ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

生き物クイズ第4弾!かたつむりクイズ

2020年06月27日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズ、ゾウさんイノシシにわとりに続いて、今回は「かたつむり」!!

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

じめじめした最近、本来ならたくさん見かけるはずのかたつむり。

東京では、私はもう何年も大きなかたつむりに出会っていませんが、子供たちに聞くと直接見たことのある子供が多かったです。

じゃあ、かたつむりには詳しいかな?と思いクイズをしてみました。

あ、ちなみに、かたつむりという名前の生き物はいません。

おそらく一般的なかたつむりは「ミスジママイマイ(Euhadra peliomphala )」(日本固有種)だと思われます。

Kemarin, Yui-Tool membuat quiz mengenai Siput(Katatsumuri) untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

「かたつむりのオス・メスの見分け方は?」

みなさんは、わかりますか?

子供たちは、赤と青を選びましたが、答えは黄色です。

私は、中学生の時にそのことを知り、衝撃を受けました。

生き物は、オスとメスが交尾をして卵や子供を産む、と思っていたので、オス・メスがないなんて、それは生き物ではないではないか!!と思ったわけです。

オスとメスの区別のない生き物のことを、雌雄同体と言います。

子供たちは答えを知って、びっくり。中学年の子は「問題がずるい!」と言っていました。

3年生くらいになると、ちょっとひねってあるのがわかるようになるんだね、と思いました。

さて、2問目は。

「かたつむりが嫌いなものはなに?」

子供たちは、青色と黄色を選びました。

これはもちろん青色「塩」ですが、かたつむりに塩をかけたらどうなるの?と聞くと「溶けちゃう!」という子がいたので、実際にやったことがあるのか聞くと、ない、ということでした。

その代わり、ナメクジに塩をかけたことがある子?と聞くと、数人手が上がりました。

「ナメクジは、かたつむりの殻がとれちゃったやつかなぁ」と一年生の男の子が言いました。

そう思うよね。「違う生き物だよ-」

最後のクイズです!

「かたつむりの足の裏、正しいのはどれ?」

壁とか、葉っぱの裏とかにくっついていて落ちない理由はどれだろう?

子供たちは、赤色、青色、黄色全色挙げました。なるほどねー。

3種類、答えを考えた甲斐があったなぁと思いました。

かたつむりを見たことがある、と言っていても、ちゃんと観察したことはないんだな、と思います。

生き物クイズに参加することで、子供たちが、生き物を見たときに「怖い」「気持ち悪い」「汚い」ではなく、「何を食べているのかな」「体はどうなっているのかな」など、興味を持って欲しいな、と思います。

先日、子供たちと外で遊んでいるとき、小学一年生の男の子がアリを見つけて、何度も踏みつけました。

このときに、私はアリをむやみに殺すことはよくないと伝えようとして、苦労しました。

そして、なぜアリは生きているのだろう?なぜ、きみは生きているのだろう?なぜ、生き物は生きているのだろう?

と、不思議な気持ちは膨らみました。

小学生1年生の子供たちは、アリの命と人間の命が、それぞれ同じ一個の命であることを、まだ理解しません。

命の話をしているときに、ひとりの女の子が「好きなプリンセスはだれ?」と突然質問してきました。

私は、「先生は、今、命のお話をしているの。先生は、命があるものが好きだな。(マンガやアニメは本当の命ではないから興味はない)」と答えながら、生き物とは「命あるもの」なんだな、私は「命あるもの」が大好きなんだな、と思いました。

