ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

若者たちの学びとプラスチックごみとの付き合い方

2018年05月27日 | 11. ≪スタッフコラム≫

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

本日、昨年12月の学生向けエコツアーの一部の参加者と都内で会って、いろいろと話をしてきました。

もう半年近くたつのに一緒に行ったメンバーで集まると、強烈にロンボクを思い出し帰りたくなるようでした。

そして気がついたのですが、参加者が書いたレポートをきちんとブログで紹介していませんでした。

過去2年間の学生エコツアーの成果(レポート)は、このページからダウンロードできます。

2017年12月のレポートの目次です。

1. ツアー概要
2. ロンボクで体験した村ツーリズム
3. ランタン村での暮らし
4. ロンボク島のいくつかのごみ銀⾏について
5. 芸術村カウィス・クリサンとNTB マンディリごみ銀⾏
6. インドネシアのマングローブに対する考察〜マングローブ観光地を訪れて〜
7. 私を⾒つめたインドネシア〜2度目の村ツーリズム〜
8. 宗教文化の濃いロンボクの村で感じた、愛と幸せ
9. ツアーに参加した感想
10.あとがき〜2017年度のツアーを振り返って〜

8人8様の感じ方と学びがありました。

今日、ツアー参加者が言っていたこと。

「日本に帰ってきてしばらく、コンビニで買い物ができなかった。買ってきた商品のパッケージを考えるとすごくごみが出ると思って。」

「ペットボトルとか捨てられなくて、何かに使えるはずと思って工作とかしてしまった」

「あんなに村でごみごみって言ってたのに、日本に帰ってきたら、働いてる店で毎日大量に捨てる食べ残しとか、その他のごみを見て、心が重たくなった」

そうそう、そうだよね、と聞いていて頷きます。

だからもう文明社会とは縁を切る!とか、そういう話ではありません。

ごみが出るなぁ、と思いながら買い物をする。

どうやって、プラスチックを使わないようにしようか、と考えながら生活する。

それが、学びです。私たち人間が捨てているごみで、環境が汚れていく。

考えないようにしよう、と思うことが一番の罪だと私は思います。

捨てているのは人間。ごみになる商品を作り出したのも人間。

先日、こんなビデオを見つけました。⇒植物由来のレジ袋の紹介ビデオ

どんどん技術が進んで欲しいと思います。

なにしろ、これ(下の写真)がインドネシアの現実なので。

これを、見なかったことにはできません。

これからも、日本の若者とロンボクの若者と一緒に、ごみの問題について考え、チャレンジし続けていきたいです。

(山)

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毎年恒例…大学でお話ししました! in Tokyo

2018年05月19日 | ⇒2018年度(日本)

先日、明治学院大学の法学部の3,4年の学生向けに一コマ講義をしてきました。

話の内容は、ゆいツールのロンボク島での活動についてです。

この講義も3年目。1年目の様子2年目の様子

Yui-Tool telah presentasi tentang kegiatan di Lombok kepada mahasiswa/i di Universitas Meiji-gakuin, Tokyo.

今回の隠れテーマは「多様性を認めあうこと」。

自分自身が海外に関心がなくても、日本の中に引きこもりがちでも、世界は容赦なく日本に迫っている、と思うからです。

(外国人留学生、外国人研修生、結婚して日本に住んでいる外国人、旅行者:インバウンド)

今は、日本の中だけにいても、世界と関わらざるを得なくなっているのではないでしょうか。

英語ができるできない、という話に留まらず、外国人の友達がいることが当たり前になり、異質な他者をどこまで受け入れることができるかが、新しい社会を生きていく鍵になると思うので、そういうことも学生に伝えたいと思いました。

さて、今回は今までより若干受講生が減ったため、やりたかった3色の色画用紙を使ったクイズを行いました。

クイズは全部で5問。学生たちは知らないことがいっぱいでした。

講義では、ロンボク島のごみの実情や、ごみ銀行の仕組み、それからゆいツールが取り組んでいる村ツーリズム開発などについてお話ししました。

村ツーリズムの話では、昨年12月に行った学生向けエコツアーの様子を紹介しました。

ゆいツールのツアーに参加すると、国の違う人、宗教の違う人、文化が違う人と出会い、知らず知らず多様性を受け入れている自分に出会うはずです。

今回の学生さんは、比較的海外に興味がある人たちが多かったので、学生向けエコツアーに参加してくれるとうれしいあぁと思いました。

(山)

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2018年度にやりたいこと

2018年05月06日 | 3. 活動紹介

恒例の、今年度やりたいことコーナーです。

ふりかえれば、2017年度はだいぶ活動が発展しました。

ロンボクの観光関係の団体と協働して「村ツーリズム発展のためのフォーラム」をマタラム市で開催することもできました。

また、12月の学生ツアーは、パワフルな参加者のおかげで現地の若者たちのやる気に火がともり、日本の若者たちも環境問題について学びながら人生の友を得ました。

今年も12月にツアーを開催する予定です。(希望者がいれば9月にも!)

(写真は2017年12月のツアーの参加者たち)

それから、前からやりたいやりたいと思っている「海辺のごみ調査と住民への環境教育プログラム」には、なかなか予算がつきませんが、今、新しいアイデアが浮上しています。

それは、ロンボクの見込みのある若者を連れてフィリピンに行って、向こうのごみ事情を学ぶ、というものです。

これは、フィリピンのボラカイ島という観光の島が海洋汚染のために、この4月に観光客が立ち入り禁止になった、というニュースをキャッチして興味を持ったものです。また、以前テレビで、セブ市の環境対策が紹介されていて(日本のリサイクル業者と組んで、家電の無料回収に乗り出したという話)興味を持った、という事情もあります。

たしか、フィリピンは海のプラスチックごみ世界第3位の排出国だったはず。

同じような課題を抱えている国へ学びに行く、というのは、非常に面白そう。

あわせて日本の学生も参加して、そのあとロンボク島のごみ事情を学んだり、村ツーリズムを体験したりします。

(12月のツアーとは別に企画する予定です)

そこに、できたら「海辺のごみ調査と住民への環境教育プログラム」をくっつけて、日本の学生とロンボクの若者たちが共に学びあい、村の人たちの意識を変えるような活動ができたらなーと考えています。

まだ、アイデア段階なので、もう少し練って新たな予算獲得に向けてがんばりたいと思います。

今回は、おまけでギリ・アイル島の写真をいくつか紹介しましょう。

ロンボクの離れ小島で、バリ島から人が殺到するギリ・トラワンガン島の隣の隣の島で、小さいながらもバンガローなどがひしめき合っているところです。

Gili Air, Lombok.

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