ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

生き物クイズ第10弾!クマさんクイズ

2020年10月27日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズです!今回は、「クマ」。

今まで作った生き物クイズ:ゾウさんイノシシにわとりかたつむりおさるさんうしさんセミハチさんカマキリ

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

さて、世界には何種類のクマが生息しているでしょうか?

「ホッキョクグマ(シロクマ)」「ツキノワグマ」「ヒグマ」あたりまでは、上級生が答えてくれました。

「アライグマ」と言った低学年がいましたが、残念。

アライグマは、アライグマ科アライグマ属に分類されます。(クマの仲間は、クマ科なので、別の種類になります)

あとは、東南アジアに生息する「マレーグマ」。あまりメジャーではない「メガネグマ」「ナマケグマ」「アメリカグマ」など。

そして最後に「ジャイアントパンダ」。おおまかに8種類のクマがいます。

では1問目。「日本にいるクマは何種類?」

Yui-Tool membuat quiz mengenai Beruang untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

子供たち「えー、少ない!」3種類よりたくさんいると思ったようです。

「日本の山にいるクマだよ」と念を押します。

青と黄色が多かったような。

答えは、青。「ツキノワグマ」と「ヒグマ」です。

「ツキノワグマ」は、別名アジアクロクマというそうですが、首の下に白い三日月型の模様(月輪に見える)があるのが特徴です。

日本に生息しているのは、「ニホンツキノワグマ」です。本州と四国に分布しています。

「ヒグマ」は、「エゾヒグマ」で、北海道のほぼ全域に生息していて、日本最大の陸上生物です。

2問目。「熊の足の裏は次のうちどれ?」

これは、黄色を挙げる子供が多かったですが、赤や青の子供もいました。

赤はライオン(もしくはネコ科の動物)、青はゾウの足の裏です。

足の爪は描いていませんが、実際には足先には鋭い爪があり、こんな前足を振り下ろされたら、人間などひとたまりもありません。

3問目。「クマの主な食べ物はなに?」

これは、ちょっと意地悪な質問でした。

答えは、黄色ですが、蜂蜜も他の動物(死んでいた場合)も食べる時があるからです。

ただ、主食という意味では、黄色になります。

低学年の子供の一部は赤を挙げていたので、クマのプーさんのイメージが強いのかな、と思いました。

(こちらもそれを想定して選択肢を作ったわけですが)

ところで今年は、クマのニュースがとても多いそうです。

冬眠前にエサを探すうちに、人里や市街地まで出てきてしまって、かわいそうなことに見つかれば殺されてしまいます。

本来、人とクマが暮らしている場所は離れています。

でも、山にエサが少なかったり、人間が作っている作物が美味しそうだったり、山里に暮らしていた人がいなくなって(人がいればクマも警戒してそれ以上山を下りることは少ないでしょう)クマがどんどん市街地に近づいてしまう環境ができて、人とクマが出会う確率が上がってしまっています。

人は、クマに出会ったら、本能的に「怖い」と思います。

そして実際に、危険です。クマに打ち勝てる人間は、ほとんどいないと思います。

でも、「危険」だから、むやみに殺してもいいわけではありません。

今より100年前、100年前より1000年前、1000年前より1万年前、日本列島のクマの数はもっと多かったでしょう。

そして、多分人間が日本列島に移り住むずっと前からクマは、ここに暮らしていたでしょう。

クマに限らず、地球上の野生動物は、人間の活動の陰で数を減らし続けています。

私は、野生動物のことを考える時に、いつも思う言葉があります。

1992年の地球サミット(リオネジャネイロ)で、12歳の少女(セヴァン=スズキ)が語った言葉です。

「どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください。」

※スピーチの全文は、こちらから。

私たち人間は、絶滅した動物をよみがえらせることはできません。

ましてや、その動物が生息していた環境全体を作り直すことなど不可能です。

人間はとてもちっぽけな存在であることを、忘れてはいけないと思います。

生き物クイズを通して、子供たちが、地球には人間以外の様々な生き物がいて、それが自然なのだ、ということを学んで欲しいと思っています。

(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆいツール10周年のお知らせと最近のこと

2020年10月20日 | 1.お知らせ等♪

1.10.2020...Yui-Tool 10 tahun berdirinya..

コロナ禍の10月1日に、ゆいツールは10周年を迎えました。

ゆいツールは、正会員10人、賛助会員10人のみなさんに支えられて活動しています。

いつも応援してくださっているみなさん、ありがとうございます。

最近のゆいツールは、8月から始めた週1回のドゥルカディ・チーム(ロンボクの若者チーム)とのZOOMミーティングを続けています。

そして私は、いつかやりたい動画配信に向けて、9月からせっせとビデオ編集の練習をしています。

現在、10周年記念ビデオを作成中です。(⇒できました!こちら

今まで、ブログに活動記録を載せてきましたが、写真をスライド風にしてビデオで見られたら、多くの人にゆいツールの活動を知ってもらえるのでは、と思っています。

それから、ビデオ編集がだいたいできるようになってきたので、今度ロンボクへ行ったときには、活動内容も動画配信できたらよいなぁと思っています。

ドゥルカディ・チームのメンバーにも、それぞれビデオを撮ったり編集したりするように、課題を与えています。

ZOOMでの会議やビデオ編集など、コロナがなかったら「面倒だな」「難しそう」と思って取り組まなかったことに今チャレンジすることができて、まさに怪我の功名です。

さて、コロナの状況ですが、インドネシアは累計感染者数36万人を超えました。現在東南アジア最多です。

ちょうど今日、日本の総理大臣がインドネシアを訪れることになっています。

感染者数の多いインドネシアをわざわざ訪れるというのは、色々な事情がありそうです。

インドネシア人は飽きっぽいので、現地の友達とやり取りすると「みんなもう飽き飽きしてるよ」という声をよく聞きます。

飽き飽きしてもコロナはなくならないし、油断すると感染者は増えるし、早く「普通の風邪」程度に収まって欲しい、とつくづく思います。

以下、今までやったZOOM会議の記録です。

(9/2) (9/9)

(9/18)(9/30)

(10/7)(10/14)

今年中には、ドゥルカディ・チームとして何か活動ができたらよいね、とチームキャプテンとは話しています。

そして私は、来年度に向けて予算探しを継続中。

コロナの収束と共に、予算獲得も大きな課題です。(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする