浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

別府地獄めぐり

2010年01月31日 | 日記・エッセイ・コラム

どうしても気になることがあって、小雨の中、別府へ車を走らせた。

3日、火曜日、お仲間と別府へ行き、地獄めぐりと温泉を楽しみたい。できれば、昔行った場所とはいえ、一度、事前に確認しておきたいことがいくつか…

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海地獄は湯気の中、時折、コバルト色の水面が湯気の間からのぞく。卵を湯がく籠が昔と同じように竿から吊り下げられていた。

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去年7月、別府の4つの地獄が国の史跡に指定された。海地獄もその一つ。温泉を利用した温水では小型の睡蓮の花が咲いていた。

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池が赤く染まる「血の池地獄」。酸化マグネシウムの影響で池全体が赤い血のように見える。奈良時代の『豊後風土記』に“赤温泉”と記されている由。

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赤鬼に負けない私。

確認したかったのは「竹瓦温泉」。道が狭く、バスは入れない。近くにバスを降りる場所もない。アヤウシ…月曜、別府市の知恵を借りよう。

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明治12年、作られたそうだ。昭和13年の建物は国の登録文化財。

地獄をつれあいと歩いていると、中学生の時、修学旅行で来たという。そうだ、私も修学旅行で来た思い出…坊主地獄、ワニがいた地獄!学校は違ったが、別府温泉や鹿児島を回った思い出が蘇る。城山から桜島を見ながら、西郷隆盛に似た案内のおじさんが「さあ!桜島をみんなで飲み込もう!」というところは、二人の思い出は同じだった。