12月末の2日間、ロンボクで日本のNPOの関係者向けにエコツアーを実施しました。
参加者は、認定NPO法人地球の友と歩む会のMさんです。
ガイドを務めたのはゆいツールボランティアのティウィ、ドライバーはマデです。
最初に訪れたのは、アマニ・エコ・スクール(NTBマンディリごみ銀行のアイシャ主宰)です。
Perjalanan Ekowisata untuk orang Jepang dari LSM, di Lombok 2023
え
(左端:日本のNPO関係者Mさん。左から2番目:ティウィ。右端:アイシャ)
Mさんは、アマニ・エコ・スクールのシステムはどのようなものか尋ねました。
アマニ・エコ・スクールは、すべての関係者、特に学校にオーガニックごみ及び非オーガニックごみの管理方法を学ぶ機会を提供してします。
そして、いくつかのごみ銀行や住民らと協力して、販売可能な廃棄物を収集しています。
また、障害のある人々に手工芸の分野で能力を伸ばす機会を提供しています。
(開発中のパイナップルの繊維で作った布)
エコスクールの次は、スンパル村のごみ分別場(TPS 3R)を訪問しました。
スンパル村の村長と数人のスタッフがMさんとボランティアを歓迎してくれました。
スンパル村のTPS 3Rでは、廃棄物から作られたガラス瓶を使用して、オレンジの葉から作った飲みものが提供されました。
オレンジの葉は、TPS 3R で集められたオーガニックごみから作ったコンポストを使った、オーガニック農園(村所有)からのものです。
Mさんがスンパル村のTPS 3Rシステムについて尋ねました。村では、(不適切な場所に)ゴミを捨てた人に罰金を課すという条例を導入しているそうです。資金については、村の基金と各家庭月1万ルピアのコミュニティ寄付金を活用。スンパル村のTPS 3Rには26人の作業員がいます。
Mさんからは村の川の状況はどうなのかと質問し、現在、村内で川にゴミを捨てる人はいないという話でした。
TPS 3R では、スンパル村だけでなく、北バトゥクリアン地区のテラタク保健センターを含む他の村のごみも一部受け入れているそうです。
Kades. Semparu pak Rawis dan stafnya mengantarkan tamu di TPS 3R Semparu.
(液体コンポストのタンクを見学)
(左端:スンパル村のラウィス村長)
余談:私が、ツアーコーディネートのためにラウィス村長に連絡をとったときに、マタラム市周辺にあるTPSがすべて稼働していない、という情報があり、何故なのかと思い、州の環境局スタッフやラウィスさんに質問してみました。
州の環境局スタッフに「なぜ、スンパル村以外のTPSがうまくいっていないのか?」聞いてみると、「マネージメントの問題」「村長の決断」と言われました。結局そうか、と思いました。
インドネシア人あるある。最初だけ勢いがよくて、お金が続かないとすぐ止める。施設が無駄になる。
ラウィス村長には「他のところが失敗する中、なぜスンパル村では続いているのか?」聞きました。
村長は「TPS 3Rはスンパル村にとってとても必要なものだから」と答えました。
ティウィとマデに後日聞いてみると、TPS 3Rはスンパル村役場のすぐ裏にあり、コントロールがしやすいという理由もあるようです。
見たところ、村長がとても熱心に管理をしているようです。
実は、ゆいツールは2018年10月に何人かの若者を連れてこの施設を訪れています。(ブログはこちら)
現在まで施設が稼働していて、素晴らしいと思いました。
(施設のスタッフ、村長さんとMさんら)
昼食後、Mさんは田園風景や滝を見にランタン村を訪れました。Mさんはランタン村の廃棄物処理についても尋ねました。
村では今でも、値打ちのないプラスチックごみを燃やしている人がいます。 一方、ランタン村のTPS 3Rはまだ建設中です。
(ランタン村で。マデとMさん)
ちなみに、Mさんが訪れたランタン村の滝についての動画(2分44秒)はこちら。
翌日は、午前中、クカイ・ブルスリごみ銀行(パイズルさん主宰)を訪問しました。
パイルズさんは住民に、自宅から出る廃棄物の分別を呼びかけています。パイズルさんは川のゴミ問題についてMさんと話し合いました。
パイズルさんによると、廃棄物問題は上流から発生しているため、河川の廃棄物は下流ではなく上流から解決する必要があるということです。
Mさんはまた、かつて日本の河川の状況はロンボク島よりもはるかに悪かったこと、日本が河川からゴミを取り除くには長い時間がかかったとも説明しました。
(左端:パイズルさん)
昼食後、Mさんはバゲッ・クンバールのマングローブ林エコツーリズムを訪問しました。地元ガイドのフスニさんがMさんに同行し、マングローブ林の状況を説明しました。Mさんは現在、東ヌサトゥンガラ州のスンバ島でマングローブの植林を行っているため、バゲッ・クンバールのマングローブ林にとても興味を持ちました。 フスニさんはそこに存在するさまざまな種類のマングローブについて説明しました。
(伝統的な塩づくりの道具を見るMさん。右端がフスニさん)
余談:ゆいツールとしては、この機会に11月に研修を行った成果(⇒研修の様子)を見せて欲しい、と思い観光グループリーダーのアグスさんにお願いしていました。当日は、アグスさんの弟のフスニさんが対応したそうですが、できればそれ以外の若者にやらせて欲しかったな、と思いました。それでも、フスニさんが経験を積めば、他のメンバーに教えることができるので、それに期待したいです。
今回、ロンボクまでお越しいただいたMさん、ありがとうございました。
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現地からの報告。(インドネシア語)
Lapoan Perjalanan Ekowisata untuk orang Jepang dari LSM, di Lombok 2023
Guide : Tiwi
Driver : Made
Kamis : 28 Desember 2023