命はとても不思議です。

生き物クイズ、次は何にしようかな。

第1弾 ゾウ

第2弾 イノシシ

第3弾 にわとり

第5弾 サル

第6弾 ウシ

第7弾 セミ

第8弾 ハチ

第9弾 カマキリ

第10弾 クマ

第11弾 海の生きものシリーズ①

第12弾 クモ

第13弾 ヘビ

第14弾 水鳥シリーズ①

(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

データで見るインドネシア・ロンボク島の状況、そして子供たちへの教育について

2020年06月19日 | ●コラム:新型コロナ関連

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

日本では、都道府県境をまたぐ移動の自粛要請が、本日から解除されました。

ただ、昨日の東京都の新規感染者数は41人でした。

人が動けば、感染もまた広がるでしょうが、もうこれ以上経済を止めるわけにはいかない、ということでしょう。

一方、インドネシアでは、6月18日現在41,431人の累計感染者がいます。

(出展:外務省海外安全ホームページ

振り返ると5月15日頃、ちょうど日本とインドネシアの累計感染者数が同数になっていました。それから1ヶ月。

今では、首都ジャカルタでは1万人近い感染者を出しています。

ロンボク島のある西ヌサトゥンガラ(NTB)州は、とうとう1,000人を超えました。

(下の写真の、枠内の「Kasus Psitif Covid-19」の数字です)

死者数は43人です。お隣のバリ島は、(ここにデータはありませんが)900人弱の累計感染者数に対して6人の死者数です。

NTB州の感染者数の内訳をもっと詳しく見てみると。

(上記表の、Konfirmasiという枠の、左端の数字に注目)

州都マタラム市が423人、西ロンボク県が209人、中部ロンボク県が107人、北ロンボク県が45人、東ロンボク県が100人などとなっていて、上位5位まですべてロンボク島が占めています。NTB州のもう一つの島スンバワ島の感染者は、ロンボク島に比べればとても少ないです。

こうやって数字を見ると、感染症の患者数は人口密度の高い順に並んでいるなぁ、と思います。

ロンボク島では、いまだ学校は閉鎖中です。

現地の知り合いに聞いたところによると・・・。

授業や試験はオンラインで、という情報があるのですが、ほとんどの子供に教育は届いていないようです。

本や参考書などを子供に届けたり、子供に勉強を教えるボランティアが求められているそうです。

試験は、村の場合、子供たちが学校に試験問題を取りに行き、一定の時間家で記入して、また学校に持って行くそうです。

家庭での教育は学校の教育と同じようにはいかず、教育ができる親もいれば、できない親もいるため、いったいどうすればよいのかわからず、多くの子供たちは毎日遊んで暮らしている状況のようです。

おそらく、家庭が豊かで、将来子供をよい大学へ入れよう、よい仕事に就かせよう、と考えている親は、抜かりなく子供を教育していることでしょう。一方、貧しく、親自身が高等教育を受けていない家庭では、子供は遊ぶか、親の仕事を手伝うか、運良くボランティアに勉強を教えてもらえるかどうか、といったところでしょう。

住民は、長引くロックダウン(自粛生活)ですでに緊張感は薄れているようです。

日本は、東京などでも6月から学校を再開することができましたが、未だ感染が衰えないインドネシアでは、いつになったら学校を再開できるのか先が見えないようです。(ロンボクのある地域では、7月13日から学校が始まる、というお知らせがあったようです。今後の状況次第で変わるそうですが)

日本から見ると、インドネシアはのどかだし、子供は学校に行かなくても自然の中で転がりまわって楽しく遊んでいるだろう、と思いがちです。

でも、私が知っているロンボクの子供たち(街に住んでいたり、ちょっとした田舎でも家が大きかったりする子たち)は、普段から学校が終わると家でゲーム三昧で、近所の貧しい子供と無邪気に遊ぶということはありません。たいてい、いとこ同士とかでゲームを取り合って遊ぶか、家の周りで遊んでいます。

インドネシアには日本のように学童クラブはないし、塾なども一般的ではなく、学校の教育でさえ十分とは言えないのに、今このような状況で、さらに子供たちへの教育がおざなりにされているのが気にかかります。

話は飛ぶのですが、私はいつかロンボクで、アフタースクールを作りたい、と夢想しています。

塾ではなく、子供たちが安全に遊べる場所で、環境教育も行います。

お金持ちの子供も、貧しい家の子供も、一緒に遊べる場所です。

英語や日本語を勉強するクラスがあってもいいな、と思います。

そういう、いろんな種類の教育の場が、ロンボクにもっともっと増えるといいな、と思っています。

今は、ロンボクの子供たちが、長い長い休みが終わって7月中旬には学校で勉強できるようになることを、心から祈ります。

(山)

(昨年9月。西ロンボクのブウン・スジャティ村の小学校で)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生き物クイズ第3弾!にわとりクイズ

2020年06月13日 | ⇒生き物クイズ

生き物クイズ、ゾウさんイノシシに続いて、今回は「にわとり」!!

生き物クイズは、東京都内の学童保育で、小学校低学年から中学年くらいの子たちに、生き物や生き物が暮らしている環境に興味を持ってもらいたいと思い作っています。

最初に、ニワトリとはどんな生き物か聞きます。

くちばしが黄色い!(人間が)卵を食べる!コケコッコーと鳴く!

「にわとりは人間の役に立っているんだけど、どんな風に?」卵!鶏肉!

「スーパーにある鶏肉は、にわとりの肉なの?」と念のために聞くと、自信なさげにうなづく子供たち。

「にわとりを直接見たことのある人は?」・・・・(どうやらいない様子)

コロナだから動物園に行けないー!という子供もいましたが「動物園ににわとりはいないかな・・・」

ゆいツールの活動地のインドネシアでは、にわとりを直接見たことのない子供は皆無です。

それくらい、インドネシア人にとってにわとりは身近な家畜です。

日本でも、昔はそうだったのですが・・・。さて、気を取り直してクイズです。

一問目は、卵が何日でひよこになるか?というもの。(イラストはないため写真は省略)

1週間(7日)、2週間(14日)、3週間(21日)。

子供たちは、多くが2週間くらい、と考えました。(答えは21日です)

面白かったのは、機械で温めればもっと早く孵るのでは?と言った子がいたこと。

生きものは、電子レンジに入れて、チン!とはいかないのです。親鳥が温めても、機械で温めても、21日かかるのです。

2問目は、「コケコッコーと大きな声で鳴くのは、オス?メス?両方?」

Kemarin, Yui-Tool membuat quiz mengenai Ayam untuk anak-anak SD kelas 1-4 di Tokyo.

これは、言わずもがな、ですね。

子供たちは、3色あげていました。コケコッコーの意味をたずねると、「なにかを教えてあげてるんじゃない?」とか「メスを呼んでる!」という声がありました。オスは、縄張りを主張するために、声を張り上げているのです。

それにしても、子供たちは直接にわとりを見たことがない、ということは、直接「コケコッコー!!」を聞いたことがないということ。

うーん。本物を見せてあげたい、と思いました。

以前、ロンボクで村ツーリズムを開発し始めたときに、日本の学生が村に泊まって、早朝からにわとりが騒々しく寝られなかった、とこぼしたことがありました。そんなことは、日本ではもうほとんど体験することはできませんね。

3問目は、うんち。

さすがに、赤を選ぶ子供はいませんでした。でも、青と黄色は同じくらいの比率でした。

本物を見たことがなければ、わからないのも仕方ありません。

(もしかして、イラストがおかしかったのかも。一応、こんなに大きくはないよーと補足はしたのですが)

ポイントは、おしっことうんちが一緒に出る、というところ。なぜなら、穴が一緒だから。

ちなみに、卵が出てくる穴も同じ。だから、時々卵にうんちがついてきます。

それを聞くと、ひゃーとびっくりする子供たち。

でも、売られている卵は洗ってあるから大丈夫。

それにしても、スーパーには卵や鶏肉がたくさん売られているのに、みんなはにわとりを見たことがない。

いったい、にわとりはどこで飼われているんだろうね。

そんなことにも関心を寄せて欲しい、と思いました。

昨年ロンボクに来た男子学生が、村でにわとりをさばくのを体験して「いのちをいただく」意味を実感したのですが(本人の感想はこちら)、そういう体験が今日本ではなかなかできません。

私自身は、大学の授業で体験しました。班ごとに一羽、にわとりをしめてさばきましたが、私は逃がしてあげたいと思っていました。

でも、血が抜かれて羽もむしられて鶏肉らしくなると、「ももが欲しい」と言って、いそいそ持ち帰りました。(現金なものです)

本来、人間は自然の中で暮らし、人と自然の関係はもっと近いはず。

ゆいツールは、人と自然をつなぐために、これからもツール(クイズやプログラムや若者たちの学びの場)を作り続けていきます。

第1弾 ゾウ

第2弾 イノシシ

第4弾 カタツムリ

第5弾 サル

第6弾 ウシ

第7弾 セミ

第8弾 ハチ

第9弾 カマキリ

第10弾 クマ

第11弾 海の生きものシリーズ①

第12弾 クモ

第13弾 ヘビ

第14弾 水鳥シリーズ①

(山)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナで止まった人の移動(国⇔国)と影響を受けるNGO/NPOの活動

2020年06月04日 | ●コラム:新型コロナ関連

◎ ◎ ◎ スタッフコラム ◎ ◎ ◎

(今年の1月バリ島にて撮影)

2020年は、新型コロナウイルスと共に幕が明けました。(そうと気づいていませんでしたが)

そして、今は6月。新年度が始まって3ヶ月目。

ゆいツールは、たまたま今年度は予算がとれていないため、活動は動いていませんでしたが、前年度からの活動を続けようとしていた国際協力系のNGO(とくに環境系のNGO)は、いったいどんな様子なのだろう、と気になっています。

各国に支部があるような大きなNGOではなく、ゆいツールのように細々とやっているようなところは、現地での活動もストップ、日本から現地にも行けず、活動としては立ち往生状態であることが予想されます。

小さなNGO/NPOの活動は、草の根です。政府や大企業などとは組まず、市民対市民レベルで小さいけれど、確実に個人と個人が繋がるような、そしてそれが確かな希望となるような活動をしていることが多いと思います。

商売をしているわけではないので、売り上げが減った、と愚痴ることがない代わりに、今まで細々と続けてきた交流や支援や、学び合いとも言える活動が止まり、下手をすればやってきたことが無に帰する可能性もあることを、感じているところもあるかもしれません。

ゆいツールは、今までインドネシアで活動する中で、積み上げてきたものが崩れたことが何度かありました。

ひとつは、スマトラ島の活動で。

4年間の活動の中で、途中カウンターパートのNGO(正確には組織というより個人)との信頼関係が壊れ、活動に大きな支障が出ました。

スマトラ島には、ゆいツールの活動を始める前約10年間通っていて、現地に対して何もできなくても、私は一生スマトラに通い続けるだろう、というくらい思い入れがあったところでしたが、4年間の活動で疲れ果て、2016年1月を最後に現地には行っていません。

ふたつめは、ロンボク島で。

2018年の夏、ロンボク島で大地震が起こり、その直前に私がしかけていたいくつかの取り組み(ゆいツールとして、あるいは個人的な)が頓挫しました。

みっつめは、今回。

昨年度(実質的には一昨年度)から育てていたロンボクの若者たちとの活動が、止まってしまいました。

国際協力に限らず、人と何かを成すときには、ある地点から活動を始めてそれが最大限の効果を出すまで、一定の時間やエネルギーがかかります。車で言えば、エンジンをかけて走り始めるところ(現地で協力者を探して、信頼関係を作るところ)と、高速道路に入って調子よく走り続けるところ(協力者と一緒に活動をして学びあうところ)と、パーキングエリアで休憩して(予算などがなく活動できない時はしばし休憩)また走り出すところ、最後に目的地へ到着して車が停車する(活動の目的を達成する段階)、という過程があるとすれば、今は強制的にパーキングに駐車した状態です。

パーキングで車を止めている時間が長くなれば、乗っていた人たちは別のことが忙しくなりバラバラになってしまうかもしれません。

そうなると、また一からやり直しです。

地震の時は、相手は自然災害なので、しかたがないとあきらめもつきました。また、地震そのものの影響は局地的で、ゆいツールの活動に大きな変更が生じたわけでもありませんでした。

今回は、違います。世界全体がコロナに振り回されています。

ウイルスに感染しないために「ステイ・ホーム」が呼びかけられ、でも最近は、経済を回さないと生きていけない、感染しても重症になるとは限らない、自由を奪うな、などの理由で、多くの国で「ステイ・ホーム」が実質解除になっています。

それでも、国と国の移動は制限されています。この、国と国を自由に行き来できないことが、国際協力系の小さなNGOにとっては大打撃になります。

(東ロンボクのマングローブ林)

では資金を日本で確保し、現地の団体に活動を委託するような形で行えばスムーズだろう、と思われるかもしれません。

ゆいツールはそういう形では活動していません。

というか、現地にそのような、他の国のNGOなどと協働して活動できるような団体は多くありません。

まず、そのような団体を構成する要員としての若者たちを、育成するところを担っています。

インドネシアは、わりと市民活動は活発です。でも、組織化するところが弱い。少なくとも環境の分野では。

行政も、市民活動やソーシャル活動に資金を提供する用意はありますが、活動主体が複数の市民で構成されていなければいけません。

形だけグループや団体を作ることはよくありますが、チームとして動けるかどうかは別です。

意見の違うメンバーと協力しあえるか、穏やかに話し合いができるか、ひとりひとりが納得して活動に関われるか。

そういう市民活動・チームビルディングの基礎部分を、ゆいツールはいつも気にかけて活動しています。

3か月か4か月おきに現地に通い、2週間と少し滞在しながら、若者たちと一緒に、その時々で様々な活動をして、いろいろな場所を見て、学んでいます。

現地で、お金をばらまくわけでもなく、大きな建物を建てるわけでもなく、政府の要人と会うわけでもなく、ただ、ローカルの人々と会い、その活動を見せてもらい、時々日本の学生を連れて行って、ロンボクの若者たちと共に学ぶ場を作る。そういう活動です。

大きな事業は、JICAなどの政府系の機関や、オイスカなどの民間団体が行えばよいでしょう。

小さなNGO/NPOには、小さな団体にしかできないことがあります。少ない予算の中で、ローカルの人々と、ていねいに付き合うこと。若者たちをゆっくりと育てること。

残念ながら今は、ロンボクでも人と人が接触すること、大人数で集うこと(それが学校であっても)、そしてもちろん国をまたいだ移動などが制限されています。

幸い、昔ヨーロッパでペストが大流行したときのように、感染した人がバタバタと倒れていくような状況ではないので、安心という面と、逆に症状の軽い人が感染を広げてしまうため、いつまでも抑えられない、という面があります。

この活動の一時停止状態が、いつまで続くのか。

車をパーキングに駐車したまま、1年が過ぎてしまうのか。

実のところ、不安はあります。

インドネシアはネット環境があまりよくないため、オンラインでみんなでミーティング、というのも簡単ではありません。

日本ではミーティングはもちろん、イベントもオンライン開催に切り替わり、果てはオンライン飲み会まで一般化しましたが、インドネシアではそうはいきません。

動けない今、環境を守るために、現地の若者も参加する形で、何かできることはないのか。

知恵をしぼって考えたいと思っています。(山)

(ロンボク、スンギギエリアから夕陽を望む。バリ島のアグン山が見えている)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)
Eメール:yuitool☆gmail.com

(☆→@に変えてメールをお送りください)

ホームページはこちら

https://yui-tool.jimdofree.com/

Facebookはこちら
★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする