ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

最近の動画あれこれ★☆

2024年07月14日 | 1.お知らせ等♪

2024年度が始まって3か月。

いつもなら今頃インドネシアに行っているのですが、今年はまだ予算が取れず、活動の見通しが立ちません。

それでも、ロンボク島ではボランティアが少しですが活動しています。

さて。ゆいツール、現地には行けていないのですが、動画は作っています。

(下の写真をクリックするとYouTubeに飛びます)

★ヤシ砂糖の紹介(1分半)

★ごみ銀行の紹介(3分15秒)

★伝統的な塩づくり紹介(1分半)

ゆいツールYouTubeチャンネルは、日本人向けの他、インドネシア人向けのチャンネルもあります。

先日、ゆいツールの発信する情報を見たロンボクを訪問中の方から、ヤシ砂糖と伝統の塩を購入したいと連絡が入りました。

塩の方は、まだお土産用に販売できる段階にないため提供できませんでしたが、ヤシ砂糖はご購入いただけました。

ゆいツールが、ボランティアを通してヤシ砂糖生産者に注文し、宿泊されているホテルへボランティアが運びました。

お金は、ヤシ砂糖生産者と運んだボランティアにそれぞれ支払われました。(ゆいツールは仲介料など一切いただきません)

ゆいツールは今はまだ現地に行けませんが、予算が確保できたら、また現地でヤシ砂糖を仕入れたり、伝統の塩をお土産用に開発して仕入れたりしようと考えています。

ゆいツールチャンネル、ぜひご覧ください。(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治学院大学で講義をしました! in Tokyo

2024年06月12日 | ⇒2024年度(日本)

5月23日に、明治学院大学で講義をしました。(早9年目)

例によって、ロンボク島でのゆいツールの活動を紹介するためです。

過去の様子はこちら(2016年2017年2018年2019年2022年2023年。)

Presentasi tentang kegiatan Yui-Tool di Lombok, di Universitas Meiji Gakuin..pada tgl 23 Mei 2024

当日は、70名弱の法学部の学生(3、4年)に話をしました。

昨年に続いて、つかみは「洋服の処分について」クイズをしました。

そしてその後は、グリーンウォッシュとはなに?というクイズをはさんで、次のクイズ。

容器包装プラスチックとは、食品を包んでいるあれです。

スーパーのお肉や魚が載っているトレーや、テイクアウトしたときの入れ物、飲みものが入っているペットボトルや、シャンプーや洗剤などが入っているプラスチック容器も。化粧品のパッケージやスーパーやコンビニのレジ袋なども。

特に環境に意識した生活をしていなければ、身の回りには溢れるほどの容器包装プラスチックがあるはずです。

さて、答えは?

当然、日本です。

インドネシアなどの、多くの住民がまだ村での暮らしを営んでいる国は、日本には及びません。

しかし。次のクイズはどうでしょう?

答えは、なんと「B 2位」です。

インドネシアでは、ごみの処理・管理が行き届いていないため、住民らがポイ捨てしたプラスチックごみが、世界の海を漂っています。

こちらは、ロンボク島のとある村のごみの様子です。

これが日常風景です。

そんなロンボク島で、ゆいツールが活動していることについて大学生にお話しました。

今回は、講義の中で紹介したゆいツールの活動紹介動画のリンクを貼り付けておきます。

(写真をクリックするとYouTube上の動画が開きます)

(3:15)

(5:01)

(8:11)

(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マタラム大学の先生たちのチームと協働プロジェクトが始動!? in Lombok

2024年05月22日 | ★2024年度(ロンボク)

2024年度がスタートしました。ゆいツールは、ロンボク島でマタラム大学の先生たちのチームの依頼で、大学生向けのプログラム(3か月)を一緒に行うことになりました。

Yui-Tool ada rencana untuk kersajama dg tim Guru2 dari Universitas Mataram(UMRAM) selama 3 bulan.

