どうしても気になることがあって、小雨の中、別府へ車を走らせた。
3日、火曜日、お仲間と別府へ行き、地獄めぐりと温泉を楽しみたい。できれば、昔行った場所とはいえ、一度、事前に確認しておきたいことがいくつか…
海地獄は湯気の中、時折、コバルト色の水面が湯気の間からのぞく。卵を湯がく籠が昔と同じように竿から吊り下げられていた。
去年7月、別府の4つの地獄が国の史跡に指定された。海地獄もその一つ。温泉を利用した温水では小型の睡蓮の花が咲いていた。
池が赤く染まる「血の池地獄」。酸化マグネシウムの影響で池全体が赤い血のように見える。奈良時代の『豊後風土記』に“赤温泉”と記されている由。
赤鬼に負けない私。
確認したかったのは「竹瓦温泉」。道が狭く、バスは入れない。近くにバスを降りる場所もない。アヤウシ…月曜、別府市の知恵を借りよう。
明治12年、作られたそうだ。昭和13年の建物は国の登録文化財。
地獄をつれあいと歩いていると、中学生の時、修学旅行で来たという。そうだ、私も修学旅行で来た思い出…坊主地獄、ワニがいた地獄!学校は違ったが、別府温泉や鹿児島を回った思い出が蘇る。城山から桜島を見ながら、西郷隆盛に似た案内のおじさんが「さあ!桜島をみんなで飲み込もう!」というところは、二人の思い出は同じだった。