ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

生き物クイズ第6弾!うしさんクイズ

2020年07月29日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、「うしさん」。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさん

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

実は、大学で乳牛について学んでいた私は、牛のことで知らないことなどない、つもりでした。

ところが。クイズを作っている中で、新たな発見がありました。

いちばんの学びは、人に教える(伝える)ことである、とつくづく思います。

それから、今回から力強い助っ人が登場です!それは、イラストを担当してくれるMさん(23歳)。

もう、私の画力ではいつまでもごまかせない、と思っていたところへ、名乗りを上げてくれました。

さて、第一問目!「牛の乳頭(にゅうとう)はいくつ?」

Kemarin, Yui-Tool membuat quiz mengenai sapi untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

これは、赤を挙げる子供は少なかったですね。

答えは、青。6つは、イヌやネコです。ブタなんて、12個もあるんです。

産む赤ちゃんの数が多い動物は、乳頭も多いのです。

ちなみに、ふたつは、人間とゾウくらい?と思ったら、コアラもふたつだそう。ただし、ポケット(しかも出入り口が下向き!)の中ですが。

同じくポケットを持つ、カンガルーは4つだそう。

あ、もちろんサルの仲間もふたつですね。

第2問目!「牛がいつも口を動かしているのはなぜ?」

子供たちは、すべての色のカードを挙げていました。どれも、あり得る、という顔をして。

答えは、青。

でも、上の前歯がないのは本当です。歯があるはずのところは堅くなっていて、下の歯と噛み合わさって、いつももぐもぐしています。

牛のように胃が4つあって、時々草を吐き戻して噛み噛みする動物は、「反芻(はんすう)」動物と呼ばれます。

とわかったように書いていますが、クイズの準備中、「なに!?歯がない??」とびっくりしていたのは私です。

第3問目!「牛のひづめはいくつ?」

これはわかりますね。

大人用のヒント。反芻動物は、偶蹄目です。わかるでしょうか?

奇蹄目の動物は、ウマ、サイ、バクしかいません。

偶蹄目とは、蹄が偶数ある動物。奇蹄目とは、蹄が奇数ある動物のことです。

知っている人はどれくらいいるでしょうか。

ゆいツールの活動場所である、インドネシア・ロンボク島には、食用のための牛が何種類か家畜として飼われています。

普通の茶色い牛に加え、もうちょっと体の大きな水牛もいます。

インドネシアでは、牛の皮膚まで食べます。油で揚げておせんべい感覚で、ごはんと一緒に食べるのです。

日本では、お乳をしぼるためのホルシュタイン種がよく知られています。

白と黒のまだら模様の牛です。

子供たちには、いつかどこかで牛と出会ったら、よく観察して欲しいな、と思います。

さて、次のクイズは、最近やっと東京でも鳴きだしたセミを取り上げようと思っています。

お楽しみに!(山)

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生き物クイズ第5弾!おさるさんクイズ

2020年07月17日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、「おさるさん」。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむり

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

まずは、十二支について質問をします。

ね、うし、とら、う、たつ・・・というあれです。全部の動物を確認すると、3年生くらいだとだいたいわかっていました。

その中のおさるさんについて。さっそく一問目。

赤を挙げた子は少なく、青や黄色が多数でした。

日本の山にいるサルは、ニホンザルだけだよー、と伝えます。

動物園のサル山にいるのがそうだよ。次は、そのニホンザルのしっぽについてのクイズ。

赤は、選ぶ子はいないかな、と思いましたが、低学年はなんでも「人間と一緒」と考える傾向にあるので、「人間もないでしょ-」というと、ちらほら挙げる子がいました。でも、3年生でも挙げている子もいます。

多くは黄色。やはり、サルのしっぽは長い、という思い込みがあるようです。

ニホンザルのしっぽは、短いんだよ。寒い冬への対応かもしれません。

最後のクイズは、迷いました。どんな風に説明しようか。

よく、ボスザルが群れをまとめる、とか言うのですが、野生のニホンザルに関しては、とくにボスザルというのがいない、という情報を読み、そうなの?と思いました。人間に飼育されたり、餌をもらったりしている群れには、威張っている力の強いオスがいるようですが、自然の中の群れはメス中心の穏やかな群れのようです。