(打ち合わせの様子)

インドネシアの大学では、学生たちが村で長期間住み込んで実習を行うプログラムがあります。

実践活動授業(Kuliah Kerja Nyata:KKN)と言います。

今回は、ゆいツールの活動地のひとつ、マングローブ植林地バゲッ・クンバールで学生たちが3か月KKNを実施する中で、ゆいツールが何回かプログラムを行うことになります。

現在、大学側と「実施の取り決め(Implementation Arrangements)」について調整しています。

そして今日、ゆいツールのボランティアのティウィとマデが、大学で先生方と打ち合わせを行ったついでに、学生たちへプレゼンを実施しました。

(ゆいツールオリジナルの環境教育プログラムについて説明するマデ。左はティウィ)

マングローブや生きものとデトリタスの関係について、生き物カードを置きながら考える学生たち)

これから、KKNに参加する学生たちと一緒に、彼らが村で行うプログラムについて考えていく予定です。

日本でも、ちょうど明日、年に一回行っている明治学院大学での講義があります。

ゆいツールがロンボク島で行っている活動を紹介する予定です。

学生さんと言えば・・・

コロナ禍前は、ロンボク島に毎年数人の学生さんが訪れて、ゆいツールのエコツアーに参加してくれていました。

コロナ禍後は、航空券の値上がりと円安が進んで、学生さんはパッタリ来なくなってしまいました。

代わりに、高専の先生方やNPOスタッフなどが訪れてくれました。

詳しくはこちら。(高専の先生たちによるごみ調査 )(NPOスタッフ向けエコツアー)

大学生が少しでも興味を持ってくれたらいいなぁと思っています。

(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【オーガニック商品】ヤシ砂糖と天然塩~インドネシア・ロンボク島産~

2024年05月04日 | 11. ≪スタッフコラム≫

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

今日は、ロンボク島原産のヤシ砂糖と天然塩のご紹介をします。

(上は、ヤシ砂糖、下は伝統的なやり方で精製した塩)

ヤシ砂糖は、地元でアレンと呼ぶサトウヤシを原料として作られています。

伝統の塩は、とてもユニークな方法で作られています。

下の写真をクリックすると、それぞれの動画(1分半)を見ることができます。(YouTubeチャンネル)

ブログはこちら。

さらさらヤシ砂糖の作り方! in Lombok

ゆいツールボランティアが伝統的な塩づくりを体験!? in Lombok

ヤシ砂糖はすでにパッケージになったものがありますが、塩はまだお土産用には整っていません。

どちらも、現地で作る体験をすることができます。(ゆいツールがツアーをコーディネート!)

ヤシ砂糖は、日本のキビ砂糖に似ています。作る体験をすると、途中できな粉のような匂いを漂わせます。

そして、粉になる前、液を煮詰めている時、乾燥が始まる直前は水飴状になり、それをなめるととっても甘くて美味しいです。

多分、その時点で何かを加えて形状を水飴として保存することも、技術的には可能かな、と思います。

実際には、日本のように色々と整っていないので、水飴状態から竹などの筒に入れて形を整えて、すぐひっくり返すともう固まっています。

さらさらな状態にするときは、水飴状態になったら火から下ろして、ぐるぐるぐるぐる釜の上部をすりこぎでこすっていくうちに、液がどろどろになり、乾燥していきます。

(詳しくは、ビデオまたはブログをご覧ください)

原料は、サトウヤシの花房の液のみ。何も足さない。何も引かない。実際に作っている工程を見ると、それを実感します。

天然塩も、塩を含んだ土と砂で海水を濾して、かん水を作り煮詰めていって塩が出来上がります。

手間がかかっているのに、現地ではとても安いお金で取引されています。

本物に価値がある、という視点は、周りが偽物だらけになってから気づくのかもしれません。

色々な伝統が失われた先進国の人間がインドネシアに行くと、ヤシ砂糖や天然塩づくりのその素朴さに驚きます。

砂糖も塩も、多くの薪をくべて煮詰めるので、その作業の過程で木を切ったり煙が発生したり、環境や健康にあまりよくないという側面もあります。でも、石油や原子力でガンガンエネルギーを作って、空調や家電や車や電車やその他たくさんのテクノロジーを使っていることよりは、自然に与える影響は大きくないのではないか、と個人的には思います。

いずれにせよ、人間の営みが自然に影響を与えるのは事実で、それを軽減するところでテクノロジーが使われることには大賛成です。

と言うわけで、ヤシ砂糖や天然塩づくりを体験しに、ロンボク島へいらっしゃいませんか?

(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

Eメール:yuitool☆gmail.com
(☆→@に変えてメールをお送りください)
●ホームページはこちら
●Facebookはこちら
●YouTubeチャンネル
Yui-Tool Channel - YouTube  (インドネシア語)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファッションとエコロジカル~エシカル・サステナブル・ファッション

2024年04月08日 | 11. ≪スタッフコラム≫

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

引き続き、ファッションとエコロジカルについて考えています。

前々回のコラムはこちら

私は、数年前に「ファストファッション」という言葉を聞きました。

なんだろう?と思いました。ファストフードの洋服版だと知りました。

そして一年前に、「ファストファッション クローゼットの中の憂鬱」(著者 エリザベス・L・クライン)という書籍を読んで、ファッションとエコロジカルについてより関心を持つようになりました。

一年前のコラムはこちら

その後、10月に「ファッション・リイマジン」という映画を観に行きました。

そしてこの春、久しぶりにオフィスワークをすることになり、洋服を買う機会がありました。

今、洋服を買うときに私が基準とするのは、①ナチュラル素材であるか?②オーガニックなものか?③ローカルなものか?④フェアトレードか?そして⑤機能性などです。

もちろん、機能性と価格優先でファストファッションを選ぶこともあります。

①ナチュラル素材であるか?

綿(コットン)や麻(リネン)、絹(シルク)、毛(ウール/カシミア/アルパカ/アンゴラなど)などは、着心地がよく、環境にもやさしい。

(ただ、綿は栽培するときに大量の水を使い、ウールは羊が出すゲップに含まれるメタンガスが温暖化の原因となっている)

②オーガニックなものか?

ナチュラル素材であっても、オーガニックであるとは限らない。オーガニックなものが理想的。

③ローカルなものか?

生産地が日本国内であるか。

④フェアトレードか?

できれば、フェアトレードのものがいい。

フェアトレードについてよくわからない人はこちら(シャプラニールのホームページ)。

さて、洋服を買うことに意識を向けた後、グローゼットにある着られなくなった洋服の存在を思い出しました。

「メルカリなどで売る」「人に譲る」「回収に出す」「寄付をする」選択肢はいくつかあります。

例えばユニクロでは、ユニクロ製品を回収するBOXが店内に設置されています。

スウェーデンのファッションブランドで、ファストファッションに分類されるH&Mでも服回収をしています。

今回私は、株式会社大丸松坂屋百貨店が行う「エコフ」を知りました。

洋服やバック・くつを回収して、使えないものは国内でリサイクル。使えるものは、タイやカンボジアに輸出して古着屋で販売する、とのことです。

私が住む自治体でも古着を回収していて、発展途上国などに輸出して再利用をしているようです。

私はこの、「海外に輸出をする」というところで、「ん?」と思うのです。

2024年4月号のNational Geographic(ナショナルジオグラフィック)に、「砂漠に出現 ファッションの墓場」という特集があります。

チリのアタカマ砂漠が、洋服の墓場になっている現実がリポートされています。

私たちがリサイクルに出したつもりの洋服の何割かは、もしかしたらチリの砂漠に流れ着いて砂に埋もれているかもしれません。

ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維は、生分解しないため砂漠に残り続けることになります。

不要になった洋服を海外に送って終わり、ではないのです。

「海外の古着屋で売られる」「あらそう。よかったわ」で終われないのです。

そこからあぶれてしまったものが、さらにさらに巡って、チリの砂漠に行きついているかもしれない、と心配になるのです。

中国が2018年1月1日から、プラスチックごみの受け取りを拒否して、アジアの他の国々に先進国からプラごみが送られるようになりました。

不要になった洋服も作った国や使われた国から、アジアやアフリカに送られています。

アパレル業界が取り組むSDGsについて、こんなサイト【SUSPRO(アイグッズ株式会社サステナブルグッズ制作事業)のページ】を見つけました。

アパレル業界で多くの企業が取り組んでいるSDGsゴールについても、詳しく紹介されています。

ゴール10「人や国の不平等をなくそう」、ゴール12「つくる責任つかう責任」、ゴール13「気候変動に具体的な対策を」

そして、そう。洋服を買って使って捨てている私たちひとりひとりにも、地球環境に対して責任があるのです。

洋服を買うとき、洋服を手放すとき、少しだけエコを意識してみませんか?

(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

Eメール:yuitool☆gmail.com
(☆→@に変えてメールをお送りください)
●ホームページはこちら
●Facebookはこちら
●YouTubeチャンネル
Yui-Tool Channel - YouTube  (インドネシア語)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする