ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ロンボクの地震のことなどお話ししました! in Tokyo

2018年12月08日 | ⇒2018年度(日本)

12月1日に、日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)の連続講座で、お話ししてきました。

JANNIは、インドネシアの人権、環境、開発などさまざまな問題を改善するため、また日本とインドネシアの市民レベルの交流・ネットワークを広げるための団体として1993年に設立された団体です。私も以前、ボランティアをさせていただきました。

25年が経ってJANNIは今活動を終えようとしているのですが、そのような時に連続講座に呼んでいただいて感謝しています。

さて、講座では、ロンボクの地震のその後の様子、ゆいツールが行った学校へのテント支援のプログラムについて、それから普段ゆいツールがロンボク島で行っている活動についてなど、お話ししました。

恒例の、「インドネシアクイズ」もやりました。インドネシア通の方々に合わせた、ちょっと難しいクイズも盛り込みました。

お話しの後、30分くらい参加者のみなさんの質問に答えたり、意見交換をしました。

ご参加いただいたみなさん、JANNI事務局のみなさん、ありがとうございました。

講座の後、JANNI会員のみなさん、参加者の方と交流会に繰り出しました。

インドネシアが大好きな人たちと集うのはとても楽しかったです。

JANNIがなくなってしまうことを惜しみながら、みなさんと色々とお話ししました。(山)

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雨にたたられたグローバルフェスタJAPAN2018 in Tokyo

2018年09月30日 | ⇒2018年度(日本)

9月29日(土)に、グローバルフェスタJAPAN2018に出展しました。

(本当は日曜日も出展予定だったのですが、台風24号接近に備えて中止になりました。)

設営準備をした金曜日はとてもよい天気だったのですが、土曜日は終日雨。

大雨や風が吹かなかったことが幸いでした。

この日は、スタッフの他、昨年エコツアーに参加した若者がふたり、ボランティアに来てくれました。

12月に実施する予定の復興エコツアーの宣伝や、ロンボク島の環境問題への取り組みの説明など、積極的に来場者と交流してくれました。

せっかくなので、会場を見て回って勉強する時間もとりました。

こちらは、JVC(日本国際ボランティアセンター)のブースでカレンダーを買ったついでに、活動内容について少し説明していただきました。

ゆいツールのブースでは、カラフルなポーチを販売する傍ら…。

アイシャさんのごみ銀行の新作!廃タイヤから作った財布とペンケースも販売しました。

男性が、セットでお買い上げくださいました。

ありがとうございました!

 

ブースを見て回っている時に、ピースウインズジャパン(PWJ)を発見したので、中に入って説明を求めました。

実は、PWJはロンボクの地震の時に、救助犬を連れて真っ先に現地に向かったNGOのひとつでした。

そして、実際に人を助ける活動をできないまま、引き上げていました。

また、北ロンボクで現地のNGOと協働で仮設住宅を建設中、という情報も入手していたので、そのふたつのことについてどうしても聞きたかったのです。

(PWJのブース展示の一部。ロンボク島で活動したスタッフの一日の様子などが記されています)

まず、真っ先に現地に入りながら、活動できずに引き上げたのはなぜなのか。

これは、私は彼らが犬を連れていたことが大きく関係しているだろう、と考えていました。

現地に行ったスタッフで質問に答えてくれたのは、安間さんという男性でした。

安間さんによると、少なくとも入り口(インドネシアに入ろうとする段階)ではウェルカムだった、ということです。現地で活動してもOKという返事を政府からもらって現場に向かいました。

そして、一番被害が酷そうな東ロンボクの方は、道の状態や時間の関係で行くことを断念し、北ロンボクのある場所で活動を開始しようとしたところ、現場では「聞いていない」「ダメだ」ということになったそうです。ちょうど、インドネシアの災害庁が「他国には救援を求めない」という発表を出したタイミングでもあったそうで、NGOの名前が入ったユニホームを着ることも禁じられた、と安間さんは話してくれました。

私は、生きている人を探す手段として救助犬がどんなに素晴らしくても、現地の人たち(たいはんはイスラム教徒)は犬をとても嫌うので、そのせいで活動が難しかったのかもしれないことを伝えました。

