ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ファッションとエコロジカル~エシカル・サステナブル・ファッション

2024年04月08日 | 11. ≪スタッフコラム≫

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

引き続き、ファッションとエコロジカルについて考えています。

前々回のコラムはこちら

私は、数年前に「ファストファッション」という言葉を聞きました。

なんだろう?と思いました。ファストフードの洋服版だと知りました。

そして一年前に、「ファストファッション クローゼットの中の憂鬱」(著者 エリザベス・L・クライン)という書籍を読んで、ファッションとエコロジカルについてより関心を持つようになりました。

一年前のコラムはこちら

その後、10月に「ファッション・リイマジン」という映画を観に行きました。

そしてこの春、久しぶりにオフィスワークをすることになり、洋服を買う機会がありました。

今、洋服を買うときに私が基準とするのは、①ナチュラル素材であるか?②オーガニックなものか?③ローカルなものか?④フェアトレードか?そして⑤機能性などです。

もちろん、機能性と価格優先でファストファッションを選ぶこともあります。

①ナチュラル素材であるか?

綿(コットン)や麻(リネン)、絹(シルク)、毛(ウール/カシミア/アルパカ/アンゴラなど)などは、着心地がよく、環境にもやさしい。

(ただ、綿は栽培するときに大量の水を使い、ウールは羊が出すゲップに含まれるメタンガスが温暖化の原因となっている)

②オーガニックなものか?

ナチュラル素材であっても、オーガニックであるとは限らない。オーガニックなものが理想的。

③ローカルなものか?

生産地が日本国内であるか。

④フェアトレードか?

できれば、フェアトレードのものがいい。

フェアトレードについてよくわからない人はこちら(シャプラニールのホームページ)。

さて、洋服を買うことに意識を向けた後、グローゼットにある着られなくなった洋服の存在を思い出しました。

「メルカリなどで売る」「人に譲る」「回収に出す」「寄付をする」選択肢はいくつかあります。

例えばユニクロでは、ユニクロ製品を回収するBOXが店内に設置されています。

スウェーデンのファッションブランドで、ファストファッションに分類されるH&Mでも服回収をしています。

今回私は、株式会社大丸松坂屋百貨店が行う「エコフ」を知りました。

洋服やバック・くつを回収して、使えないものは国内でリサイクル。使えるものは、タイやカンボジアに輸出して古着屋で販売する、とのことです。

私が住む自治体でも古着を回収していて、発展途上国などに輸出して再利用をしているようです。

私はこの、「海外に輸出をする」というところで、「ん?」と思うのです。

2024年4月号のNational Geographic(ナショナルジオグラフィック)に、「砂漠に出現 ファッションの墓場」という特集があります。

チリのアタカマ砂漠が、洋服の墓場になっている現実がリポートされています。

私たちがリサイクルに出したつもりの洋服の何割かは、もしかしたらチリの砂漠に流れ着いて砂に埋もれているかもしれません。

ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維は、生分解しないため砂漠に残り続けることになります。

不要になった洋服を海外に送って終わり、ではないのです。

「海外の古着屋で売られる」「あらそう。よかったわ」で終われないのです。

そこからあぶれてしまったものが、さらにさらに巡って、チリの砂漠に行きついているかもしれない、と心配になるのです。

中国が2018年1月1日から、プラスチックごみの受け取りを拒否して、アジアの他の国々に先進国からプラごみが送られるようになりました。

不要になった洋服も作った国や使われた国から、アジアやアフリカに送られています。

アパレル業界が取り組むSDGsについて、こんなサイト【SUSPRO(アイグッズ株式会社サステナブルグッズ制作事業)のページ】を見つけました。

アパレル業界で多くの企業が取り組んでいるSDGsゴールについても、詳しく紹介されています。

ゴール10「人や国の不平等をなくそう」、ゴール12「つくる責任つかう責任」、ゴール13「気候変動に具体的な対策を」

そして、そう。洋服を買って使って捨てている私たちひとりひとりにも、地球環境に対して責任があるのです。

洋服を買うとき、洋服を手放すとき、少しだけエコを意識してみませんか?

