ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

学生向けエコツアー♪ 名古屋市立大編 ロンボクの伝統紹介と小学校でのプログラム体験~報告⑤~

2018年03月08日 | ⇒【名古屋市立大(2018年2月)】

2月に行った、名古屋市立大学の学生ツアーの報告の続きです。

報告①はこちら。報告②はこちら。報告③はこちら。報告④はこちら

ワークショップに参加した日の夜は、ロンボクの伝統紹介の時間でした。

まずは、ふたつのグループに分かれて、と指示がありました。

ひとつは「伝統衣装グループ」。もうひとつは「ササック語(ロンボクの民族の言葉)の歌グループ」。

そうして「伝統衣装グループ」では、着替えが始まりました。そして、衣装の意味を学びます。

一方、「ササック語の歌グループ」のほうは、小さな紙が配られて歌の練習です。

若者同士わいわいがやがや。

時間が経つと、それぞれのグループごとに発表の時間です。

ロンボクの伝統の、女性と男性の衣装について説明を聞きます。

そのあと、歌の発表です。

村の若者が意味を説明しながら、ツアー参加者は覚えたてのササック語の歌を歌います。

それから、自由タイム。伝統衣装はみんながかわるがわる着てみました。

実は、この伝統紹介の時間は、12月のツアーの時もありました。

その時にいろいろと反省点が出て、村の若者自身が改善をして、今回再チャレンジをしたのです。

こうやって、実施したことから自ら学びを得て改善し、次につなげるという流れは、環境教育/ESDの場で非常に重要です。

それこそが主体的な学び、能動的な学びになっていくのです。

さて、翌朝は小学校へ。

何をしに行ったかと言うと、ゆいツール恒例の「ごみについて考えるプログラム」を子供たちと一緒に体験するためです。

実施者は、ゆいツールボランティアのスカディくんです。

そして、村の若者側の三つ子たちは学校の先生でもあるので、サポートに入ります。

(写真下。水色のジルバブ:髪を隠す布をつけているのが、三つ子のひとりタンティ)

ツアー参加者も子供たちのグループに交じっています。

体験が終わるとサイン会と写真撮影。スターのようです。

学校でのプログラム実施でも、村の若者オパンとタンティは、見事なコーディネートを見せてくれました。

実は、ふたつの小学校の子供たち(5,6年生)と中学生を呼んでくれていたのです。

なぜなら、村にはふたつ小学校があって、私が「プログラムをやらせてほしい」と頼んだ時に、どちらかひとつだけで実施すると不公平になるから、と両方から子供を連れてくることを提案してくれたのです。

そして、プログラムが終わって帰る子供たちには、水とちょっとしたお菓子を配っていました。

そういう、準備や裏方の部分というのは、ちゃんと見ていないと評価できません。

ただ思いつきで学校へ行って、こちらがやりたいからと一方的にプログラムを実施するのではなく、こちらの意図と受け入れる側のコーディネート、サポートしてくれる人たち(今回は学校の先生方)の協力があって、質の良い学びは生まれるとつくづく感じます。

 (→報告⑥

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