そして、今北ロンボクで仮設住宅を建築中だと聞いた件をたずねてみると、ACTという現地NGOが仮設住宅を建築するのに資金提供をすることにした、ということや、給水活動などを中心に行っているということでした。

10月4日に現地に入るので、活動場所を見たいな、と思ったのですが、ちょうどスタッフがロンボクからいったん引き上げてくるタイミングだそうで、今回は無理でも今後、連携・協力できることはしましょう、という話をしました。

今回、ロンボクの地震災害支援を通して、多くの人や団体とつながるきっかけが得られました。

ところで、グローバルフェスタの前日9月28日午後6時2分ごろ(日本時間同日午後7時2分ごろ)、インドネシア・スラウェシ島の中スラウェシ州でマグニチュード7.4の大きな地震が発生し、地震に伴う津波も沿岸部に押し寄せました。

ロンボクが落ち着いてきたと思ったら、もう次の災害です。

日本もインドネシアも、これからますます災害に備える国づくり、地域づくりが必要だ、と思わずにはいられません。

(山)

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東海大のワークショップ ボランティアの感想

2018年06月21日 | ⇒2018年度(日本)

先日の、東海大のワークショップ

ついていったゆいツールのボランティアSさんの感想です。

***

先日、東海大学で行われたゆいツールによる講義&ワークショップのお手伝いをしてきました。

 

始めはインドネシアにまつわる簡単な3択クイズを行いました。画面に表示された選択肢のうち正解だと思う色紙(赤、青、黄)をあげてもらいます。この方式だと、学生さんがどの答えを選んでいるのかが一目瞭然です。

その問題でその答えを選ぶのかと、ちょっとニヤニヤしてしまう私。実は私は2月にゆいツールのツアーに参加したばかり。門前小僧ナンタラというやつによる、インドネシア通ビギナー気取りを堪能していました。

 

クイズで皆の緊張がほぐれ、意識が適度にインドネシアに向いた後は、ゆいツールの代表・山本さん自身のお話とインドネシアのロンボク島についての講義の時間です。狭い教室を縦横無尽に動き回り、15人の学生さんに次々と話を振る山本さん。学生さんも気を抜く暇がありません。

山本さんがロンボクで活動する理由、ロンボク島の地理や民族に関する話やロンボク島のゴミ問題とゆいツールの活動紹介といった話に、皆さん本当に真剣に耳を傾けていました。山本さんの話にも思わず熱が入っている様子。教室内を動き回るばかりでなく身振り手ぶりも加わって話始める山本さんに、私のカメラはブレまくりましたゴメンナサイ。

話の後は、ゆいツールが活動の中で実際に使っているゴミ分別学習ツールを体験してもらうワークショップを行いました。ゴミのイラストが描かれたカードを、オーガニック・非オーガニックの二種類に分けるというゲームを、5人1組の3グループで行いました。見ていて思った事は、分かりやすいように燃えるゴミ・不燃ごみと言い換えてあったせいもあってか、紙オムツや陶器の分別に悩む学生が多数いたという事です。このゴミ分別ゲーム、学生さんはどんな事を感じながら体験していたのでしょうか。

ところで日本のゴミ分別は、燃えるゴミ、不燃ごみ、プラスチックゴミ、資源ごみ…と言ったように細かく分かれていますが、インドネシアでは、「オーガニック(土に還る)ゴミ・非オーガニック(土に還らない)ゴミ」の2種類の分別すらまだ定着しきっていないという現実。それは、つい最近までインドネシアにオーガニックゴミしかなかった事の証なのかもしれません。そして非オーガニックゴミを持ち込んだのは、他でもない日本を含む先進国企業なのかと思うと、なんとも遣る瀬無い気持ちになります。殆ど何も出来ないけど、無関心では居られない。環境問題の難しさを改めて痛感しました。

 

最後はゆいツールのエコツアー紹介を行い、つい最近エコツアーに参加したこの私めが感想を話しました。折角お時間をいただいたというのに、アドリブが苦手なのでわざわざ原稿まで作ってきたというのに、人前に立ったら殆ど何も言えなくなってしまったアガリ症の自分が憎い。とりあえず、ちょっとでも興味があったらゆいツールのツアー参加にして欲しいです!と、いう気持ちだけでも伝わっていると良いな…。百聞は一見にしかず、一人でも多くの学生さんが、宗教も、環境も、行政の在り方も異なる国と自分の国との繋がりを考え、比較をする機会を得る事が出来れば良いなと思います。(S)

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東海大学でワークショップ!? in Tokyo

2018年06月14日 | ⇒2018年度(日本)

先日、東海大学でお話し&ワークショップをしてきました。

この授業は、写真に写っている元(ウォン)先生から依頼を受けて実施しました。

環境について学ぶ大学院生や学部生が15人ほど参加してくれました。中には、中国からの留学生も数人いました。

元(ウォン)先生は韓国人。教室には、日中韓の国籍の人が集まっていたことになります。

授業ではまず、インドネシアクイズを実施しました。

その後、インドネシア・ロンボク島の紹介やそこでのごみの様子などをお話ししました。

授業の中盤で、ごみについて考えるプログラムを体験してもらいました。

学生たちは、馴染みのないインドネシアのごみに戸惑いながら、「燃えるゴミ(オーガニックごみ)」「燃えないゴミ(オーガニックではないごみ)」に分類する作業をしました。

プログラム体験の後は、ゆいツールがロンボク島で行っている村ツーリズム開発について、話をしました。

同時に、日本からの学生がツアーに参加してどのような体験をしたか、なども紹介しました。

実際に2月のツアーに参加したゆいツールのボランティアのSさんも、学生たちにツアーに参加してどう感じたかなど話をしました。

元先生は、いつも授業の中で「世界(で起こっている環境問題)と自分とのつながり」を強調されている、ということで、ゆいツールからも最後に今問題になっている海のプラスチックごみのことについて、日本人や日本の企業のつながりや責任についてもお話ししました。

その後、学生たちからのいくつかの質問に答えて授業はおわりました。

授業終了後、講師室へ質問をしに来てくれた学生さんがいて、少しの時間お話ししました。

東海大での授業は初めてでしたが、環境について学んでいる大学院生が多かったので、授業が彼らの参考になってくれたらよいな、と思いました。

(山)

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毎年恒例…大学でお話ししました! in Tokyo

2018年05月19日 | ⇒2018年度(日本)

先日、明治学院大学の法学部の3,4年の学生向けに一コマ講義をしてきました。

話の内容は、ゆいツールのロンボク島での活動についてです。

この講義も3年目。1年目の様子2年目の様子

Yui-Tool telah presentasi tentang kegiatan di Lombok kepada mahasiswa/i di Universitas Meiji-gakuin, Tokyo.

今回の隠れテーマは「多様性を認めあうこと」。

自分自身が海外に関心がなくても、日本の中に引きこもりがちでも、世界は容赦なく日本に迫っている、と思うからです。

(外国人留学生、外国人研修生、結婚して日本に住んでいる外国人、旅行者:インバウンド)

今は、日本の中だけにいても、世界と関わらざるを得なくなっているのではないでしょうか。

英語ができるできない、という話に留まらず、外国人の友達がいることが当たり前になり、異質な他者をどこまで受け入れることができるかが、新しい社会を生きていく鍵になると思うので、そういうことも学生に伝えたいと思いました。

さて、今回は今までより若干受講生が減ったため、やりたかった3色の色画用紙を使ったクイズを行いました。

クイズは全部で5問。学生たちは知らないことがいっぱいでした。

講義では、ロンボク島のごみの実情や、ごみ銀行の仕組み、それからゆいツールが取り組んでいる村ツーリズム開発などについてお話ししました。

村ツーリズムの話では、昨年12月に行った学生向けエコツアーの様子を紹介しました。

ゆいツールのツアーに参加すると、国の違う人、宗教の違う人、文化が違う人と出会い、知らず知らず多様性を受け入れている自分に出会うはずです。

今回の学生さんは、比較的海外に興味がある人たちが多かったので、学生向けエコツアーに参加してくれるとうれしいあぁと思いました。

(山)

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