(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

Eメール:yuitool☆gmail.com
(☆→@に変えてメールをお送りください)
●ホームページはこちら
●Facebookはこちら
●YouTubeチャンネル
Yui-Tool Channel - YouTube  (インドネシア語)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロンボク島のボランティアが研修に参加! in Lombok

2024年03月25日 | ★2023年度(ロンボク)

2月に、ゆいツールのボランティアがロンボク島のマングローブ植林地(バゲッ・クンバール)で行われた「マングローブ再生技術研修」に参加しました。

研修参加費は、すべて主催者側から提供されました。

Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat.

(右側白いシャツ⇒ゆいツールボランティアのマデ)

この研修は、イギリス(UK)のブルー・マリン財団からの資金援助により、インドネシアの団体ベター・トゥギャザー・インドネシア(以下、BTI)が開催しました。研修内容は、インドネシアのブルー・フォレスト・マカッサル財団(以下、ブルー・フォレスト財団)が提供しました。

ブルー・マリン財団の目標は、2030 年までに海洋の 30% の保護に貢献し、すべての海洋を持続可能な方法で管理することです。その方法の 1 つは、バゲッ・クンバールでマングローブの回復やリハビリテーションのトレーニング活動などのプロジェクトを開発して、重要な生態系がある海域の保護、回復、管理を行うことです。

この研修には、中央政府、地方自治体、大学、NGO、ボランティア、地域住民が参加しました。4 日間にわたって、マングローブの同定、マングローブゾーン、トランセクト(海岸調査の方法のひとつ)、マングローブの修復プロセスで使用される修復技術など、いくつかのアクティビティが実施されました。

初日には、開会式(行政担当者などはここだけ参加して終わり)の後、ブルー・フォレスト財団からの研修内容の紹介や、ゲームの紹介(冒頭の写真)、マングローブ生態系に関する講義などがありました。

また、今回の研修では、前後に小テストが実施され、参加者の学習度を測る試みもありました。

(マイクを握っているのは、ブルー・フォレスト財団のリオ・アフマッド氏、その右側はBTIのタリ・サヴィトリ氏、一番右はブルー・マリン財団のジェイムズ氏)

2日目は、実地研修「マングローブの観察とトランセクト」が行われました。

参加者は3つのグループに分けられ、水準器の使い方のレクチャーがあった後、3か所で作業にあたりました。

各グループは土地の高さを測量して、データシートに記録しました。同時に、参加者はそれぞれの高さで生育するマングローブの種類を特定し、その地域に流入する水の流れとマングローブの生育との関係を観察し、マングローブの成長を妨げている原因を観察するよう求められました。

測量等が完了すると、すべてのグループは観察結果を絵に描きました。そして、作った絵を使って、グループごとに野外活動の成果や発見したことを発表しました。

(測量の様子)

(観光チームリーダーのアグスさんによる発表)

これらの活動を通して得られた結論は、土地の高さがマングローブの成長の種類に影響を与えるということでした。

高い土地に生育するマングローブは、低い土地に生育するマングローブとは種類が異なります。

直接現場に行くことで新たな知識が得られたため、発表では参加者から積極的な質問がなされました。

3日目は。「バゲッ・クンバールにおけるマングローブの類型の理解、障害要因と適切なマングローブ修復技術についてのディスカッション」が行われました。

各グループは、マングローブの類型、土地を乱す原因となる障害要因などの状況を観察した後、土地の区画を描き、土地の状況に応じた修復技術を計画する作業を続けました。

(土地の観察の様子)

(絵を描く参加者)

(発表の様子)

3 つのグループのプレゼンテーションの結果から、それぞれの土地にはマングローブに対して様々な障害があることがわかった。

そして、その障害を克服するためのアイデアや方法を考えました。

4日目は、「マングローブ再生計画についてのディスカッション」を行いました。

3 日間のトレーニング後の理解度を確認するために事後テストを実施すると、結果は非常に満足のいくものでした。

最後のセッションで、ブルー・フォレスト財団はリハビリテーションプロセスにおけるモニタリングの重要性を伝えました。

「リハビリテーション領域の状態の変化を記録または文書化する必要があることである」

「修復後の一定期間におけるマングローブの成長、加入、初期形成を測定すること」

「マングローブの成長を阻害する潜在的な問題(障害要因、害虫、病気など)を初期に特定すること」

このような研修に、ボランティアのマデとニタが参加しました。

ニタの感想:

「私の提案は、将来的には、このような研修活動は若い世代が参加することが重要であり、子供たちに紹介して、自然、特にマングローブ生態系の保護についての知識を身につけ、自然に対する関心を育むこともできるということです。」

マデの感想:

「ブルー・フォレスト財団によって提供された資料・講義内容などが、あまりにも情報過多だったため、村の人たちにとっては注意力を維持することが難しかった。しかし、このトレーニングの本当に良いところは、フィールド実習であり、参加者はフィールド(マングローブ林)で直接学ぶことで内容をよりよく理解できた。それとは別に、参加者が飽き始めたときに、プレゼンターがゲームを提供して、参加者が再び興奮できるようにすることもよくあった。」

(集合写真)

(以下、学生ボランティアのニタが作成した報告書の一部)(インドネシア語)

Laporan Kegiatan Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat.

Perihal: Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar
Waktu: Rabu- Sabtu, 7 – 10 Februari 2024
Tempat: Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat
Peserta: Pokmakwas Bagek Kembar, Ketua program Studi Pendidikan Biologi, FKIP, UNRAM, Kepala Pusat penelitian Lingkungan Hidup dan Perubahan Iklim UNRAM, Relawan Aik Berik, Relawan SAMALAS, Relawan Yui-Tool, Dosen tetap Politeknik Pariwisata Lombok, dll.

Kegiatan restorasi dan rehabilitasi mangrove yang di adakan di Ekowisata Bagek Kembar selama 4 hari dari tanggal 7-10 Februari 2024 yang berlokasi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat merupakan kerja sama antara Blue Marine Foundation dari UK yang merupakan mitra yang mendanai proyek restorasi ekologis mangrove berbasis masyarakat di Bagek Kembar. Kegiatan pelatihan ini di fasilitasi oleh pihak Better Together Indonesia dan di bantu oleh yayasan Blue Forest Makassar. Blue Marine Foundation sendiri merupakan LSM konservasi laut yang ada di Inggris. Tujuan mereka adalah untuk berkontribusi dalam melindungi 30% dari lautan pada tahun 2030 dan mengelola seluruh lautan secara berkelanjutan, dimana salah satu cara yang mereka lakukan adalah dengan mengembangkan proyek seperti kegiatan pelatihan restorasi dan rehabilitasi mangrove di Bagek Kembar untuk melindungi, mengembalikan, dan mengelola ekosistem laut penting seperti mangrove.
Kegiatan pelatihan ini di hadiri oleh beberapa tamu undangan yang berasal dari perwakilan baik itu pihak pemerintah yang terdiri dari pemerintah pusat dan daerah, Universitas, NGO, relawan, dan Komunitas. Adapun beberapa kegiatan yang di lakukan selama 4 hari yaitu pengenalan Mangrove, Zona Mangrove, Transek, dan teknik rehabilitasi yang di gunakan dalam proses rehabilitasi mangrove.

Berikut ini dihilangkan...

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

Eメール:yuitool☆gmail.com
(☆→@に変えてメールをお送りください)
●ホームページはこちら
●Facebookはこちら
●YouTubeチャンネル
Yui-Tool Channel - YouTube  (インドネシア語)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

環境にやさしい生活について☆ファッションと洗剤から

2024年03月02日 | 11. ≪スタッフコラム≫

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

3月になりました。この冬は、暖かい日が多かったので、光熱費を低く抑えることができました。

でも、2月にコートなしで出かける日が来るとは、いよいよ温暖化が本格化していると感じます。

さて、今回のコラムは、ファッションと洗剤の話です。

(新宿マルイに出店している、Enter the E)

みなさんは、環境に優しい生活というと、何をすることだと思いますか?

エコバックを使うこと。生ごみをコンポストにすること。ペットボトルの飲みものを買わないこと。

紙の箱やチラシなどの雑紙をリサイクルに出すこと。エアコンの設定温度に気を遣うこと。などなど。

実は、着るもの・身につけるものを選ぶところからも、エコな取り組みができます。

私は、最近、普段着ていないジャンルの洋服を買う必要に迫られました。

どこで買おうか考えたときに、ファストファッションはできるだけ避けたい、と思いました。

ファストファッションとは、ちょうど1年くらい前のブログでも書きましたが、安価な洋服を大量に生産して消費するスタイルのことです。

ネットで、サステナブル・ファッションなどの用語を入れて検索したら、見知らぬ会社がヒットしました。

Enter the E

オリジナルブランド「TEN」の他に、環境にやさしい海外のブランドをセレクトして販売しているお店のようです。

オンラインショップを覗くと、多くの商品が「予約商品」となっていました。

(予約商品の説明は以下。上記ホームページより)

==============

【予約商品】

オーダーを受けてから手配、または生産し、在庫に無駄が出ないように配慮。配送もco2の排出量などに配慮し、できるだけエシカルな方法を選択しています。

じっくりと届くまでの時間も楽しんでいただく"スローファッション"です。

==============

気になる商品がありましたが、海外の商品をいきなり購入するのも不安だったため、ショップに赴くことにしました。

欲しい商品は店頭にはなかったのですが、代表の方がいらっしゃったので、洋服を選びながら少し話をしました。

私は去年、ファッション・リイマジンという映画を観たのですが、その主人公とEnter the Eの代表の方が重なりました。

気になった洋服を試着して、1着購入しました。

Enter the Eの紹介フライヤー

私が購入したものは、生産余剰素材で作ったものです。

サステイナブル基準がはっきりしていると、自分が支払ったお金が環境を守るために使われた、と実感することができます。

後日、友人とサステナブル・ファッションについて情報交換していたら、エシカルファッションブランドを紹介しているサイトを教えてくれました。

私自身も最近は洋服を買うときは、ローカルなもの(なるべく国内で作られたもの)、オーガニックなもの、またはフェアトレードのものを(極力)選んでいます。

(今回は、いつも買っているお店では扱っていないジャンルの洋服だったため、新規開拓しました)

その友人と、洗剤の情報も交換しました。

洗濯洗剤、柔軟剤、台所洗剤。私が使っているものはすべて海外のもので、値段も高めです。

それでも、こだわってそれを使っています。

私の基準は、汚れが早くきれいに落ちるか、より先に、環境を汚していないか、材料を作る過程で自然に負荷を与えていないか、という点です。

残念ながら、日本のメーカーで、そういう点にこだわっているものにまだ出会っていません。

環境にやさしい生活は、日々の消費行動の中で実践できる、ということを、多くの人に知ってもらいたいな、と思っています。(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

Eメール:yuitool☆gmail.com
(☆→@に変えてメールをお送りください)
●ホームページはこちら
●Facebookはこちら
●YouTubeチャンネル
Yui-Tool Channel - YouTube  (インドネシア語)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3年間の活動のふりかえり in Lombok

2024年02月06日 | ★2023年度(ロンボク)

今日は、ここ3年間のロンボク島での活動を振り返ってみたいと思います。

(本文とは関係ありません:ロンボク島に暮らすバリヒンドゥーの子供たちによるお供え花づくり)

その前に、2020年を思い出してみます。この年は、1月中旬にインドネシア(ロンボク島)から帰国後、COVID-19(新型コロナウイルスによるパンデミック)が始まり、ちょうど助成金もとれなくて1年間活動はストップしました。

ストップしている間も、現地ボランティアとオンラインでミーティングをしたり、マングローブの調査を行ったり、できることはしていました。

そして2021年が明け、2021年度はふたつの事業を行うことができました。

「マングローブ林環境教育プログラムの開発(単年度事業)」と「マングローブ林での持続可能な観光のための人材育成(2021年度~2023年度)」です。

(開発した、マングローブ林環境教育プログラムセット)

2021年度は、まったく現地に赴けませんでしたが、プログラムを開発したり、沖縄に行ってマングローブ環境教育の動画を撮ったり、非常に充実していました。ただ、ロンボクでの活動が、COVID-19の影響で思うようにできなかったり、ゆいツールが沖縄に行く予定も、5月から10月へと大幅にずれ込みました。

「マングローブ林での持続可能な観光のための人材育成」についても、マングローブ観光地または植林地(計3ヶ所)で第一回のワークショップが開催できたのは、2022年の1月-3月でした。

