『富山和子の日本の米カレンダー』1月 茨城県大洗町 撮影:高橋よしてる
《神磯の鳥居》
お正月、この神々しい写真をブログでご紹介したかったが、旧元日のこの日になってしまった。
日出ずる国日本は稲の国
その昔中国の長江流域から
東へ東へと旅してきた稲が
たどりついた終着駅
稲にとってそこは最高の安住の地
日本人にとっても最高の巡り会いだった
日本人はその稲と付き合い
山を整え棚田を作り川を整え平野を作り
米の文化を築いてきた
今米の存在は薄れ百花繚乱、しかも
米までも一部輸入されるようになったが
しかと大地を守っているのはやはり米
そして米と一対の林業だ
ここは常陸の国、大洗磯前神社
真東をむいた神磯の
毛嵐に浮かぶ鳥居に
初日の出を拝む
私の若い友、寿允君に富山和子さんのこの文章の意味を味わって欲しいと念じながら、今この記事を書いている。
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