山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

比良山系縦走(金糞峠~烏谷山~打見山)

2017年11月18日 | 山野歩
打見山と蓬莱山
2017年11月12日(日)
『比良山系縦走』
<金糞峠~烏谷山~打見山>
[コースタイム]
◆[イン谷口]8:30→8:57[大山口]→9:40[青ガレ]→10:32[金糞峠]10:44→11:34[南比良峠]→12:01[荒川峠]12:23→12:52[烏谷山]13:10→
(摺鉢山への尾根)→14:17[烏谷山]14:37→14:52[葛川越]→15:16[比良岳]→15:51[木戸峠]→16:19[打見山]
<道を間違う>
道を間違う。それはまったくの不注意で1時間という無駄な時間を費やしてしまう。
本来なら、打見山よりキタダカ道を下り滋賀駅まで歩く計画であったのだが、
日没が早いこともあり、脚が痙攣し歩けなくなるのではないかという不安もあり、琵琶湖バレイを利用し下山する。
展望が利く烏谷山(からとやま)で一休み後、出発するときに道標も方角も意識することなく、やって来た道と反対側へとのびる道、目に留まった道を進んだのが原因だ。
その道を進行するとき、打見山と蓬莱山が漸次遠ざかり見えなくなる。その内にその方角へと尾根が廻り込むのだろうと思い、暫く前進するがその様子がない。
今日初めて地図とコンパスを取り出すと、今歩く道は“奥の深谷”へと繋がる道のようであった。
烏谷山まで戻ると、そこには明確な道標が存在し、不注意以外のなにものでもないことを理解した。
イン谷口より金糞峠へ上る道の登山者は多かった。その中で僕は歩くのがもっとも遅い登山者であり、いつもの如く追い越されるばかりであった。
しかしそれより、打見山へと向かう縦走路に入ると出合う人は殆どなく、道すがらのんびりと山歩きを楽しむことが可能となった。
晴れたり曇ったりの天候で、時折陽射しは届くが概ね曇り空が続いたように思う。
[金糞峠]までは長袖下着一枚で歩き、金糞峠に着くや否や吹き抜ける寒風のため、シャツを一枚着込みヤッケも羽織ったが、今日ヤッケを身に着けたのは休憩するこのときのみであった。
紅葉は全体に盛りを過ぎ、咲く花に出合うこともなかったが、記憶に残っているのは、花期を終えたマツカゼソウと青ガレ辺りで真紅に染まっていた楓、そしてマムシグサの赤の果実くらいだろうか。
[金糞峠]以降は激しい起伏に出合うこともなく、琵琶湖を眺めつつ、晩秋の山容をゆったりと満喫できたように思う。
[烏谷山]から暫く下り、次に上り始めると足が攣り始めた。しかしシャクヤクカンゾウトウを一服呑むと、それ以降は幸い攣ることは無かった。
コメント
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