村上春樹のエルサレム賞受賞式での記念講演の全文が掲載された。(後半は3月3日夕刊)
イスラエルによる攻撃でパレスチナのガザ地区で1000人以上の死者が出た後だっただけに、「受賞を拒否せよ」という声も上がっていた。
村上さんは「語らないより、語ることを」選んだ。そして、
「<高くて頑丈な壁と、壁にぶつかれば壊れてしまう卵があるなら、私はいつでも卵の側に立とう> ええどんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていても、私は卵の側に立ちます」と講演で述べた。
私は新聞の力の凄さを知った。
ニュースの断片では理解できない、ものごとの全てをきちんと伝えることができる。
私はそこで、私なりのものごとの本質を知る。
“小説家のうそ”の話がオモシロイ。
私は私の感覚、五感で日々、ブログを綴る。
下は2009年3月3日、きのうに続く今夜の毎日新聞夕刊の記事。
村上さんはお父上が毎朝、小さな仏壇に向かい長い時間祈りを捧げていたことを語っている。
読みやすいように、少し画面を大きくしてみた。クリックしていただくと画面が大きくなる。
解説文にはガザを攻撃したのがイスラエル軍で、イスラエルが攻撃したとは、どこにもない。しかし、
それがすべてではない。こうした矛盾をわたしも反芻しよう。
すみません
昨年 5月に浜野さんが獲った「青いアサリ貝」の
絵を描いてみました
10ヶ月遅れです
あらためて、村上春樹さんの人柄を知りました。勇気ある決断だと思いますし、講演内容もすばらしいものだと思います。