子供たちは、赤も青も黄色も挙げていました。

オスザルは大きくなったら、別の群れに移るか、若いオスだけでグループを作るか、いずれにせよ生まれた群れからでなければなりません。

ということで、答えは黄色です。

人間の場合(というか、古い日本社会)は、女性が生まれた家を出て、よその家に入る、という伝統がありましたが、私個人は女系社会の方が平和な感じがします。

インドネシアのスマトラ島の西スマトラ州では、ミナンカバウ族という民族(インドネシア人ですが)がいて、彼らの社会は女系社会です。

男性は、一定の年齢に達すると、出稼ぎに行かなければ行けません。

家は女性が守ります。外で稼いできた男性は、女性と結婚してその家に入ります。

ニホンザルもそんな感じなのかなぁと思います。

生き物クイズ、まだまだ続きます。

第1弾 ゾウ

第2弾 イノシシ

第3弾 にわとり

第4弾 かたつむり

第4弾 カタツムリ

第6弾 ウシ

第7弾 セミ

第8弾 ハチ

第9弾 カマキリ

第10弾 クマ

第11弾 海の生きものシリーズ①

第12弾 クモ

第13弾 ヘビ

第14弾 水鳥シリーズ①

2016年に保育園で行った、おさるさんクイズはこちら

(山)

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コロナ関連コラム 世界の状況と新しい観光のあり方

2020年07月08日 | ●コラム:新型コロナ関連

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

一旦落ち着いていた新型コロナウイルスの新規感染者数が、東京では6月に入って徐々に増え始め、6月後半から50名を超えるようになり、7月になったらとうとう100人以上の感染者が連日報告されるようになりました。

世界では、こんな状況です。

各国における新型コロナウイルスの感染状況(上位10番目までの国と中国と日本)(2020年7月7日現在)

(出展:外務省海外安全ホームページ

7月7日の状況としては、世界で12,000万人弱の人が感染し(最新データこちら)、日本では19,981人(7月7日10時00分時点、クルーズ船などを除く。厚労省などによる)の感染が確認されています。世界全体で、新型コロナウイルスによる死者数は、54万人を超えてしまいました。

インドネシアでは、6万4千人以上の累計感染者がいます(死者約3,200人)。感染者数は世界で26番目の多さです。(日本は56番目)

比較⇒「2020年5月11日のコラム:世界の状況とこれからのこと」

上のグラフを見ると、アメリカもブラジルもインドも、感染者数がうなぎ登りです。

世界第2位のブラジルでは、ボルソナロ大統領が新型コロナウイルスに感染した、というニュースが入ってきました。

新型コロナウイルス感染者がここまで広がると、注目すべきは感染者数より重症患者数と死者数なのかな、という気がしている今日この頃ですが、日本では以下のようなデータがあることを最近知りました。

参考:ECMONet(重症患者状況の集計)

また、止まってしまった観光に関する動きとして、「マイクロツーリズム」や「トラベルバブル」という言葉を聞くようになりました。

マイクロツーリズムは、近場の観光地を訪れることや、海外旅行に対して国内旅行に回帰することを喚起するものとして、星野リゾートの星野さんが提唱したものです。

地元の魅力を発見して楽しもう、というスタンスは、とてもよいと思います。

トラベルバブルは、「国家間の自由に行き来できる域内」のことで、最初から多くの国に対して国境を開く(規制を解除する)のはリスクが大きいので、まずはお互い安全だと合意した国同士で移動制限を解除し、自由な行き来を再開しよう、ということだそうです。

ゆいツールとしては、日本とインドネシア間で、と期待してしまうのですが、インドネシアはまだ安全ではないため、期待できません。

バリ島の知事は、9月には外国人観光客を受け入れられるようにしたい、と言っていますが、7月7日現在バリ州には1,940人の累計感染者がいて(死者25人)、西ヌサトゥンガラ州(ロンボク島とスンバワ島)の1,392人(死者65人)を上回ってしまっています。

バリ島は観光が主要な産業のため、観光がストップすると住民の生活に大きな影響が出てしまいます。

知事としては、一日も早く外国人観光客を呼び戻したい、と考えるのも無理はないのでしょうが、実際のところいつ国境が開かれる(自由に行き来できるようになる)のか、不透明です。

ゆいツールは、バリ島・ロンボク島を訪れる日が来るのを、首を長ーくして待っているところです。

(山)

(バリ島サヌールのホテル)

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