ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

ロンボク島のボランティアが研修に参加! in Lombok

2024年03月25日 | ★2023年度(ロンボク)

2月に、ゆいツールのボランティアがロンボク島のマングローブ植林地(バゲッ・クンバール)で行われた「マングローブ再生技術研修」に参加しました。

研修参加費は、すべて主催者側から提供されました。

Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat.

(右側白いシャツ⇒ゆいツールボランティアのマデ)

この研修は、イギリス(UK)のブルー・マリン財団からの資金援助により、インドネシアの団体ベター・トゥギャザー・インドネシア(以下、BTI)が開催しました。研修内容は、インドネシアのブルー・フォレスト・マカッサル財団(以下、ブルー・フォレスト財団)が提供しました。

ブルー・マリン財団の目標は、2030 年までに海洋の 30% の保護に貢献し、すべての海洋を持続可能な方法で管理することです。その方法の 1 つは、バゲッ・クンバールでマングローブの回復やリハビリテーションのトレーニング活動などのプロジェクトを開発して、重要な生態系がある海域の保護、回復、管理を行うことです。

この研修には、中央政府、地方自治体、大学、NGO、ボランティア、地域住民が参加しました。4 日間にわたって、マングローブの同定、マングローブゾーン、トランセクト(海岸調査の方法のひとつ)、マングローブの修復プロセスで使用される修復技術など、いくつかのアクティビティが実施されました。

初日には、開会式(行政担当者などはここだけ参加して終わり)の後、ブルー・フォレスト財団からの研修内容の紹介や、ゲームの紹介(冒頭の写真)、マングローブ生態系に関する講義などがありました。

また、今回の研修では、前後に小テストが実施され、参加者の学習度を測る試みもありました。

(マイクを握っているのは、ブルー・フォレスト財団のリオ・アフマッド氏、その右側はBTIのタリ・サヴィトリ氏、一番右はブルー・マリン財団のジェイムズ氏)

2日目は、実地研修「マングローブの観察とトランセクト」が行われました。

参加者は3つのグループに分けられ、水準器の使い方のレクチャーがあった後、3か所で作業にあたりました。

各グループは土地の高さを測量して、データシートに記録しました。同時に、参加者はそれぞれの高さで生育するマングローブの種類を特定し、その地域に流入する水の流れとマングローブの生育との関係を観察し、マングローブの成長を妨げている原因を観察するよう求められました。

測量等が完了すると、すべてのグループは観察結果を絵に描きました。そして、作った絵を使って、グループごとに野外活動の成果や発見したことを発表しました。

(測量の様子)

(観光チームリーダーのアグスさんによる発表)

これらの活動を通して得られた結論は、土地の高さがマングローブの成長の種類に影響を与えるということでした。

高い土地に生育するマングローブは、低い土地に生育するマングローブとは種類が異なります。

直接現場に行くことで新たな知識が得られたため、発表では参加者から積極的な質問がなされました。

3日目は。「バゲッ・クンバールにおけるマングローブの類型の理解、障害要因と適切なマングローブ修復技術についてのディスカッション」が行われました。

各グループは、マングローブの類型、土地を乱す原因となる障害要因などの状況を観察した後、土地の区画を描き、土地の状況に応じた修復技術を計画する作業を続けました。

(土地の観察の様子)

(絵を描く参加者)

(発表の様子)

3 つのグループのプレゼンテーションの結果から、それぞれの土地にはマングローブに対して様々な障害があることがわかった。

そして、その障害を克服するためのアイデアや方法を考えました。

4日目は、「マングローブ再生計画についてのディスカッション」を行いました。

3 日間のトレーニング後の理解度を確認するために事後テストを実施すると、結果は非常に満足のいくものでした。

最後のセッションで、ブルー・フォレスト財団はリハビリテーションプロセスにおけるモニタリングの重要性を伝えました。

「リハビリテーション領域の状態の変化を記録または文書化する必要があることである」

「修復後の一定期間におけるマングローブの成長、加入、初期形成を測定すること」

「マングローブの成長を阻害する潜在的な問題(障害要因、害虫、病気など)を初期に特定すること」

このような研修に、ボランティアのマデとニタが参加しました。

ニタの感想:

「私の提案は、将来的には、このような研修活動は若い世代が参加することが重要であり、子供たちに紹介して、自然、特にマングローブ生態系の保護についての知識を身につけ、自然に対する関心を育むこともできるということです。」

マデの感想:

「ブルー・フォレスト財団によって提供された資料・講義内容などが、あまりにも情報過多だったため、村の人たちにとっては注意力を維持することが難しかった。しかし、このトレーニングの本当に良いところは、フィールド実習であり、参加者はフィールド(マングローブ林)で直接学ぶことで内容をよりよく理解できた。それとは別に、参加者が飽き始めたときに、プレゼンターがゲームを提供して、参加者が再び興奮できるようにすることもよくあった。」

(集合写真)

(以下、学生ボランティアのニタが作成した報告書の一部)(インドネシア語)

Laporan Kegiatan Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat.

Perihal: Pelatihan Teknik Rehabilitasi Mangrove Secara Ekologi di Ekowisata Bagek Kembar
Waktu: Rabu- Sabtu, 7 – 10 Februari 2024
Tempat: Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat
Peserta: Pokmakwas Bagek Kembar, Ketua program Studi Pendidikan Biologi, FKIP, UNRAM, Kepala Pusat penelitian Lingkungan Hidup dan Perubahan Iklim UNRAM, Relawan Aik Berik, Relawan SAMALAS, Relawan Yui-Tool, Dosen tetap Politeknik Pariwisata Lombok, dll.

Kegiatan restorasi dan rehabilitasi mangrove yang di adakan di Ekowisata Bagek Kembar selama 4 hari dari tanggal 7-10 Februari 2024 yang berlokasi di Ekowisata Bagek Kembar, Desa Cendi Manik, Sekotong, Lombok Barat merupakan kerja sama antara Blue Marine Foundation dari UK yang merupakan mitra yang mendanai proyek restorasi ekologis mangrove berbasis masyarakat di Bagek Kembar. Kegiatan pelatihan ini di fasilitasi oleh pihak Better Together Indonesia dan di bantu oleh yayasan Blue Forest Makassar. Blue Marine Foundation sendiri merupakan LSM konservasi laut yang ada di Inggris. Tujuan mereka adalah untuk berkontribusi dalam melindungi 30% dari lautan pada tahun 2030 dan mengelola seluruh lautan secara berkelanjutan, dimana salah satu cara yang mereka lakukan adalah dengan mengembangkan proyek seperti kegiatan pelatihan restorasi dan rehabilitasi mangrove di Bagek Kembar untuk melindungi, mengembalikan, dan mengelola ekosistem laut penting seperti mangrove.
Kegiatan pelatihan ini di hadiri oleh beberapa tamu undangan yang berasal dari perwakilan baik itu pihak pemerintah yang terdiri dari pemerintah pusat dan daerah, Universitas, NGO, relawan, dan Komunitas. Adapun beberapa kegiatan yang di lakukan selama 4 hari yaitu pengenalan Mangrove, Zona Mangrove, Transek, dan teknik rehabilitasi yang di gunakan dalam proses rehabilitasi mangrove.

Berikut ini dihilangkan...

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環境にやさしい生活について☆ファッションと洗剤から

2024年03月02日 | 11. ≪スタッフコラム≫

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

3月になりました。この冬は、暖かい日が多かったので、光熱費を低く抑えることができました。

でも、2月にコートなしで出かける日が来るとは、いよいよ温暖化が本格化していると感じます。

さて、今回のコラムは、ファッションと洗剤の話です。

(新宿マルイに出店している、Enter the E)

みなさんは、環境に優しい生活というと、何をすることだと思いますか?

エコバックを使うこと。生ごみをコンポストにすること。ペットボトルの飲みものを買わないこと。

紙の箱やチラシなどの雑紙をリサイクルに出すこと。エアコンの設定温度に気を遣うこと。などなど。

実は、着るもの・身につけるものを選ぶところからも、エコな取り組みができます。

私は、最近、普段着ていないジャンルの洋服を買う必要に迫られました。

どこで買おうか考えたときに、ファストファッションはできるだけ避けたい、と思いました。

ファストファッションとは、ちょうど1年くらい前のブログでも書きましたが、安価な洋服を大量に生産して消費するスタイルのことです。

ネットで、サステナブル・ファッションなどの用語を入れて検索したら、見知らぬ会社がヒットしました。

Enter the E

オリジナルブランド「TEN」の他に、環境にやさしい海外のブランドをセレクトして販売しているお店のようです。

オンラインショップを覗くと、多くの商品が「予約商品」となっていました。

(予約商品の説明は以下。上記ホームページより)

==============

【予約商品】

オーダーを受けてから手配、または生産し、在庫に無駄が出ないように配慮。配送もco2の排出量などに配慮し、できるだけエシカルな方法を選択しています。

じっくりと届くまでの時間も楽しんでいただく"スローファッション"です。

==============

気になる商品がありましたが、海外の商品をいきなり購入するのも不安だったため、ショップに赴くことにしました。

欲しい商品は店頭にはなかったのですが、代表の方がいらっしゃったので、洋服を選びながら少し話をしました。

私は去年、ファッション・リイマジンという映画を観たのですが、その主人公とEnter the Eの代表の方が重なりました。

気になった洋服を試着して、1着購入しました。

Enter the Eの紹介フライヤー

私が購入したものは、生産余剰素材で作ったものです。

サステイナブル基準がはっきりしていると、自分が支払ったお金が環境を守るために使われた、と実感することができます。

後日、友人とサステナブル・ファッションについて情報交換していたら、エシカルファッションブランドを紹介しているサイトを教えてくれました。

私自身も最近は洋服を買うときは、ローカルなもの(なるべく国内で作られたもの)、オーガニックなもの、またはフェアトレードのものを(極力)選んでいます。

(今回は、いつも買っているお店では扱っていないジャンルの洋服だったため、新規開拓しました)

その友人と、洗剤の情報も交換しました。

洗濯洗剤、柔軟剤、台所洗剤。私が使っているものはすべて海外のもので、値段も高めです。

それでも、こだわってそれを使っています。

私の基準は、汚れが早くきれいに落ちるか、より先に、環境を汚していないか、材料を作る過程で自然に負荷を与えていないか、という点です。

残念ながら、日本のメーカーで、そういう点にこだわっているものにまだ出会っていません。

環境にやさしい生活は、日々の消費行動の中で実践できる、ということを、多くの人に知ってもらいたいな、と思っています。(山)

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