ケータイは幸い胸のポケットにある。119を押す。滝壷に近い深い谷底、電波は届くか?繋がった!滝の音に悩まされながらも連絡はついた。救急車が来てくれる。オソマツ、ドジ、間抜け!と自分にバリ雑言を浴びせるが後の祭。救急隊は6人、タンカに乗せて山道を登る。「スミマセンー73キロです、オモタクテスミマセン!」小さな声で詫びた。山道で途中三回休憩。本当にお世話です。生まれてはじめてピーポーの音を聞きながら、激痛と安堵感、感謝が交錯。血圧は90ー190台を上下していた。唐津市の救急病院で応急措置、骨折脱臼、手術が必要と医師。
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