不思議な絵本の話。
5歳の少年が書いた童話、つれあいが笑いながら読んでいる。楽しそう!
作・絵は竹下龍之介君。3歳から日記をつけはじめ、5歳のころから独自の物語をかきはじめたという。
“天才えりちゃん”はかみの毛くるくるでキューピーさんのようにかわいい妹。5歳と11か月下。
「このくるくるかみの毛の秘密を発見した。その日の夕方、えりちゃんのかみの毛が昼間よりずっと
くるくるだった。夜になって、大雨が降った。やっぱりぼくのおもったとおりだった。
えりちゃんのかみの毛のくるくると、天気は、一致する。
すごい発見をした。テレビの天気よほうよりよく当たる。」
「えりちゃんの天気よほうは近所で大評判になった」
「近所の病院でこんなマイク放送があった。
“えりちゃん天気よほう”をお知らせします。あと10分ほどで雨がふりだします。
屋上にせんたくものをほしてる方はすぐ中に入れてください。」
今度は測候所から表彰状をもらった。
「そんなわけで、えりちゃんはみんなに『天才えりちゃん』と呼ばれるようになった。
天才の天は天気よほうの天。天才の才はもちろん才能があるの才なのである。
ある日、えりちゃんがバケツの金魚を食べてしまった!
おかあさんは大あわて・・・
竹下龍之介君は宮崎県1984年生まれ、だから現在32歳、もしかしたらもう龍之介君やえりちゃんのような子どもの
お父さんかもしれないなあ。
天才えりちゃんはどうしているかな?
こんな不思議な本をなぜ読んでいるかというと、私の大きな孫がパーソナリティーをやっているFM放送で、たまたま
紹介した図書館といっしょに『天才えりちゃん・・・』を面白おかしく紹介していたので、いつか読もうと思っていたんだ。
なぜ大きな孫の祖母(私のつれあい)が大笑いをして読んでいたのかというと、自分が子どものころ、自分の髪が
雨を知らせてくれたたというえりちゃんのような実体験があったから、らしい。
『天才えりちゃん金魚を食べた』〈いわさき創作童話〉 岩崎書店刊1991年
おもしろいやんなぁ(((o(*゚▽゚*)o)))
子どもの頃は、
全部ほんまの話やと思って読んでたけど、
今読んでもよくできたお話やと思う!
まさに天才!