでの生活以上に出してしまう生活…

確かに日本での生活は、とても便利かもしれません。しかし、その中で違和感を感じ、息苦しさを感じてしまうのも事実でした。

目を背けたくなるようなたくさんのジレンマを目の当たりにし、改めて今後何ができるのか、何をしてかなければいけないのか、考えていこうと思いました。

 

全くわからなかったインドネシア語。生活の中で少しずつ覚えていきました。

Saya mau pergi di Lombok.

またいつか、ロンボクへ行きたい。その時には、今よりもインドネシア語を身につけて…

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Y2さんが参加したツアーの報告もご覧ください。

報告①報告②報告③報告④報告⑤報告⑥報告⑦報告⑧…(まだ続く)

エコツアー体験記2017(参加者の声):Yさんの感想Mさんの体験記

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エコツアー体験記2017:川で洗濯・水浴び(マンディー)そして歯磨きも!

2018年01月21日 | 6. エコツアー参加者の声

2017年12月のエコツアーの参加者(Mさん)の声です。(実は彼女も2回目の参加)

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ランタン村一日目。
ホームステイ先で『衣類を洗濯したい』と伝えると、溜水が少ないので、明日の朝、川へ洗濯に行こうということに。
『川へ洗濯に?! あの桃太郎の!!!』
なかなかできない経験に、好奇心と嬉しさで朝になるのが待ち遠しい~。

ロンボク島の田舎の多くはお風呂に細い管を通し、川の水や雨水を一日中チョロチョロ流して溜めておいて、桶などで水をすくって使用します。
そして、一日に何度かマンディーという水浴びをします。村の人にとって〃水〃はとても大切なものです。

ランタン村二日目の朝、いよいよ待ちにまった川へ洗濯に行きます。
洗濯物の入った大きなタライを頭に乗せ、さぁ出発です!

家の横から田んぼを抜け

岩と岩を削ったような細い道を通り

上り坂、下り坂、さらには草の生い茂る道なき道を越えてーーーーー約15分。

到着!
しかし、ここは水が少ないため洗濯ができず、さらに奥の水場を求め進むことになりました。

正直、山道を歩くことに慣れていない&ビーチサンダルなので、最初はちょっとした坂も少し怖く感じました。

しかし、案内役のハリスさんやリカさんとティウィさんがいつも、手を差し伸べサポートしてくれるので安心して山道を歩くことができました。

さらに『これ、炒めるとおいしいの!』と葉っぱを摘んだり、きれいなお花を教えてくれたりと驚くことばかり。大自然を満喫です!

そこからさらに歩くこと約7分。大きな川が見えてきました。十分な水があるので、ここで洗濯をすることに。流れの強い川なので、ちょっとバランスをくずしたらびしょ濡れです。まずは、足場と洗濯板となる大きな石を探します。

川での洗濯。

さらに、案内役のリカさんとティウィさんがマンディーをはじめました。
二人の姿に、最初はとまどいながらも、私たちも~~とまずは顔洗いに挑戦。

そして、よーし髪の毛も洗っちゃおう!

ここまできたら、歯磨きも!!

さっぱりきれいになりました~☆☆☆☆

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Mさんが参加したツアーの報告もご覧ください。

報告①報告②報告③報告④報告⑤報告⑥報告⑦報告⑧…(まだ続く)

エコツアー体験記2017(参加者の声):Yさんの感想

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観光の島ギリ・メノへ!学生向けエコツアー2017 報告⑧

2018年01月19日 | ⇒【学生他(2017年12月)】

さて、ランタン村とお別れした若者たちは、ギリ・メノ島へ出発しました。

これまでの報告①報告②報告③報告④報告⑤報告⑥報告⑦もご覧ください。

パブリックボートに乗って、すぐ船酔いしてしまった参加者(左)。

ギリ・メノ島は村や街とはまた違った環境です。というか、ザ・観光地といった感じの場所です。

舟を下りると、馬車がお出迎え。(シンデレラになった気分♪)

この島は、車やバイク(ガソリンで動くもの)は乗り入れ禁止なので、移動は馬車(チドモ)か自転車か徒歩です。

(最近は、電動バイクに載っている住民もいます)

泊まるところは、いつもの「Diana Bungalow(ディアナ・バンガロー)」。

夕方は、シュノーケリングです。

みんな、思い思いにシュノーケリングを楽しんでいました。

夜は、一緒に行ったティアさん(ウダヤナごみ銀行代表)にヘナをしてもらった参加者(女の子のみ)。

インドネシアでは、結婚式などでヘナをする女性がいます。

ムスリムの女性は人前で肌をさらすことができないため、ちらりと見える場所に精いっぱいのおしゃれをするのです。

ティアさんは、とってもクリエイティブな人で、ヘナも上手です。

翌朝は、島の子供たちと「海の生きものプログラム」をやるつもりでしたが、ここでも雨。で、子供たちは現れませんでした。

ツアー参加者と、バンガローのご夫婦の子供と一緒に海の生きものについて学びました。

参加者たちは、ロンボクの村や街の他にもこういった観光地を訪れることで、ロンボクの観光の可能性とあわせてごみ問題についても幅広く考えることができました。

さて、旅はもう終盤です。(続く

ツアー参加者の声も一緒にお読みください。

エコツアー体験記2017(参加者の声):Yさんの感想Mさんの体験記Y2さんの感想

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エコツアー体験記2017:2度目のロンボク。人のあたたかさとやさしさと笑顔が溢れる場所

2018年01月16日 | 6. エコツアー参加者の声

2017年12月のエコツアーの参加者の声を、順次あげていきますね。

今回は、昨年に続き2回目の参加となったYさんの感想です。

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【Tokyo】✈︎【Jakarta】✈︎【Lombok】

着実に近づいている。みんなとの思い出が蘇る。大好きなランブータン(写真下)。驚きの形のパイナップル(写真さらに下)。

食べ過ぎたドラゴンフルーツ。村でのホームステイ。ゴミ銀行。…そしてみんなのとびっきりの笑顔。

期待に胸躍らせるって、こういうことかと実感する瞬間。

今年はどんな人たちと出会うんだろう。

パマン(運転手兼ガイド)とアンディ(日本語ガイド)は私の事覚えているかな。

ドキドキとワクワクを胸にたっぷりつめこんでいざインドネシアに。

(↑ ランタン村到着!)

到着して活動が始まると時間はゆっくりと流れていった。日本での時間に追われてる感覚が無くなる。

一人一人の人と顔を合わせ、コピ(コーヒー)をのんで対話する。

その一瞬一瞬に私は幸せを感じていた。

(↓ これはココナッツ)

日本で私はここまで人の顔を見て、直接会って目を見て、話していただろうか。

こんなにも目の前にいる人を知りたいと思って接してたことはあっただろうか。

ふと、考えていた。

私にとってこの場所、インドネシアは特別な場所。それは楽しかった思い出だけでなく、

自分の好きになれない部分をしっかり見つめた、自分をちょっと好きになれた場所でもあるからだ。

自分の弱い部分・嫌な部分がでてもここで共に過ごした人たちは、私を見捨てなかった。

私は私でいいのかもしれない。

初めて素直に思えたのはみんなのあたたかさだった。笑顔だった。

(パマンと日本語ができる運転手のジュニさんと)

ここはやっぱり“人のあたたかさ”と“やさしさ”と“笑顔”が溢れる場所だなと改めて実感した9日間だった。

帰国後、私はインドネシアロスになるほどみんなが恋しくなった。言葉では表せない感情が、溢れ出る。

それを笑顔にしてくれたのもやっぱりインドネシアの、人々だった。一緒にインドネシアに行った人たちだった。

テレビ通話でホストファミリーと話をする。【遠くにいても家族だよ。】その言葉が今の私にはすごく染みた。

(↑ ホストファミリーらと一緒に。例の3つ子たちの家です)

また行きたい。もっと知りたい。もっともっと話したい。

だから、またインドネシアに行きます。そう心に決めた2018年1月。

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Yさんが参加したツアーの報告もご覧ください。

報告①報告②報告③報告④報告⑤報告⑥報告⑦…(まだ続く)

エコツアー体験記2017:Yさんの感想Mさんの体験記

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ランタン村お別れの宴!学生向けエコツアー2017 報告⑦

2018年01月13日 | ⇒【学生他(2017年12月)】

そうこうしているうちに、ランタン村最後の夜を迎え、私たちはランタン村村長のお宅にお呼ばれました。

これまでの報告①報告②報告③報告④報告⑤報告⑥もご覧ください。

夕食のメニュー。左上から、ロントン(お米を蒸したもの)、空心菜にピーナッツソースをかけたもの、シカ肉の串焼き。

左下へ。シカ肉入りの野菜スープ、豆腐とテンペ(大豆の発酵食品)をサンタン(ココナッツミルク)で煮たもの。

これを手で食べます。(もちろん、ごはんと一緒に)

日本の若者たちは、村にいる間にすっかり手で食べることに慣れてしまいました。

さて、食事が終わるとオパンさんの家で、お別れの宴が始まりました。(司会をするタンティさん)

子供たちが、歌を歌ってくれます。

日本の若者も、現地の人のファッションをしているため、もはやあまり見分けがつきません。

村の若者と子どもが、インドネシア国歌を歌ってくれました。

日本人からもお礼で歌を返したり。

ホストファミリーからお別れの挨拶があったり、日本人からもお礼を述べたり。心に残る宴となりました。

翌朝は、お別れです。2日前に作ったココナッツオイルもお土産にもらって、村を後にしました。

出発までに、それぞれのホストファミリーと、世話をしてくれた若者たちと、写真を撮りながらなごりを惜しんだ参加者たち。

旅はまだ続きます。報告⑧はこちら

エコツアー体験記2017(参加者の声):Yさんの感想Mさんの体験記Y2さんの感想

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翌日も村の若者とワークショップ!! 学生向けエコツアー2017 報告⑥

2018年01月08日 | ⇒【学生他(2017年12月)】

前日に引き続き、ランタン村でワークショップを行いました。

本当は、午前中は「ごみ調査」の予定でした。でも、若者たちとごみ探しに出かけるはずが、雨。

予定を変更して、前日までに村を歩いて見てきたごみの状況について話し合ったり、村人に聞くはずだった項目を村の若者たちにヒヤリングすることにしました。

これまでの報告①報告②報告③報告④報告⑤もご覧ください。

●話し合った項目

「どんなごみが捨てられていますか?」

「ごみがたくさん捨てられている場所は、どんなところですか?」

「あちこちに捨てられているごみを見て、あなたはどう感じますか?(インドネシア人、日本人)」

●ヒヤリング項目

「普段、あなたはどこにごみを捨てますか?」

「ごみ問題への対策はどんなものですか?」

「ごみの危険性についてあなたは知っていますか?」

話し合いの結果です。

「どんなごみが捨てられていますか?」

ーインスタントコーヒーの個包装の袋、紙、レジ袋、アルミニウム、鉄、赤ちゃん用おむつ、飲み物のガラス瓶、洋服

ー水が入ってたプラスチックボトル、家で使っていた道具など、飴の袋、お菓子の袋、食べ物の残り、牛のふん

ープラスチック、紙、ペットボトル、カン、赤ちゃん用おむつ

「ごみがたくさん捨てられている場所は、どんなところですか?」

ー家の裏庭、川・どぶ、畑、田んぼ、道ばた、側溝

ー穴、ごみ箱、川、池、山

「あちこちに捨てられているごみを見て、あなたはどう感じますか?(インドネシア人、日本人)」

(インドネシア人)

ー非常に悲しいし、気になる。住民はごみをポイ捨てすることがどんなに危険か(環境に害があるか)気がついていない。

ーポイ捨てされているごみをみて腹が立つ。でもそれ以上に私は自分自身に腹が立ちます。なぜなら自分の村の悪い習慣を変えることができないから。

ー悲しい。

(日本人)

ーせっかくきれいな自然があるのに、ごみのせいで自然が失われてしまうのではないか。

ーなぜダメだとわかっているのに捨ててしまうのか?

