活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

「その実験に異議あり!」

2009-01-26 11:24:02 | 日記・エッセイ・コラム
 先日TVで、運動した後の筋肉痛について、一般に云われてい
る様な「年を取ると、後で痛みが来るのが遅い(時間がかかる)」
ということについて検証していた。

 その番組の実験による結論では、「若い人も年寄りも、実際は
差が無い」というものだったが、これは違う。

 それは、その実験が一般に思われていることと違うことを検証
していたからである。

 実験では、若い人も年配の人も同じ運動をしてから、一定の時
間をおいて再び運動をさせて、年齢に関係なく「筋肉が痛む」こ
とを説明していた。

 つまり、“年齢によって差が出るというのは、勘違いであり思い
込みである”というわけである。

 然し、我々が通常云っているのは、「運動した後に“普通の生
活をしていて”、例えば脚が痛くなったりするのが、若い人は早
く痛みが出るのに対して、年を取ると暫く日数(時間)が経過して
から痛みが出る」ということであって、番組のように“再び運動を
したらどうなるか?”ということではないのである。

 通常に考えられている意味での“年を取ると、痛みが出るのが
遅い”というのは、だから、間違った考えでも思い込みでもない。
 誰もが経験によって確かめ、知っている“事実”である。