- Perjalanan diawalin dengan mengunjungi Amani Eco School. Ibu Masako menyanyakan bagaimana system dari amani eco school. Amani Eco shool memberikan kesempatan kepada semua pihak terutam sekolah untuk belajar bagaimana pengelolan sampah organic dan non organic. Sistem yang digunakan ialah amani eco school bekerjasama dengan beberapa bank sampah dan komunitas untuk mengumpulkan sampah yang siap dijual. Selain itu pada sekolah ini memberikan kesempatan untuk penyandang disibalitas untuk mengembangkan kemampuan mereka dalam bidang kerajinan tangan.
- Setelah dari amani eco school Ibu Masako mengunjungi TPS3R yang ada di desa semparu. Kami disambut dengan sangat baik oleh Kepala Desa Semparu dan berapa staff. Kami disajikan salah satu minunam khas dari daun jeruk yang menggunakan gelas dari botol kaca hasil olahan sampah di TPS3R semparu. Daun jeruk tersebut merupakan hasil dari kebun organic yang dimiliki desa Dimana menggunakan pupuk olahan sampah di TPS3R. ibu Masako bertanya terkait system TPS3R di semparu. Dalam regulasinya TPS3R semparu menerapkan peraturan desa Dimana Masyarakat yang membuang sampah sembarang akan dikenakan denda. Terkait pendanaan Menggunakan dana desa dn iuran masyrakat sebesar 10 ribu rupiah perbulannya. Terdapat 26 orang pekerja di TPS3R semparu.Ibu Masako juga bertanya bagaimana keadaan Sungai didesa semparu, untuk saat ini tidak ada lagi masyrakat yang membuang Sungai di desa tersebutr. Pengolahan sampah di TPS3R tidak hanya datang dari desa semparu tetapi desa desa lain juga salah satunya PUSKESMAS Teratak yang ada di Kecamatan Batukliang Utara.
- Setelah dari Semparu , Ibu Masako berkunjung ke Lantan melihat area persawahan dan air terjun yang ada di Lantan. Selain itu ibu Masako juga menanyakan terkait pengolahan sampah di Lantan. Untuk saat ini masyakarat masih membakar sampah yang tidak bsa dijual untuk sampah plastic. Sementara itu TPS3R di Lantan masih dalam tahap Pembangunan.
Jumat : 29 Desember 2023
- Perjalan diawali dengan mengunjungi Bank Sampah Kekait Berseri milik pak paizul. Pak Faizul mengajak warga untuk memulai memilah sampah dari rumah. Pak Faizul berdiskusi terkait masalah sampah yang ada disungai dengan bu Masako. Menurut Pak Faizul sampah yang ada disungai harus diselesaikan dari Hulu bukan hilir karena permaslahan sampah bersumber dari Hulu. Bu Masako juga menjelaskan kondisi Sungai dulu di Jepang jauh lebih buruk dari Lombok dan jepang perlu waktu lama untuk membersihakn Sungai dari sampah.
- Selanjutnya bu Masako mengunjungi Ecowisata hutan mangrove di Bagek Kembar. Ibu Masako ditemani oleh guide local yaitu pak husni dalam menjelaskan kondisi hutan mangrove yang ada di bagek kembar. Bu Masako tertarik untuk mengunjungi mangrove di bagek kembar karena sekarang sedang melakukan penanaman mangrove di Sumba NTT. Pak husni menjelaskn berbagai macam jenis mangrove yang ada disana.
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