ーこの地域にはとてもたくさんのごみがあって、そんなごみを見るのは好きではない。この村をもっときれいにしたいと思う。

ーどうしてみんなごみをポイ捨てするのだろう。村の人たちが日本人のようにごみをちゃんと捨てるようになってほしいし、それを子供たちにも伝えてほしい。

ー本当は、ごみをポイ捨てすべきではない。環境を汚してしまう。

ーもったいない。

●ヒヤリング項目

「普段、あなたはどこにごみを捨てますか?」

ー家の前や後ろ、人の畑、道ばた

ーごみ捨て場

「ごみ問題への対策はどんなものですか?」

ー今時点で、私たちはごみの有用性や危険性について知らず、管理する方法もわからない。

ー集めているプラスチックのボトルやカップ以外は、燃やしている。

「ごみの危険性についてあなたは知っていますか?」

ー知っている。ごみは景色を汚す。

ー知っている。土や水を汚染する。病気の原因にもなる。

ひととおりのワークが終わったところで、日本のごみ処理システムの紹介を日本の若者からしました。

昼食後は、中部ロンボクのマスマス村のハビブさんを招いて、「村ツーリズムを発展させるためには」と題して話し合いました。

Menghadiri Pak Habib dari Desa Masmas yang sudah maju dalam desawisata, di Lombok tengah.

ここでの話し合い結果は、また改めてご紹介します。(ここでは写真のみを載せます)

ハビブさんは、マスマス村で主に欧米人向けに村ツーリズムを実施しています。(10月にゆいツールが訪問した時の様子

つまり、ランラン村の若者たちの大先輩です。今回、若者たちとハビブさんを引き合わせることができたことも、ひとつの成果だったと感じています。

ハビブさんに自己紹介するタンティ。(おそらく。3つ子のため判別が難しい)

さて、ワークショップが終わったら、日本の若者たちは「にょんこらんを見に行こう!」と誘われて出かけていきました。

にょんこらんとは何か?(参加者からの報告を待ちましょう)

報告⑦はこちら

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村の若者とワークショップ!! 学生向けエコツアー2017 報告⑤

2018年01月04日 | ⇒【学生他(2017年12月)】

ランタン村で一泊した翌日「村の暮らし体験」の後、午後はワークショップ「ツーリストから見た村のいいところやお客さんを迎えて感じたこと」&「ごみについて考えるプログラム」を実施しました。

これまでの報告①報告②報告③報告④もご覧ください。

まずは自己紹介。今回のツアーのホスト役のオパンさんです。

グループに分かれてのディスカッションのテーマは以下の通り。

日本人:「ランタン村のいいところ、残念なところ」

インドネシア人:「お客さんを迎えて感じること、日本人に聞いてみたいこと」

インドネシア人チームからは、お客さんを迎えて「うれしい。誇らしい。やる気がでる。幸せだ。またランタンに来てほしいと思う。ランタン村の村ツーリズムを発展させていきたい」などの意見がありました。

日本人に聞きたいことは「どうやって村ツーリズムを発展させていったらいいだろうか?」「どうやって環境をきれいにしたらいいだろうか?」「滞在中、何か不快なことはなかったか?(改善のために教えてほしい)」「ランタン村の印象は?」などでした。

日本人チームの話し合いの結果です。

よいところ:「人と人のつながりが密で、お客さんへのケアがしっかりしている」「「自然が豊富でリラックスできる」「アニメとかの話題で会話も盛り上がる」「食べ物がオーガニックが多い」「気遣いしてくれる」

よいところ:「人の温かさ。人と人のつながりを感じる。(東京では一人で生きられるけど、村では)協力しあって生きている」「自然の豊かさ」「情報の少ないところ」「シンプルなライフスタイル」「自給自足/オーガニック」「ネットに依存していない」「人と人が向き合って生活している」「知恵がある。生きる力がある」

残念ところは、やはりごみが多いこと。その他、「トイレの使い方を教えてほしい」「手で食べる方法を教えてほしい」「家にひとりは英語ができる人がいたらありがたい」などのアドバイスも。

話し合いのあとは、恒例の「ごみについて考えるプログラム」体験。

一回休憩をはさんだため、村の若者の大半が姿を消してしまったのは残念なところ。

それでも、オパンさんとタンティ、クリスナ、ティウィ(なんと三つ子!)などが参加してくれました。

このメンバーは、村でのエコツアーを準備/対応する中で一番学び成長した若者たちです。

翌日は、ごみ調査の予定でしたが、雨のため「若者へのヒヤリング」に切り替えました。(続く)

報告⑥はこちら

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素朴な村の暮らしに幸せが隠れている?! 学生向けエコツアー2017 報告④

2018年01月02日 | ⇒【学生他(2017年12月)】

今回、ツアーを終えて日本に戻った若者たちは、多かれ少なかれ逆カルチャーショックを感じているようです。

豊かな日本で、便利さに慣れて暮らしてきた自分たちの生活を見直す機会になったのは、なんといっても3日間の村での生活でした。

ランタン村で一泊した翌日、午前中は「村の暮らし体験」をしました。

これまでの報告①報告②報告③もご覧ください。

Mahasiswa dari Jepang menginap di desa Lantan, dan mengikuti aktivitas kehidupan masyarakat di sana.

まずは、ココナッツオイルを作るために、ココナツを割ります。

すでにほとんどのココナツは村の若者が割ってくれていましたが、ひとつだけ残してくれていたものを日本の若者が割ってみます。

大きな鉈で手を切りそうでドキドキ。村の若者にとっては日常的な作業でも、私たちにとっては未知な体験。

続いて、ココナッツを削る作業。

伝統的な方法でやっていると日が暮れるので、隣では近代的な道具でココナツを砕いていきます。

ココナツオイルを火にくべるために、村の若者たちが火起こしをすると日本の若者たちはその様子を写真に撮ります。

火を起こすことの何が珍しいんだろうか、と思われたに違いありません。

そこへ、お皿に不思議なものを載せてハリスさんがやってきました。ハリスさんはオパンさんと一緒に若者をもてなす係です。

お米と綿と水とピナンという木の実と、シリという葉っぱとコインです。

薪を使って火で作業をするときには、これを準備するんだよ、とハリスさんが教えてくれました。

煙で目が痛くなったときには、綿に水を湿らせて拭えば痛くなくなるとか、コインには魔物がやってこないようにする力があるとか、ロンボクの伝統的なお呪い(おまじない)のようです。

ココナツを砕いたあとは、水を加えてぎゅうぎゅうと搾ります。

そして、その液を火にくべます。絞った状態のものは、ココナッツミルク(サンタン)で、インドネシア料理によく使われます。

ココナツオイルを作る横では、コーヒーづくりが始まります。これが材料です。左のものはなんでしょうか?塩?砂糖?

答えは、米。ロンボクのコーヒーは、お米と一緒に焙煎します。

まずは、お米を炒めるところから。

炒めたお米をちょっと味見。バナナの葉っぱに載せています。

一通りお米を炒めてから、コーヒー豆を投入してさらに炒めます。

さて、ココナツオイルとコーヒーづくりを村の女性に任せて、若者たちは田んぼへ繰り出します。

集落より田んぼが下にあるので、眺めが抜群です。田んぼについたら稲刈り作業。

そして脱穀作業。田んぼでの作業は、機械化は進んでいないので、すべてマニュアル(手作業)です。

田んぼから戻ると、コーヒーがすっかり黒くなっていました。お米入りです。

ココナツオイルは、ココナッツのかすと分離していました。かすも食べられます。

こうして、午前中の体験が終わりました。日本の若者たちにとっては、すべてが未知との遭遇です。

こちらは、火をくべている横でガイドのアンディが始めた遊び。パパイヤの葉っぱの長い茎に、切れ目を入れてトランペットにします。

インドネシアの人は、何にもないところで生きていくのが得意。

コンビニとかスーパーとかレストランとか電化製品とか電子機器とか居酒屋とか電池で動くおもちゃとかその他いろいろ、私たちの生活を便利に豊かにしてくれるものが何もないのに、なぜか豊か。不便なのに幸せ。

もちろんロンボクだって発展中で、街の中は日本とあまり変わりません。村の若者たちだってスマホを持っているし、SNSも盛んです。

だけど、村の若者たちはまだ伝統の中で生きています。

今回、ある参加者は帰国後に「日本は綺麗で便利で快適だけど、失ったものも多くあると気づかされた」と言っていました。

それは日本から出ないと感じられないこと。ロンボクのような素朴な暮らしを体験してみないと、わからないこと。

さて、午後からはワークショップです。(続く)

報告④はこちら

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