●持続可能な観光について考えるワークショップ

東ロンボクのギリ・ランプ(1月)西ロンボクのバゲッ・クンバール(2月)西ロンボクの南レンバール村(3月)

それぞれの場所で、持続可能な観光に必要なことについてディスカッションを行った結果、ガイド研修が必要である、ということがわかりました。(もちろん、そのほかにもトレッキングのためのトレイルや公衆トイレなどのハードが必要など、意見は多様にありました)

活動2年目となる2022年度は、7月に2年半ぶりにゆいツールがロンボク島を訪れ、ギリ・ランプやバゲッ・クンバール、南レンバール村で関係者と打ち合わせを行いました。再びロンボク島へ行けるようになったのはよかったのですが、COVID-19前と比べて渡航費が2倍以上かかるようになり、活動費を圧迫しました。

2022年度と2023年度は、ガイド研修として以下の活動を実施しました。

●「マングローブの調査と知識研修(バゲッ・クンバール)(ギリ・ランプ)

●「ゆいツールオリジナル・マングローブ林環境教育プログラムの使い方講座(バゲッ・クンバール)(ギリ・ランプ)」

●「看板作りワークショップ(ギリ・ランプ)」

●「インタープリテーションガイド研修(バゲッ・クンバール)」

●「観光地での課題を解決するためのワークショップ(バゲッ・クンバール)」

この3年間の活動の中で、築いたいくつかの重要なネットワークがあります。

各活動地の観光チームとの関係は言わずもがな、ですが、他にも次のような人と繋がることができました。

●インドネシア海洋水産省のスタッフ、スサンティさん(写真下、右から3番目)

スサンティさんは、Better together Indonesiaという団体の創設メンバーでもあります。

●西ヌサトゥンガラ州政府の役人、フアッドさん(写真下、左から2番目)

フアッドさんは、Digital Mangroveという団体(上記、Better together Indonesiaの協力団体)の創設メンバー。

●マタラム大学教員養成教育学部生物学講師のギト先生(写真下、左)

実は、ちょうど明日から4日間、バゲッ・クンバール(西ロンボクのマングローブ植林地)でBetter together Indonesiaが主催する、マングローブに関する研修が行われるのですが、ゆいツールのボランティアも2名招待されました。

3泊4日の宿泊費や食費、交通費などすべて主催者持ち、というたいへんありがたい研修で、内容もボランティアのスキルアップが見込めそうなもので、将来有望なボランティア(マデと学生ボランティアのニタ)を送り込むことにしました。

この3年間で、ロンボク島のマングローブ観光地の抱える課題がはっきり見えてきました。

ハード面の不足を除いて、いくつか挙げるとすると「ごみの管理」「環境教育の必要性」「ガイドの知識不足」「集客の問題」「地域経済活性化のためのお土産開発の必要性」などです。

ロンボクでの活動を継続させていくために、今ゆいツールが必要だと思っていることは、インドネシア側で予算を探す、ということです。

そのために、まだまだボランティアを育てていかなければいけません。(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NPOの関係者向けにエコツアーを実施! in Lombok

2024年01月14日 | 5. ロンボクエコツアー(その他)

12月末の2日間、ロンボクで日本のNPOの関係者向けにエコツアーを実施しました。

参加者は、認定NPO法人地球の友と歩む会のMさんです。

ガイドを務めたのはゆいツールボランティアのティウィ、ドライバーはマデです。

最初に訪れたのは、アマニ・エコ・スクール(NTBマンディリごみ銀行のアイシャ主宰)です。

Perjalanan Ekowisata untuk orang Jepang dari LSM, di Lombok 2023

(左端:日本のNPO関係者Mさん。左から2番目:ティウィ。右端:アイシャ)

Mさんは、アマニ・エコ・スクールのシステムはどのようなものか尋ねました。

アマニ・エコ・スクールは、すべての関係者、特に学校にオーガニックごみ及び非オーガニックごみの管理方法を学ぶ機会を提供してします。

そして、いくつかのごみ銀行や住民らと協力して、販売可能な廃棄物を収集しています。

また、障害のある人々に手工芸の分野で能力を伸ばす機会を提供しています。

(開発中のパイナップルの繊維で作った布)

