山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

京都北山・毘沙門谷(最くん様様)

2017年07月27日 | 沢登り
2017年7月2日(日) 
『山の会』
<京都北山・毘沙門谷>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、最くん、ゆうさん
<最くん様様>
滝は大きく数えて四つだったように思う。一つ目と二つ目の滝を登るがピンがまったく見当たらない。支点を木の根っこやフレンズで岩の割れ目に求め、二ヶ所の滝を最くんがリードしてくれ、最くんのお蔭で滝を攀じることが可能となった。僕にはリードは不可能で、最くん様様だ。普段より慎重な彼だからあり得ないと思うのだが、攀じ登る姿を見ていると墜ちるのではないかと要らぬ心配をしてしまい、「無理をしたらあかんで!」と叫んでしまった。最くんほんとうに御苦労様。
三つ目の滝は左岸を大きく巻くこととなった。その頃より俄かに空模様が変化し暗くなり始め、今にも雨が落ちてきそうな様子となった。その巻き道が至極手強かった。ホールドもスタンスも乏しく、苔むした泥がべっとりと張りついたスリップの危険性が高いズルズルの岩肌のトラバースなのだが、最くんはこんなところをしっかりとした支点が無いにもかかわらず、よくリード出来たものだと改めて感心した。
暫くして雷鳴とともに雨が落ち始めた。かなりしっかりとした降雨で、雨具を準備する間にびしょ濡れになってしまった。四つ目の滝(毘沙門滝)は短時間で増水し、沢の恐ろしさを垣間見ることとなった。
梅安さんは坐骨神経痛ということで大事を取って沢登りには参加せず、一つ目の滝手前より独りで山歩きを楽しんだ。三つ目の滝へと向かうところだったろうか、一旦姿を現したが直ぐに消えた。激しい降雨のため、[毘沙門谷]の左岸を巻き登り詰めると林道に飛び出し、二又をどちらに行けばよいのかと雨降る中、地図と磁石を取り出し思案していると、梅安さんの声が上手から聞こえた。倒木に行く手を阻まれたりしたようだが、雨が落ち始める前に林道に辿り着き、我々のようにずぶ濡れにならずに済んだらしい。梅安さんの案内で雨降る中、道に迷うこともなく一時間半あまりで高山寺へと下山する。沢を行くときは二人に何とか付いて行けたが、下山時は不可能で、終始遅れ気味になった。

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