ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

生き物クイズ第11弾!海の生き物シリーズ①

2020年11月26日 | ⇒生き物クイズ

1か月ぶりの生き物クイズです!今回は、「海の生き物シリーズ①」。一種類の生き物を扱うのではなく、海の生き物でまとめてみました。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリクマさん

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。(イラストはボランティアのMさん担当)

では1問目。「クジラ、イルカ、サメ 違う仲間はどれ?」

「違う仲間ってどういうこと?」と声が上がりました。「哺乳類とかそういうの?」中学年の子が言ってくれます。

そうそう。同じ海に暮らしてはいても、その生態が他と違うものはどれか、ということです。

子供たちに「生態」という言葉は通じないので、言い方に苦労します。

人間と同じように、子供を産んでお乳で育てる仲間が哺乳類ですが、上の3つのうちひとつは違う仲間です。

「魚介類!」と言った3年生がいましたが、惜しい!「魚類」です。

魚は卵から孵りますが、一部のサメはお母さんの体の中で卵を孵してからこどもを産むものもあるので、ややこしいところです。

哺乳類は、肺呼吸。魚類は、エラ呼吸。という区別の仕方もあります。

肺呼吸の動物は、海の中では呼吸ができません。人間もしかり。

「え、じゃあ、クジラやイルカは海の中では息を止めているの?」と言ったのは、なんと先生。

そうなんです。背中にある呼吸する穴で、海面に出たときに「プシュー!」と息をしているのです。

サメは息継ぎの必要はありません。大人でも知らないことがあるんですね。

2問目。「ラッコについてまちがっているのはどれ?」

これは、赤と黄色が多かった印象です。

「ポケットなんてないよ~」と言っていた子供も、「肉のたるみにしまっておけるんだよ」と知ってびっくり。

面白かったのは、黄色の「夜は陸に上がって、仲間と集まって休む」を正しいと思っている子がいたこと。

うそやろ~と自分でつっこみながら作っていたので、「もしかしたら、そうかも?」と思わせることができて成功でした。

3問目。「ペンギンについてまちがっているのはどれ?」

これは答えはばらけました。

低学年の子は、問題を理解するのに時間がかかったかも。

一見、ぜんぶ正しいように見えるし、じゃあ黄色だ!(きっと日本にペンギンはいる!)、と挙げた子供もいたことでしょう。

答えは、赤です。

中学年の何人かは、「北極(周辺)にはいない」と知っていました。

でも、どうして南極(周辺)にいて北極(周辺)にいないのか?と聞いたら、「南極と北極は寒さが違うから」と答える子もいて、まだ日本以外の地域のことについては知識が浅いなぁと感じました。(当たり前ですが)

今回クイズに登場した、「クジラ」「イルカ」「サメ」「ラッコ」「ペンギン」は、いつかまたクイズに登場させたいと思っています。

子供たちには、生き物たちが暮らしている環境についても、思いを馳せて欲しいものです。

(山)

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