エコスクールの次は、スンパル村のごみ分別場(TPS 3R)を訪問しました。

スンパル村の村長と数人のスタッフがMさんとボランティアを歓迎してくれました。

スンパル村のTPS 3Rでは、廃棄物から作られたガラス瓶を使用して、オレンジの葉から作った飲みものが提供されました。

オレンジの葉は、TPS 3R で集められたオーガニックごみから作ったコンポストを使った、オーガニック農園(村所有)からのものです。

Mさんがスンパル村のTPS 3Rシステムについて尋ねました。村では、(不適切な場所に)ゴミを捨てた人に罰金を課すという条例を導入しているそうです。資金については、村の基金と各家庭月1万ルピアのコミュニティ寄付金を活用。スンパル村のTPS 3Rには26人の作業員がいます。

Mさんからは村の川の状況はどうなのかと質問し、現在、村内で川にゴミを捨てる人はいないという話でした。

TPS 3R では、スンパル村だけでなく、北バトゥクリアン地区のテラタク保健センターを含む他の村のごみも一部受け入れているそうです。

Kades. Semparu pak Rawis dan stafnya mengantarkan tamu di TPS 3R Semparu.

(液体コンポストのタンクを見学)

(左端:スンパル村のラウィス村長)

余談:私が、ツアーコーディネートのためにラウィス村長に連絡をとったときに、マタラム市周辺にあるTPSがすべて稼働していない、という情報があり、何故なのかと思い、州の環境局スタッフやラウィスさんに質問してみました。

州の環境局スタッフに「なぜ、スンパル村以外のTPSがうまくいっていないのか?」聞いてみると、「マネージメントの問題」「村長の決断」と言われました。結局そうか、と思いました。

インドネシア人あるある。最初だけ勢いがよくて、お金が続かないとすぐ止める。施設が無駄になる。

ラウィス村長には「他のところが失敗する中、なぜスンパル村では続いているのか?」聞きました。

村長は「TPS 3Rはスンパル村にとってとても必要なものだから」と答えました。

ティウィとマデに後日聞いてみると、TPS 3Rはスンパル村役場のすぐ裏にあり、コントロールがしやすいという理由もあるようです。

見たところ、村長がとても熱心に管理をしているようです。

実は、ゆいツールは2018年10月に何人かの若者を連れてこの施設を訪れています。(ブログはこちら

現在まで施設が稼働していて、素晴らしいと思いました。

(施設のスタッフ、村長さんとMさんら)

昼食後、Mさんは田園風景や滝を見にランタン村を訪れました。Mさんはランタン村の廃棄物処理についても尋ねました。

村では今でも、値打ちのないプラスチックごみを燃やしている人がいます。 一方、ランタン村のTPS 3Rはまだ建設中です。

(ランタン村で。マデとMさん)

ちなみに、Mさんが訪れたランタン村の滝についての動画(2分44秒)はこちら

翌日は、午前中、クカイ・ブルスリごみ銀行(パイズルさん主宰)を訪問しました。

パイルズさんは住民に、自宅から出る廃棄物の分別を呼びかけています。パイズルさんは川のゴミ問題についてMさんと話し合いました。

パイズルさんによると、廃棄物問題は上流から発生しているため、河川の廃棄物は下流ではなく上流から解決する必要があるということです。

Mさんはまた、かつて日本の河川の状況はロンボク島よりもはるかに悪かったこと、日本が河川からゴミを取り除くには長い時間がかかったとも説明しました。

(左端:パイズルさん)

昼食後、Mさんはバゲッ・クンバールのマングローブ林エコツーリズムを訪問しました。地元ガイドのフスニさんがMさんに同行し、マングローブ林の状況を説明しました。Mさんは現在、東ヌサトゥンガラ州のスンバ島でマングローブの植林を行っているため、バゲッ・クンバールのマングローブ林にとても興味を持ちました。 フスニさんはそこに存在するさまざまな種類のマングローブについて説明しました。

MさんのNPOのインドネシアでの事業の紹介

(伝統的な塩づくりの道具を見るMさん。右端がフスニさん)

余談:ゆいツールとしては、この機会に11月に研修を行った成果(⇒研修の様子)を見せて欲しい、と思い観光グループリーダーのアグスさんにお願いしていました。当日は、アグスさんの弟のフスニさんが対応したそうですが、できればそれ以外の若者にやらせて欲しかったな、と思いました。それでも、フスニさんが経験を積めば、他のメンバーに教えることができるので、それに期待したいです。

今回、ロンボクまでお越しいただいたMさん、ありがとうございました。

***

現地からの報告。(インドネシア語)

Lapoan Perjalanan Ekowisata untuk orang Jepang dari LSM, di Lombok 2023

Guide : Tiwi

Driver : Made

Kamis : 28 Desember 2023

  • Perjalanan diawalin dengan mengunjungi Amani Eco School. Ibu Masako menyanyakan bagaimana system dari amani eco school. Amani Eco shool memberikan kesempatan kepada semua pihak terutam sekolah untuk belajar bagaimana pengelolan sampah organic dan non organic. Sistem yang digunakan ialah amani eco school bekerjasama dengan beberapa bank sampah dan komunitas untuk mengumpulkan sampah yang siap dijual. Selain itu pada sekolah ini memberikan kesempatan untuk penyandang disibalitas untuk mengembangkan kemampuan mereka dalam bidang kerajinan tangan.
  • Setelah dari amani eco school Ibu Masako mengunjungi TPS3R yang ada di desa semparu. Kami disambut dengan sangat baik oleh Kepala Desa Semparu dan berapa staff. Kami disajikan salah satu minunam khas dari daun jeruk yang menggunakan gelas dari botol kaca hasil olahan sampah di TPS3R semparu. Daun jeruk tersebut merupakan hasil dari kebun organic yang dimiliki desa Dimana menggunakan pupuk olahan sampah di TPS3R. ibu Masako bertanya terkait system TPS3R di semparu. Dalam regulasinya TPS3R semparu menerapkan peraturan desa Dimana Masyarakat yang membuang sampah sembarang akan dikenakan denda. Terkait pendanaan Menggunakan dana desa dn iuran masyrakat sebesar 10 ribu rupiah perbulannya. Terdapat 26 orang pekerja di TPS3R semparu.Ibu Masako juga bertanya bagaimana keadaan Sungai didesa semparu, untuk saat ini tidak ada lagi masyrakat yang membuang Sungai di desa tersebutr. Pengolahan sampah di TPS3R tidak hanya datang dari desa semparu tetapi desa desa lain juga salah satunya PUSKESMAS Teratak yang ada di Kecamatan Batukliang Utara.
  • Setelah dari Semparu , Ibu Masako berkunjung ke Lantan melihat area persawahan dan air terjun yang ada di Lantan. Selain itu ibu Masako juga menanyakan terkait pengolahan sampah di Lantan. Untuk saat ini masyakarat masih membakar sampah yang tidak bsa dijual untuk sampah plastic. Sementara itu TPS3R di Lantan masih dalam tahap Pembangunan.

Jumat : 29 Desember 2023

  • Perjalan diawali dengan mengunjungi Bank Sampah Kekait Berseri milik pak paizul. Pak Faizul mengajak warga untuk memulai memilah sampah dari rumah. Pak Faizul berdiskusi terkait masalah sampah yang ada disungai dengan bu Masako. Menurut Pak Faizul sampah yang ada disungai harus diselesaikan dari Hulu bukan hilir karena permaslahan sampah bersumber dari Hulu. Bu Masako juga menjelaskan kondisi Sungai dulu di Jepang jauh lebih buruk dari Lombok dan jepang perlu waktu lama untuk membersihakn Sungai dari sampah.
  • Selanjutnya bu Masako mengunjungi Ecowisata hutan mangrove di Bagek Kembar. Ibu Masako ditemani oleh guide local yaitu pak husni dalam menjelaskan kondisi hutan mangrove yang ada di bagek kembar. Bu Masako tertarik untuk mengunjungi mangrove di bagek kembar karena sekarang sedang melakukan penanaman mangrove di Sumba NTT. Pak husni menjelaskn berbagai macam jenis mangrove yang ada disana.

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする