ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ガイド研修!「インタープリテーションガイド研修」in Lombok

2023年12月23日 | ★2023年度(ロンボク)

11月16日に、インドネシア・ロンボク島のマングローブ植林地バゲッ・クンバールで「観光地の課題解決のためのワークショップ」と「インタープリテーションガイド研修」を実施しました。

今回は、「インタープリテーションガイド研修」について報告します。ワークショップの様子はこちら

研修動画はこちら(6分半)。

Pada bulan 11, Pelatihan guide mengenai cara interpretasi di hutan mangrove di Bagek Kembar, Lombok Barat, NTB.

(ゆいツールボランティアのコマンとサポートのニタ←右から3番目2番目)

当日午前中雨が降っていたため、スケジュールを変更して先にワークショップを実施しましたが、昼からは天気が回復して無事インタープリテーションガイド研修を実施することができました。

この日、残念だったのは、MC役のティウィが参加できなかったこと。

ティウィの講義の部分で、彼女が10月にオーストラリアで学んできたエコツーリズムの知識を紹介してもらおうと考えていたためです。

さて、昼食後集まった参加者(バゲッ・クンバールの観光チームの仲間たち17名と、ギリ・ランプの住民グループメンバーのふたり)をふたつのグループに分けて、オパンとコマンがそれぞれの参加者をガイドしました。

この日のために、ゆいツールボランティアは何度か練習を重ねました。(2022年12月2023年7月動画あり)

こちらは、オパンチーム。

バゲッ・クンバールのマングローブ観光のゲート(本来はチケット売り場ですが、機能していません)からスタートです。

(ガイド役のオパン←右端)

ここでは、バゲッ・クンバールという場所の名前の由来、村の名前の由来などを説明します。

一方、もうひとりのガイドのコマンは、育苗場からスタートしました。

(育苗場を背に、右からバゲッ・クンバール観光チームメンバーのフスニさん、コマン、ニタ、ルス)

ここでは、植林用の苗木を住民らが植え付けしています。

(しばらく見ないうちに育苗場が荒れていてどうしたのかと思ったら、土地の使用期間が終了したため、隣の土地に新しく苗木を準備しているということでした)

次にコマンチームもゲートで話をした後、少し進んでインフォメーションセンター(建物だけで、中身は空っぽ)のところで、マングローブについての情報を参加者に伝えました。

インドネシア全体で、331万haのマングローブ林があること、バリ州と西ヌサトゥンガラ州(ロンボク島はここ)・東ヌサトゥンガラ州には34,835haのマングローブ林があるということなど。

(説明するコマン←左端)

次に、地面に空いている穴を指さしてクイズ。

「この穴に住んでいる生きものは次のうちどれ?ヘビ、ネズミ、カニ」

クイズを担当したのは、バゲッ・クンバール観光チームメンバーのフスニさんです。(事前に練習済み)

参加者はこの土地のメンバーがほとんどなので、答えを迷うことはありません。

ただ、今後観光客にこんな風にクイズ形式で生きものについて情報提供をすることもできるよ、という例として学んでもらおうと思いました。

そして、いくつかの看板について説明をした後・・・。

バゲッ・クンバールのマングローブ観光のスローガン「3E:エコロジカル・エデュケーション・エコノミー」について説明しました。

お次は、シルボフィッシャリーについてのクイズと、植林されているマングローブがだいたい何才か、というクイズをフスニさんから。

こちらでは、この地面から突き出している棒のようなものはなにか?というクイズ。

選択肢はこちら。「マングローブの根、マングローブの幹、マングローブの苗」

これは、気根と言って呼吸をするための根となります。

これは、インドネシア名でアピアピ、日本名はヒルギダマシ(Avicennia marina)の根です。

マングローブ植林地を歩いていると、ごみが吹きだまっている場所がありました。

コマンは、プラスチックごみが水辺の生きもののエコシステムに与える影響について、参加者に問いかけました。

最後のクイズの後、コマンはバゲッ・クンバールで行われている伝統的な塩づくりについて、ポスターの前で説明しました。

(ゆいツールが作成したポスターを使って説明するコマン)

ふたつのチームが戻ってきた後、ゆいツール山本とMCのマデから「インタープリテーション」についての簡単な講義を行いました。

(インタープリテーションについて話をするマデとゆいツール山本)

最後に、この日学んだことを何人かの参加者に確認して、終了しました。

(集合写真)

さて、この日午後に行う予定だったワークショップのために、マタラム大学の先生たちが遅れて到着したのですが、天候のせいでワークショップを午前中に実施してしまった旨を伝え、参加者がマングローブ林を案内されている間、先生たちは離れた東屋で食事をしたり話をしたりしていました。

研修が終わった後、ボランティアのニタ(彼女はマタラム大学の学生)から、先生方にワークショップの成果を説明してもらうことにしました。

Guru2 dari Universitas Mataram dishare tentang hasil workshop dari Nita dan pak Komang yang sebagai relawan Yui-Tool.

(ニタと一緒に、先生方へワークショップの成果を説明するコマン←右端)

先生たちのコメントをもらった後、バゲッ・クンバールで先生方が行っている活動の成果のひとつを紹介してもらいました。

それは、バゲッ・クンバールのマングローブの植林状況を表した航空写真(?)です。

(写真を見ている様子)

(ギト先生と話すゆいツール山本)

ゆいツールは現地で出会った人との縁を大切にしています。

この日、声をかけていたギト先生とエニ先生は7月にバゲッ・クンバールで、ボランティアのガイド研修に協力してもらった際に連絡先を聞いていました。

先生方も、バゲッ・クンバールで3年間活動を行っている最中で、2024年には次のようなプログラムを計画しているそうです。

1. バゲッ・クンバールの可能性の普及啓発
2. 高校生を対象としたマングローブ識別の研修と実習
3. 保全およびエコツーリズム教育カリキュラムの開発における教師の支援

1の可能性とは、9種類のマングローブについて、エコツーリズム発展の展望、バードウォッチング・エコツーリズムの可能性(バゲッ・クンバールには58 種の鳥が生息していて、渡り鳥の通過点でもある)だそうです。

ゆいツールとしても、ぜひ一緒に学びながら協力していきたい、と考えています。(山)

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ガイド研修!「観光地の課題解決のためのワークショップ」in Lombok

2023年12月13日 | ★2023年度(ロンボク)

11月16日に、インドネシア・ロンボク島のマングローブ植林地バゲッ・クンバールで「観光地の課題解決のためのワークショップ」と「インタープリテーションガイド研修」を実施しました。

今回は、ワークショップについて報告します。

予定では「インタープリテーションガイド研修」を先に実施するはずでしたが、朝から雨でスケジュールを変更してワークショップを先に実施することにしました。

Pada bulan 11, Workshop mengenai cari solusi untuk pariwisata, lokasi Bagek Kembar Lombok barat, NTB.

(ワークショップの様子)

この日、いくつかマイナスな面がありました。

●前半、天気が悪かったこと。そのため、椅子を並べたりプロジェクターを借りに行ったりする準備が遅れました。

●MC役のボランティアが体調不良で参加できなかったこと。

●ワークショップとインタープリテーションガイド研修を入れ替えたため、ワークショップに招待していたマタラム大学の先生数人が参加できなかったこと。

●今回の研修は、開催地バゲッ・クンバールの観光チームとギリ・ランプの住民グループを対象に実施したのですが、ギリ・ランプから当初4-5人参加する枠を設けたのに、実際に参加したのはふたりだけだったこと。

でも、よかったこともありました。それは、新しいボランティアが増えた、ということ。

マタラム大学に通うニタです。

(ボランティアのコマンと打ち合わせをする、新ボランティアのニタ)

さて、ワークショップはマデのMCで始まりました。

(急きょ、MCを担当することになったマデ)

そして、バゲッ・クンバールの観光チームのリーダー/アグスさんがあいさつをしました。

(後ろには、先日ゆいツールが設置した看板が見えています)

参加者は、バゲッ・クンバールの観光チームに関わっている仲間を中心とした人たち(17名)と、ギリ・ランプの住民グループメンバーのふたりでした。

今回のワークショップでは、議論するテーマをあらかじめ用意しました。

「A. ごみの問題解決について」「B. 施設やルール、観光管理について」「C. 地域オリジナルの料理・お土産開発について」

参加者約20人が3つのグループに分かれて、それぞれのテーマについて話し合いました。

(A. コマンのチーム。ごみ問題を話しました)

(ディスカッションをサポートするニタ。右の男性はギリ・ランプからの参加者)

(B. マデのチーム。観光管理について話しました)

(C. オパンのチーム。料理・お土産の開発について話しました)

(各グループを回るゆいツール山本)

各グループには、共通のワークシートを用意しました。

質問項目は「解決したい課題は何か?」「解決策は何か?」「課題解決のために自分たちができることは何か?」

ディスカッション後、各グループで話し合った成果を共有し、意見交換をしました。

Aグループの発表です。

「解決したい課題は何か?」⇒訪問者の意識の低さとごみ箱が少ないこと

「解決策は何か?」⇒ごみのポイ捨てをしないようにするため、訪問者への警告をする

「課題解決のために自分たちができることは何か?」⇒オーガニックごみとノンオーガニックごみのごみ箱を設置する。プラスチックごみをアップサイクルする。(コーヒーの空き袋などでポーチなどを作る)。子供や妻にポイ捨てしないように教える。オーガニックごみを捨てる穴を掘る。

Bグループの発表です。

「解決したい課題は何か?」⇒トイレの整備(水道が整っていない)。お祈りルームの設置(きれいな水を確保できないため、整備できていない)。壊れてしまったトレイルの修理(資金がない)。チケット売り場の設置。観光のための乗り物(ボートなど)。

「解決策は何か?」⇒水道の設置(きれいな水の確保)。お祈りルーム設置のための行政からの支援。トレイル修理のための資材の提供(行政による)。チケット売り場運営のための資金。ボート。

「課題解決のために自分たちができることは何か?」⇒関係者に連絡してきれいな水を購入する。現在ある東屋をお祈りルームとして整備する。トレイル修理のため、村の予算を活用する、あるいは住民同士で協力して直す。チケット販売のため、観光チームのボランティアが必要。ボートは、住民が所有しているものを活用する。上記の解決策のために企画書を作成する。

Cグループの発表です。

Cグループは、地元ならではの料理を提供するレストランについて、細かな点を話し合いました。

(細かすぎたため、省略します)

ただ、伝統的な塩をお土産として売ったら購入するよ、と話を振ると俄然やる気になって大きさやパッケージについて案を出し始めました。

●○●○●○●○●○●○●○●○

さて、考察です。

このワークショップは、2年前に実施した持続可能な観光について考えるワークショップ(バゲッ・クンバールギリ・ランプ南レンバール村)の発展型になります。

3年間の活動を締めくくるワークショップでもありました。

目的は、各観光地にある課題を認識して、それらを解決するために自ら何をしなければいけないか考え、ワークショップ後に行動に移せるようにする、ということでした。

実は、このワークショップでディスカッションを助けてもらう目的で、マタラム大学の先生の他にもキーマンとなる人を招待していました。

しかし、その人は都合により来られなくなり、結局ワークショップはゆいツール山本とボランティアたちで行うことになりました。

そのため、もう少し深く議論ができればよかったな、と思っています。

ただ、アカデミックな人が(自覚はなかったとしても)上から目線でコメントすることで、参加者が萎縮してしまうこともあるので、今回はこれでこれでよかったのかもしれない、とも思います。

今回、グループワークの発表では、慣れていない人をわざと選びました。

いつも、話慣れている人が選ばれるのが常ですが、グループの後ろの方で話を半分くらいしか聞いていないように見えた参加者に発表を促すと、彼らは最初うつむいてやりたがりませんでしたが、説得するとやってくれることになりました。

いざ自分が発表するとなると、人が書いたワークシートは読めない、と言って書き直したり、仲間に助けてもらいながら発表の練習をしたり、急に自分ごとになりました。

もし、ボランティアだけで研修を実施したら、そういうことはしなかったでしょう。

この後、参加者が自分たちが話し合ったことを実現していけるかどうか、見守っていく必要があります。

午後は、「インタープリテーションガイド研修」を実施しました。(つづく)

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ガイド研修!「マングローブの調査と住民グループによるプレゼン」in Lombok

2023年12月06日 | ★2023年度(ロンボク)

11月14日に、インドネシア・ロンボク島のギリ・ランプで「マングローブの調査と住民グループによるプレゼン」を実施しました。

動画(5分)はこちら

Pada bulan 11, Pelatihan Guide ”Penelitian Mangrove” di Gili Lampu, Lombok timur, NTB.

今回は、ボランティアたちだけに任せず、ゆいツールも現地に赴きました。

(写真:右からオパン、ゆいツール山本、住民グループ代表のスヤントさん、コマン)

ガイド研修でなぜマングローブの調査をするのか?

なぜなら、ガイドはマングローブの樹種について詳しくないからです。お客さんに聞かれても答えることができません。

この研修は、昨年西ロンボクのバゲッ・クンバールで行ったものとほぼ同じものです。

ただ、昨年はバリ島の行政担当者に専門的知識を教授してもらいましたが、今回はその部分を「住民グループによるプレゼン」に置き換えました。

ゆいツールと一緒に研修を実施したのは、現地ボランティアの5人です。

(写真:打ち合わせ?の様子。右から、コマン、ラフマン、オパン、マデ、ルス)

参加者は、住民グループメンバーとギリ・ランプで活動していたマタラム大学の学生3人などの15名でした。

最初に司会のマデが調査の仕方を説明し、3グループに分かれて2艘のボートに乗って離れ島ギリ・プタガンに向かいました。

(写真:ボートの上で。マタラム大学の学生とルス)

ギリ・プタガンはサンゴ礁に囲まれていて、干潮時はボートが近づけません。

ボランティアが行った事前の下調べの時(10月中旬)は、潮が引いていて途中からボートから降りて島まで歩いたそうです。

そのため、11月の調査を何時に実施するかよく検討しました。

ネットで潮位時間を調べて、満潮に近い時間に島に渡ることにしました。

それでも島に近づくとサンゴ礁が邪魔で先に進めなくなりました。

もう一艘のボートは、底が浅いので先に行ってしまいましたが、私が乗っていたボートは道(少し深くなっているところ)を探しながら潮が満ちてくるのを待ちました。

やっと島に到着すると、3グループに分かれて調査を開始しました。各グループにゆいツールの現地ボランティアがつきます。

(写真:オパンのチーム)

(写真:コマンのチーム)

(写真:ルスのチーム)

見つかったいろいろなマングローブ。

(オオバヒルギ:Rhizophora mucronataの花)

(ミズガンピ:Pemphis acidulaの実)

(フタバナヒルギ:Rhizophora apiculataの実)

(ヒルギモドキ:Lumnitzera racemosaの花と実)

マングローブの木をどのように同定したのか?

それは、ゆいツールが2021年度に作成したリスト(10種類のマングローブを記載)を使ったのです。

(マヤプシキまたはベニヤマプシキ:Sonneratia aibaまたはSonneratia caseolarisの実)

ちなみに研修終了後、このリスト(A4裏表カラー、ラミネート済み)を参加者全員に配りました。

調査後、研修場所に戻って昼食をとったあと、各グループのデータを共有しました。

その後、ギリ・ランプの住民グループ(KPPL)による活動紹介とこれからの計画についてプレゼンテーションをしてもらいました。

これは、私たちが彼らの活動を知りたかった、というのもありますが、自分たちの活動や計画を整理して人に説明する能力はとても大切で、日頃から資料を整理していれば、彼らの活動を支援したい人や行政が現れたときにスムーズに情報を伝えることができるから、という理由で実施しました。プレゼン資料は、ゆいツールのボランティアが前日の夜に作るのを手伝いました。

Setelah itu, anggota PKKL presentasi tentang kegiatan PKKL sendiri di Gili Lampu.

プレゼンを担当した住民グループの若者、Wahyu(ワッユゥ)くん。

KPPLの活動は、「マングローブの保全、植林」「サンゴの回復活動」「ウミガメの保護」など様々です。

マングローブの苗を育てることで、植林活動があるときにそれを買ってもらい、住民の生活向上に役立てたい、という目的もあるようです。

(参加者と記念撮影)

ちなみに、過去にギリ・ランプで行った研修/講習会/ワークショップは次のとおりです。

ゆいツールオリジナル教材ツールの使い方講座(2023年6月)

看板づくりワークショップ(2023年6月)

持続可能な観光について考えるワークショップ(2022年1月)

コンポストづくり講習会 1回目(2021年9月)2回目(2021年12月)

住民グループの代表スヤントさんは活動後、「行政や企業、NGOが行うマングローブの植林やサンゴの植栽プログラムはしょっちゅうあるが、ゆいツールがこれまで行ってくれたような教育プログラムは今まで一番足りなかったものだ。非常にありがたい」と話していました。

参加した若者のひとり(プレゼンを担当したワッユゥくん)は後日、「もらったリストをお客さんを案内するボートに張っておきたい」「今まで、お客さんにマングローブのことを聞かれても、リゾフォラとしか答えられなかったが、今回いろいろな種類のマングローブがあることがわかったから、これからはお客さんに説明できる」と話していました。

ゆいツールが行っている活動は、現地の人にとってのきっかけづくりです。

教育というのはベースとなるものです。それ自体が大きなプロジェクトを生んだり、いきなりビジネスを始めてお金が入ってくる、ということはありません。

派手はことはなにひとつなく、突然ロンボク島のプラスチックごみがきれいになる、ということもありません。

例えれば、苗床を準備しているようなものかもしれません。

苗木は植え付けても枯れるかもしれません。そこに根付いて大きな木になるとは限りません。

それでも、苗木を育てたい。どこかで大木に育ってくれるかもしれないし、たくさん実をつける木になるかもしれない。

ゆいツールがロンボク島で活動を始めて、ちょうど10年がたちました。

枯れた木(実を結ばなかった活動)もたくさんありました。

それでも私はまた、苗木を育てていきたいと考えています。(山)

(マングローブの根にひっかかっていたプラスチックごみたち)

以下、マデくんの作成した報告書。(インドネシア語)

Laporan Kegiatan Penelitian Pohon Mangrove oleh Yui Tool dan Samalas tresne Gumi

 

Kegiatan                  : Laporan Kegiatan Penelitian Jenis Pohon Mangrove Untuk Guide Di Gili Petagan

Waktu                       : 14 November 2023

Tempat                     :Gili Petagan dan Kawasan wisata Gili Lampu

 Panitia                    :-Yui Tool Kaihatsu Labo (Kaori Yamamoto)

-Samalas Trene Gumi & Relawan Yui Tool Kaihatsu Labo ( I Komang Hastika, Taopan Kusuma, M. Ruspaedi, Abdurahman, I Made Wiranata)

Peserta               : (15 0rang) Pengurus dan Anggota Yayasan Komisi Pengelolaan Perikanan dan Laut (KPPL) sambelia

 

  1. Persiapan dan pembekalan materi pelatihan

Kegiatan pelatihan penelitian jenis-jenis pohon mangrove di Gili Petagan dimulai pada pukul 09.30 Wita dengan para peserta berkumpul dan melakukan registrasi di Aula Pondok Wisata Gili Lampu. Setelah semua peserta berkumpul dan melakukan registrasi, para peserta diberikan materi tentang bagaimana cara mengikuti pelatihan ini oleh moderator (I Made wiranata). Moderator memberikan penjelasan berupa bagaimana cara mengidentifikasi pohon mangrove yang ada di Gili Petagan nantinya. Cara identifikasi yang dijelaskan oleh moderator antara lain :

  1. Peserta mencari/menemukan satu pohon mangrove yang ada di Gili Petagan
  2. Peserta melakukan pengamatan dan pengukuran-pengukuran organ tanaman seperti, bentuk daun, bentuk buah, bentuk bunga, bentuk akar, panjang dan lebar daun, tinggi pohon, jumlah kelopak bunga
  3. Peserta menggambar bentuk morfologi dari masing-masing organ tanaman pada kertas/lembar kerja yang telah dibagikan
  4. Peserta mencocokan hasil pengamatan morfologi dari pohon magrove yang ditemukan dengan list pohon mangrove yang sudah disusun oleh Yui Tool Kaihatsu Labo

 

  1. Identifikasi pohon mangrove di Gili Petagan

Setelah mendapatkan pemaparan materi tentang bagaimana cara menjalankan pelatihan oleh moderator para peserta bersiap menuju Gili Petagan. Para peserta dan relawan Yui Tool Kaihatsu Labo berangkat menuju Gili Petagan pada pukul 10.30 wita dengan menggunakan perahu milik nelayan. Sesampainya di Gili Petagan peserta dibagi menjadi 3 kelompok (kelompok A,B,dan C) untuk melakukan identifikasi pohon mangrove. Kelompok A dipandu oleh Kaori yamamoto dan Taopan kusuma, kelompok B dipandu oleh Ruspaedi, Kelompok C dipandu oleh I Komang Hastika. Dari hasil identifikasi pohon magrove oleh para peserta, telah ditemukan beberapa jenis pohon mangrove di Gili Petagan antara lain,

No.

Kelompok

Jenis pohon mangrove yang teridentifikasi

1.

Kelompok A

Pemphis acidula (mentigi)

Ceriops tagal (tengar)

Lumnitzera racemosa (teruntum putih)

Rhizophora apiculata (bakau minyak)

(2 jenis pohon tak teridentifikasi)

2.

Kelompok B

Rhizophora mucronata

Brugeria gymnohita

Pemphis acidula (mentigi)

3.

Kelompok C

Lumnitzera racemosa (teruntum putih)

Ceriops tagal (tengar)

Rhizophora mucronata (bakau laki)

 

  1. Presentasi hasil identifikasi pohon mangrove

Setelah menyelesaikan kegiatan identifikasi pohon mangrove, para peserta kembali ke aula pondok wisata gili lampu untuk mempresentasikan hasil identifikasi pohon mangrove pada para panitia kegiatan dan peserta lainnya.

   Pada pukul 14.00 wita para peserta telah berkumpul di aula pondok wisata gili lampu untuk melakukan presentasi hasil identifikasi pohon mangrove. Tiap kelompok (kelompok A,B,C) di wakilkan oleh satu orang anggota kelompok untuk mempresentasikan hasil pengamatannya. Dimana kelompok A diwakili oleh Dandi, Kelompok B diwakili oleh wawan, dan kelompok C di wakili oleh Daud. Dengan dipandu oleh moderator para peserta mempresentasikan hasil identifikasi dengan cara memaparkan ciri-ciri morfologi organ tanaman mangrove. Kemudian hasil pengamatan para peserta tersebut dicocokkan dengan referensi sumber dari internet yakni www.wetlands.or.id.

   Dari hasil kegiatan diatas kemudian para peserta telah mampu melakukan penelitian sederhana tentang identifikasi jenis pohon mangrove. Dari hasil kegiatan tersebut juga peserta telah memahami bahwa mangrovre merupakan suatu bentuk ekosistem yang disusun oleh sekumpulan pohon sejenis atau berbagai jenis yang hidup di daerah pasang surut (pesisir).

 

  1. Presentasi rencana pengembangan ekotourism oleh YKPPL

Setelah presentasi hasil identifikasi pohon mangrove, kegiatan kemudian dilanjutkan dengan presentasi tentang rencana pengembangan ekotourism di kawasan pesisir oleh YKPPL. Dalam presentasi ini YKPPL diwakili oleh anggotanya yaitu wahyu. Beberapa poin penting dalam presentasi ini antara lain :

  1. Kegiatan yang telah dilaksanakan KPPL yaitu,
  • penanaman pohon mangrove secara berkala dengan bekerja sama dengan pemerintah, NGO dan beberapa pihak terkait
  • Transpalantasi terumbu karang dengan melibatkan pihak terkait
  • Membangun pariwisata bahari dengan sasaran tamu domestik maupun manca negara
  1. Rencana program kedepannya yaitu,
  • Penanaman pohon mangrove
  • Transpalantasi terumbu karang
  • Konservasi penyu
  • Pembangunan tanggul penahan abrasi
  • dll

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