ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ロンボクの若者向けスタディツアーを実施♪ ギリ・メノ島編

2018年06月30日 | ★2018年度(ロンボク)

ロンボクの若者を育成するために実施した、スタディツアーの報告第2弾です。

第一弾はこちら

芸術村Kawis Kerisant(カウィス・クリサン)で、アイシャさんにいろいろと質問していたら時間を忘れてしまい、ギリ・メノ島へ行く舟に乗り損ねそうになりました。

あわてて北ロンボクのバンサールという港へ向かい、ギリギリ間に合って舟に乗りました。

ギリ・メノ島へ到着!

(左から、ティア:ウダヤナごみ銀行代表、ハピス:ググラン村の農家さん、オパンとタンティ:ランタン村の若者)

今回ギリ・メノ島へ来たのは、毎週日曜の夕方に行われているクリーン活動に参加するためでした。

トラッシュヒーローという、世界的に有名らしい団体の支援を受けて、地元の若者が活動を主催しています。

ローカルの子供たちがたくさん参加しています。

日本のラジオ体操のように出欠を確認していて、年に2回あるイベントの時に、出席率の高かった子供にノートやペンシルなどのプレゼントが渡されるそうです。

外国の人も熱心にごみを拾います。

連れて行った若者たちも拾います。

後ろから、いっぱいになったごみ袋を運ぶために、チドモ(馬車)がついていきます。

ギリ・メノ島は観光地。外国の人が、敢えてごみを拾おうと思うのはどうして?と、ギリ・メノ島でバンガローを経営してる日本人のHさんに聞いてみると、ホテルを経営している外国の人や、観光で来てごみがあるのが気になったツーリストなどが活動に参加している、とのことでした。

イベントによくありがちな、集まって適当にプラプラ歩いて写真を撮って終わるという感じかな、と思いきや、2時間みっちり歩き回って、ごみ袋がいくつもいっぱいになりました。

歩いている途中で、ティアが持っていたプラスチックごみで作ったバックに目をとめた外国の人が質問をしてきたり、イベントを主催しているスルマンさんとティアが連絡先を交換して今後の活動協力を約束したり、いろいろと収穫がありました。

スルマンさんの活動拠点は、数か月前にオープンしました。

ごみを食べるウミガメなんて、すごいアイデアです。

ここでは、捨てそうになるものでクラフトを作るワークショップを行っているそうです。

ごみ銀行のクラフトも、ここに置いてもらったら絶対に売れる、と思いました。

今回は、スルマンさんとゆっくりお話しできませんでしたが、次回はぜひ一緒にできることを計画していきたいと思っています。

若者たちはHさんのバンガロー(Diana Bungalow)に泊まった翌日、ギリ・アイル島へ渡りました。

(山)

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ロンボクの若者向けスタディツアーを実施♪ 芸術村(Kawis Kerisant)編

2018年06月28日 | ★2018年度(ロンボク)

今年度は、ゆいツールが村ツーリズムを実施している中部ロンボクのランタン村の若者を中心に、人材育成に力を入れようと考えています。

6月のある日、ロンボクで一番大きなごみ銀行、NTBマンディリごみ銀行(代表アイシャ)にランタン村のタンティとオパン、西ロンボクのググラン村のハピスさん、ウダヤナごみ銀行のスタッフを連れて行きました。

このごみ銀行は、1年前からKawis Kerisant(カウィス・クリサン)という名前の芸術村の活動も始めました。

ゆいツールが、たびたびお客さんを連れていくところです。

この村は、アイシャさんが芸術村の活動を始める前は、ごく普通の村でした。と言っても、街の中にあるので、田んぼや滝などがある田舎の村とは少し違います。ごちゃごちゃしていて、ごみが溜まっていて、薄汚れていました。

村の横を流れる川もごみだらけでした。それが今では。

すっかりきれいになっています。

村のそこかしこに、ペンキで絵が描かれています。

これらは、村の若者たちが描いたものです。

芸術村に入るときには、ひとり30,000ルピア(230円ほど)の入場料がかかります。

インドネシア人にとっては、ただの入場料にそんなに払うなんて、と思う料金です。

でも、それらは芸術村の活動やペンキ代、ごみ銀行の運営費などに充てられます。

住んでいる人たちは、豊かな人たちではありません。

村が汚かった時には、外から訪れる人なんていませんでしたが、きれいになってからは毎日のようにお客さんが来ます。

自分の村がちょっと有名になったことを、村人は喜んでいるようです。

芸術村を見学した後は、アイシャさんとディスカッションです。

ごみ銀行の商品も手に取って眺めます。

車やバイクのタイヤをリユースした商品がいろいろありました。

若者たちは、アイシャさんからインスピレーションやモチベーションをもらったようでした。

自分たちの村で、自分たちにできる新しい活動を発展させていってほしいな、と思います。

若者たちはこの後、ギリ・メノ島へ出発しました。(続く)

(山)

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東海大のワークショップ ボランティアの感想

2018年06月21日 | ⇒2018年度(日本)

先日の、東海大のワークショップ

ついていったゆいツールのボランティアSさんの感想です。

***

先日、東海大学で行われたゆいツールによる講義&ワークショップのお手伝いをしてきました。

 

始めはインドネシアにまつわる簡単な3択クイズを行いました。画面に表示された選択肢のうち正解だと思う色紙(赤、青、黄)をあげてもらいます。この方式だと、学生さんがどの答えを選んでいるのかが一目瞭然です。

その問題でその答えを選ぶのかと、ちょっとニヤニヤしてしまう私。実は私は2月にゆいツールのツアーに参加したばかり。門前小僧ナンタラというやつによる、インドネシア通ビギナー気取りを堪能していました。

 

クイズで皆の緊張がほぐれ、意識が適度にインドネシアに向いた後は、ゆいツールの代表・山本さん自身のお話とインドネシアのロンボク島についての講義の時間です。狭い教室を縦横無尽に動き回り、15人の学生さんに次々と話を振る山本さん。学生さんも気を抜く暇がありません。

山本さんがロンボクで活動する理由、ロンボク島の地理や民族に関する話やロンボク島のゴミ問題とゆいツールの活動紹介といった話に、皆さん本当に真剣に耳を傾けていました。山本さんの話にも思わず熱が入っている様子。教室内を動き回るばかりでなく身振り手ぶりも加わって話始める山本さんに、私のカメラはブレまくりましたゴメンナサイ。

話の後は、ゆいツールが活動の中で実際に使っているゴミ分別学習ツールを体験してもらうワークショップを行いました。ゴミのイラストが描かれたカードを、オーガニック・非オーガニックの二種類に分けるというゲームを、5人1組の3グループで行いました。見ていて思った事は、分かりやすいように燃えるゴミ・不燃ごみと言い換えてあったせいもあってか、紙オムツや陶器の分別に悩む学生が多数いたという事です。このゴミ分別ゲーム、学生さんはどんな事を感じながら体験していたのでしょうか。

ところで日本のゴミ分別は、燃えるゴミ、不燃ごみ、プラスチックゴミ、資源ごみ…と言ったように細かく分かれていますが、インドネシアでは、「オーガニック(土に還る)ゴミ・非オーガニック(土に還らない)ゴミ」の2種類の分別すらまだ定着しきっていないという現実。それは、つい最近までインドネシアにオーガニックゴミしかなかった事の証なのかもしれません。そして非オーガニックゴミを持ち込んだのは、他でもない日本を含む先進国企業なのかと思うと、なんとも遣る瀬無い気持ちになります。殆ど何も出来ないけど、無関心では居られない。環境問題の難しさを改めて痛感しました。

 

最後はゆいツールのエコツアー紹介を行い、つい最近エコツアーに参加したこの私めが感想を話しました。折角お時間をいただいたというのに、アドリブが苦手なのでわざわざ原稿まで作ってきたというのに、人前に立ったら殆ど何も言えなくなってしまったアガリ症の自分が憎い。とりあえず、ちょっとでも興味があったらゆいツールのツアー参加にして欲しいです!と、いう気持ちだけでも伝わっていると良いな…。百聞は一見にしかず、一人でも多くの学生さんが、宗教も、環境も、行政の在り方も異なる国と自分の国との繋がりを考え、比較をする機会を得る事が出来れば良いなと思います。(S)

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東海大学でワークショップ!? in Tokyo

2018年06月14日 | ⇒2018年度(日本)

先日、東海大学でお話し&ワークショップをしてきました。

この授業は、写真に写っている元(ウォン)先生から依頼を受けて実施しました。

環境について学ぶ大学院生や学部生が15人ほど参加してくれました。中には、中国からの留学生も数人いました。

元(ウォン)先生は韓国人。教室には、日中韓の国籍の人が集まっていたことになります。

授業ではまず、インドネシアクイズを実施しました。

その後、インドネシア・ロンボク島の紹介やそこでのごみの様子などをお話ししました。

授業の中盤で、ごみについて考えるプログラムを体験してもらいました。

学生たちは、馴染みのないインドネシアのごみに戸惑いながら、「燃えるゴミ(オーガニックごみ)」「燃えないゴミ(オーガニックではないごみ)」に分類する作業をしました。

プログラム体験の後は、ゆいツールがロンボク島で行っている村ツーリズム開発について、話をしました。

同時に、日本からの学生がツアーに参加してどのような体験をしたか、なども紹介しました。

実際に2月のツアーに参加したゆいツールのボランティアのSさんも、学生たちにツアーに参加してどう感じたかなど話をしました。

元先生は、いつも授業の中で「世界(で起こっている環境問題)と自分とのつながり」を強調されている、ということで、ゆいツールからも最後に今問題になっている海のプラスチックごみのことについて、日本人や日本の企業のつながりや責任についてもお話ししました。

その後、学生たちからのいくつかの質問に答えて授業はおわりました。

授業終了後、講師室へ質問をしに来てくれた学生さんがいて、少しの時間お話ししました。

東海大での授業は初めてでしたが、環境について学んでいる大学院生が多かったので、授業が彼らの参考になってくれたらよいな、と思いました。

(山)

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