当時
盛んに膨張し続けていたバブル経済
を
潰してしまった
実に愚かなる政策の採用を
思慮なく断行し
拡大基調で推移していた日本経済を
強制的に止めてしまった
この国の指導体制
に属する成員
すべての莫迦さ加減
というものが
バブル崩壊の事実を
長期間
それと悟らせることなく
不作為の三年
と呼ばれた時代
を否応なしに挿入することとなり
初動を遅らせたことによる
回復過程へのシフトを
塩漬けにし
「失われた十年」
と後に呼ばれる
経済史に残るべき
拙劣極まりない経過を
世に生み落すこととなり
それを
更に倍の二十年へと拡大して
なお飽き足らず
鳴り物入りで
アベノミクスを立ち上げたものの
これも所期の成果を引き出せないまま
丸四年の歳月と
年80兆円規模
の流動性の追加供給を
一貫して続けていながら
目標とした2%のインフレ率の誘導
に失敗したことにさえ気づかないフリ
をしてマイナス金利の導入へと奔り
三倍の期間となる30年へと
国家的損失の規模を
自覚なく更に押し広げている
経済認識能力に恵まれていない
とする雄弁な証明を
自らの手で実施して
昂然としているその姿は
まことに異常
経済理論を理解することはできても
経済力学の作用と反作用
とに関する認識の欠如ぶり
というものが
日本経済を長期間低迷させ
寝かせておくだけのことで
それが巨利を生む
というサイクルを成り立たせ
資産効果を与えていた仕組み
を突如として反転させてしまい
逆資産効果を日本経済へと与え
保有資産の処分を速やかに実行しなければ
損失がどんどん勝手に増殖する
という負の螺旋を描く循環構造
を愚か者どもが
訳も分からずに
生み出してしまっていた
指導体制に備わっていた
無知
の結果が
バブル経済の崩壊を導き
それに長期間気が付かなかった
ということが
日本経済の低迷を長引かせている
ことに当事者は誰一人として
一向に気づかない
不動産融資に関する総量規制の実施
が日本経済に致命傷を負わせることになる
というその意味を理解できずに
資本供給に上限を設ければ
バブルの膨張が止まるだろう
とそう勝手に錯誤した
その結果
債権の拡大を急いでいた
海外からの資本流入を成り立たせていた
主要な動因が先行して消え去り
債務の膨張
というリスクを回避しようとして
相反する波である
強い引き潮を生み出すことが
海外投資家の間で
唐突に義務化した
問題というのは
その事実にこの国の知識階級が
長期間気づかなかった
という其の点にあった
バブル経済の崩壊に直面していながら
それが消滅してしまった
あまたの事実を目にしつつ
その意味を理解しようとしたこともなく
状況判断することを
長期間怠っていた
その姿勢の在り方に潜む愚かさ
というものが
失われた十年を
日本経済史へと産み付ける原因となって
機能した
総量規制の実施は90年四月一日であったのだが
閣議了承は前年十月のことだった
ドルを出自とする海外資本は
この情報の持つ意味を直ちに察知して
株価の人為的上昇を急ぎ
年が改まった最初の取引で
株価の暴落を演出する
という結果を記録に残した
国内の投資家はバブルの背景に関心がなく
不動産価格はその後
緩慢に軟弱化していたことから
土地バブルが消滅してしまっていた事実を
暫くの間
誰も気づかずに過ごしていた
土地神話を完璧なまでに
堅く信じ込んでいたからだった
一体何が起きてそうなったのか
ということさえ分からないまま
問題のもつ意味を手探りしながら
手がかりとなるものを求めて
先例となる事実を参考にしたところで
経済学の教科書に
その対策が書き込まれなどいる筈もなく
国の指導体制は
為す術もなく
立ち竦んでいることしか
できなくなっていた
この期間のことを
後に
不作為の三年と呼ぶようになった
三年目になってはじめて
どうやらバブルが潰れたらしい
という事実に気付くようになり
資産価値の急低下に気付いた国民による
金融恐慌の再来を恐れた政府当局が
業界の結束強化を目論んで
合従連衡を加速させて
メガバンクと呼ばれる再組織化
を急がせた
だがその一方で
複数の下位の銀行が倒産する
という経過を挟みこむこととなり
膨らみ続づける不良債権の規模を
圧縮しようとして
俗にいう貸し剥がし
と呼ばれる取り立てが
横行するようになっただけでなく
貸し渋りという行為も
同時に社会問題化するようになった
これが後に企業を内部留保へと走らせ
量的緩和の拡大で
逆に借り渋りという現象となって
金融機関を逆襲する経過を生み
金融政策の効果を
台無しにしてしまったていた
上場企業に
自己資本比率を高める必要性に気付かせ
純益の一部を意図的に退蔵することで
借入金に依存しない体質となることを
一斉に目指させた
その手段の一つとして
固定費を減らす目的で
雇用の流動化を急ぎ
それが非婚率を高めたことで
少子化と高齢化とを
同時に生んだということが
社会保障と年金制度に
負の圧力となって作用した
更に中小企業の大量倒産を生み
土地価格の下落で
担保割れした借入金
の返済を急がされた経営者が
追い詰められた挙句の果てに
こぞって自ら死を選ぶよう誘導した
指導体制の判断の過ちが
このような悲惨な結果を招きよせ
中小企業が支えていた
産業界の強靭性が失われ
経済のグローバル化に伴って
海外生産へのシフトを合理化し
産業の空洞化に
思考力を欠いた指導体制がもつ
根源的な課題
の膨張が輪をかけて
経済の離陸を困難なものにした
企業に於ける内部留保の積み上げが
資本の退蔵へと繋がり
カネの回らない市場を形成して
アベノミクスが目指した
インフレ目標の比率
である2%の達成を
日銀による量的緩和
即ち大量の流動性供給の実施に関わらず
カネの回らない市場形成を持続させ
消費市場をこれほどまでに
長期間停滞させる結果となった
日本経済の来し方を振り返ると
景気の長期的低迷は
指導者がもつべき判断能力の欠如
が原因であった
とそう断じざるを得ない
健全なバランスのとれた思考力
に基いて得た判断であったのなら
バブル崩壊のきっかけとなった
90年から起算して
丸18年目を今年迎えていながらも
己の愚かさに尚気付けずにいる指導体制
にみられる重篤な劣悪化
という事態の発生が
国民の生活に
拭いきれない災いを
未だに与え続けさせている
という認識が共通の理解
へと高められていなければならなかった
政策判断の度重なる失敗が無かりせば
中小企業経営者の大量自死など
固より発生してはおらず
当然のことながら
産業界の活力は
底堅さ差を堅持したまま
力強さに漲る展開を繰り広げていた
日本経済が国際経済を引っ張る
その役割を果たす
重要な動力源の一つとなって
有効に機能していた筈のことだった
知育偏重に特化してきた
欧米型の教育制度が行き着いた
失敗
がそこに待ち構えていた
ということになる
実に粗末な経過であった
判断能力の欠如は
知識の量的拡大に特化して
思考力の涵養を怠ってきた
この国の戦後に導入された
欧米型の教育制度というものが
必然的に招いたこと
学力重視の教育が
思考力を育む
訓練をするための時間を奪い
知識があってもその使い方を知らない
似非知識人の大量生産を急がせ
その再生産過程の効率化を
未だに正当化し続けている
この国の粗末に過ぎる現状は
教育制度の欠陥によって
生み出されたものに他ならない
すべての子どもに備わっている
生まれ持った天与の才を
他者との差別化を
先鋭化するためにだけ浪費させ
獲得した知識を生かす場が
クイズ番組しかない
といういとも愚かなる経過が
国民の思考力を奪い去り
宗教や憲法を解釈で差別化し
敵対する勢力に
日本国民がそれだけで勝手に恐れ慄く
と威嚇する側に
日本が自発的に変節し
混乱するようになると思わせた
核攻撃が可能だとする
示威行動に意味と効果が共にある
と確信させたことで
臆病風に吹かれて勝手に蠢く
外交政策に軟弱な政権の成立を
投票権を持つ国民に
選択し易くさせる
という効果が生み出せる
臆病者を制御するための手段
として威嚇行動を先鋭化させ
同盟関係を立証するよう
アメリカへと求めさせ
東アジアに措ける米海軍の
新展開を逆に促した
愚かなる指導者というものは
臆病風に吹かれたとき
妄動して大局を見失う
高等教育に汚染されずにいた
指導体制を有する国家は
知識の修得より
駆け引きの巧みさで差をつけ
相手の反応ぶりを眺めて
効果の実効性を知り
楽しむことで
己の強迫神経症に気付くことなく
威圧を重ねることで
喧嘩に勝つ方法を学び取る
東アジアで核をもたない国を挟んで
米中露の三つの大国が
権益の拡大を目的とする
ジャブの応酬に備えた
駆け引きを優越的な立場で
楽しんでいる
威圧された国が
軽挙妄動する姿が
相手の攻撃性をより高める
イジメの仕組みと
それは相似した
フラクタル構造の問題となっている
非核保有国の立場からは
一触即発の危険な構えというものが
遊びを通じて
間合いと呼吸を図ることを訓練し
体験を通じて学習を重ねてきた指導者たちに
それが
危うい関係性であればあるほど
研究の余地を広げることとなり
余裕を以て楽ませることに
繋がってゆく
力による政治システムのすべては
強弱の差を
駆け引きの場で
体感することを
可能ならしめる
譬え接触があったとしても
決して致命傷を負わせない
関係の維持がもつ
その危うさをの上にある重要性を
互いに意味のレベルで
よく理解しあっている
中国には
争友
と呼び合う関係性が
許容されている
争い事を
歴史的に好まない日本から見れば
この対立する相互関係のやりとりなどは
到底理解し難いことだろう
被爆体験を経て得た欧米型の高等教育
へのシフトが
この国の指導体制をより一層臆病にし
情報分析能力を育てさせずに
勝手な誤解と曲解を連ねて
最も望まない方向を
善と信じこませてきたということが
敵の優越性を満たすためだけの
生贄へと臆病者を位置づける
学校のいじめと同じ経過が
国際政治の場でも起きている
単にそれだけのこと
教育の失敗が辿りつく
荒れた岸辺
とはこのような場所を指す
盛んに膨張し続けていたバブル経済
を
潰してしまった
実に愚かなる政策の採用を
思慮なく断行し
拡大基調で推移していた日本経済を
強制的に止めてしまった
この国の指導体制
に属する成員
すべての莫迦さ加減
というものが
バブル崩壊の事実を
長期間
それと悟らせることなく
不作為の三年
と呼ばれた時代
を否応なしに挿入することとなり
初動を遅らせたことによる
回復過程へのシフトを
塩漬けにし
「失われた十年」
と後に呼ばれる
経済史に残るべき
拙劣極まりない経過を
世に生み落すこととなり
それを
更に倍の二十年へと拡大して
なお飽き足らず
鳴り物入りで
アベノミクスを立ち上げたものの
これも所期の成果を引き出せないまま
丸四年の歳月と
年80兆円規模
の流動性の追加供給を
一貫して続けていながら
目標とした2%のインフレ率の誘導
に失敗したことにさえ気づかないフリ
をしてマイナス金利の導入へと奔り
三倍の期間となる30年へと
国家的損失の規模を
自覚なく更に押し広げている
経済認識能力に恵まれていない
とする雄弁な証明を
自らの手で実施して
昂然としているその姿は
まことに異常
経済理論を理解することはできても
経済力学の作用と反作用
とに関する認識の欠如ぶり
というものが
日本経済を長期間低迷させ
寝かせておくだけのことで
それが巨利を生む
というサイクルを成り立たせ
資産効果を与えていた仕組み
を突如として反転させてしまい
逆資産効果を日本経済へと与え
保有資産の処分を速やかに実行しなければ
損失がどんどん勝手に増殖する
という負の螺旋を描く循環構造
を愚か者どもが
訳も分からずに
生み出してしまっていた
指導体制に備わっていた
無知
の結果が
バブル経済の崩壊を導き
それに長期間気が付かなかった
ということが
日本経済の低迷を長引かせている
ことに当事者は誰一人として
一向に気づかない
不動産融資に関する総量規制の実施
が日本経済に致命傷を負わせることになる
というその意味を理解できずに
資本供給に上限を設ければ
バブルの膨張が止まるだろう
とそう勝手に錯誤した
その結果
債権の拡大を急いでいた
海外からの資本流入を成り立たせていた
主要な動因が先行して消え去り
債務の膨張
というリスクを回避しようとして
相反する波である
強い引き潮を生み出すことが
海外投資家の間で
唐突に義務化した
問題というのは
その事実にこの国の知識階級が
長期間気づかなかった
という其の点にあった
バブル経済の崩壊に直面していながら
それが消滅してしまった
あまたの事実を目にしつつ
その意味を理解しようとしたこともなく
状況判断することを
長期間怠っていた
その姿勢の在り方に潜む愚かさ
というものが
失われた十年を
日本経済史へと産み付ける原因となって
機能した
総量規制の実施は90年四月一日であったのだが
閣議了承は前年十月のことだった
ドルを出自とする海外資本は
この情報の持つ意味を直ちに察知して
株価の人為的上昇を急ぎ
年が改まった最初の取引で
株価の暴落を演出する
という結果を記録に残した
国内の投資家はバブルの背景に関心がなく
不動産価格はその後
緩慢に軟弱化していたことから
土地バブルが消滅してしまっていた事実を
暫くの間
誰も気づかずに過ごしていた
土地神話を完璧なまでに
堅く信じ込んでいたからだった
一体何が起きてそうなったのか
ということさえ分からないまま
問題のもつ意味を手探りしながら
手がかりとなるものを求めて
先例となる事実を参考にしたところで
経済学の教科書に
その対策が書き込まれなどいる筈もなく
国の指導体制は
為す術もなく
立ち竦んでいることしか
できなくなっていた
この期間のことを
後に
不作為の三年と呼ぶようになった
三年目になってはじめて
どうやらバブルが潰れたらしい
という事実に気付くようになり
資産価値の急低下に気付いた国民による
金融恐慌の再来を恐れた政府当局が
業界の結束強化を目論んで
合従連衡を加速させて
メガバンクと呼ばれる再組織化
を急がせた
だがその一方で
複数の下位の銀行が倒産する
という経過を挟みこむこととなり
膨らみ続づける不良債権の規模を
圧縮しようとして
俗にいう貸し剥がし
と呼ばれる取り立てが
横行するようになっただけでなく
貸し渋りという行為も
同時に社会問題化するようになった
これが後に企業を内部留保へと走らせ
量的緩和の拡大で
逆に借り渋りという現象となって
金融機関を逆襲する経過を生み
金融政策の効果を
台無しにしてしまったていた
上場企業に
自己資本比率を高める必要性に気付かせ
純益の一部を意図的に退蔵することで
借入金に依存しない体質となることを
一斉に目指させた
その手段の一つとして
固定費を減らす目的で
雇用の流動化を急ぎ
それが非婚率を高めたことで
少子化と高齢化とを
同時に生んだということが
社会保障と年金制度に
負の圧力となって作用した
更に中小企業の大量倒産を生み
土地価格の下落で
担保割れした借入金
の返済を急がされた経営者が
追い詰められた挙句の果てに
こぞって自ら死を選ぶよう誘導した
指導体制の判断の過ちが
このような悲惨な結果を招きよせ
中小企業が支えていた
産業界の強靭性が失われ
経済のグローバル化に伴って
海外生産へのシフトを合理化し
産業の空洞化に
思考力を欠いた指導体制がもつ
根源的な課題
の膨張が輪をかけて
経済の離陸を困難なものにした
企業に於ける内部留保の積み上げが
資本の退蔵へと繋がり
カネの回らない市場を形成して
アベノミクスが目指した
インフレ目標の比率
である2%の達成を
日銀による量的緩和
即ち大量の流動性供給の実施に関わらず
カネの回らない市場形成を持続させ
消費市場をこれほどまでに
長期間停滞させる結果となった
日本経済の来し方を振り返ると
景気の長期的低迷は
指導者がもつべき判断能力の欠如
が原因であった
とそう断じざるを得ない
健全なバランスのとれた思考力
に基いて得た判断であったのなら
バブル崩壊のきっかけとなった
90年から起算して
丸18年目を今年迎えていながらも
己の愚かさに尚気付けずにいる指導体制
にみられる重篤な劣悪化
という事態の発生が
国民の生活に
拭いきれない災いを
未だに与え続けさせている
という認識が共通の理解
へと高められていなければならなかった
政策判断の度重なる失敗が無かりせば
中小企業経営者の大量自死など
固より発生してはおらず
当然のことながら
産業界の活力は
底堅さ差を堅持したまま
力強さに漲る展開を繰り広げていた
日本経済が国際経済を引っ張る
その役割を果たす
重要な動力源の一つとなって
有効に機能していた筈のことだった
知育偏重に特化してきた
欧米型の教育制度が行き着いた
失敗
がそこに待ち構えていた
ということになる
実に粗末な経過であった
判断能力の欠如は
知識の量的拡大に特化して
思考力の涵養を怠ってきた
この国の戦後に導入された
欧米型の教育制度というものが
必然的に招いたこと
学力重視の教育が
思考力を育む
訓練をするための時間を奪い
知識があってもその使い方を知らない
似非知識人の大量生産を急がせ
その再生産過程の効率化を
未だに正当化し続けている
この国の粗末に過ぎる現状は
教育制度の欠陥によって
生み出されたものに他ならない
すべての子どもに備わっている
生まれ持った天与の才を
他者との差別化を
先鋭化するためにだけ浪費させ
獲得した知識を生かす場が
クイズ番組しかない
といういとも愚かなる経過が
国民の思考力を奪い去り
宗教や憲法を解釈で差別化し
敵対する勢力に
日本国民がそれだけで勝手に恐れ慄く
と威嚇する側に
日本が自発的に変節し
混乱するようになると思わせた
核攻撃が可能だとする
示威行動に意味と効果が共にある
と確信させたことで
臆病風に吹かれて勝手に蠢く
外交政策に軟弱な政権の成立を
投票権を持つ国民に
選択し易くさせる
という効果が生み出せる
臆病者を制御するための手段
として威嚇行動を先鋭化させ
同盟関係を立証するよう
アメリカへと求めさせ
東アジアに措ける米海軍の
新展開を逆に促した
愚かなる指導者というものは
臆病風に吹かれたとき
妄動して大局を見失う
高等教育に汚染されずにいた
指導体制を有する国家は
知識の修得より
駆け引きの巧みさで差をつけ
相手の反応ぶりを眺めて
効果の実効性を知り
楽しむことで
己の強迫神経症に気付くことなく
威圧を重ねることで
喧嘩に勝つ方法を学び取る
東アジアで核をもたない国を挟んで
米中露の三つの大国が
権益の拡大を目的とする
ジャブの応酬に備えた
駆け引きを優越的な立場で
楽しんでいる
威圧された国が
軽挙妄動する姿が
相手の攻撃性をより高める
イジメの仕組みと
それは相似した
フラクタル構造の問題となっている
非核保有国の立場からは
一触即発の危険な構えというものが
遊びを通じて
間合いと呼吸を図ることを訓練し
体験を通じて学習を重ねてきた指導者たちに
それが
危うい関係性であればあるほど
研究の余地を広げることとなり
余裕を以て楽ませることに
繋がってゆく
力による政治システムのすべては
強弱の差を
駆け引きの場で
体感することを
可能ならしめる
譬え接触があったとしても
決して致命傷を負わせない
関係の維持がもつ
その危うさをの上にある重要性を
互いに意味のレベルで
よく理解しあっている
中国には
争友
と呼び合う関係性が
許容されている
争い事を
歴史的に好まない日本から見れば
この対立する相互関係のやりとりなどは
到底理解し難いことだろう
被爆体験を経て得た欧米型の高等教育
へのシフトが
この国の指導体制をより一層臆病にし
情報分析能力を育てさせずに
勝手な誤解と曲解を連ねて
最も望まない方向を
善と信じこませてきたということが
敵の優越性を満たすためだけの
生贄へと臆病者を位置づける
学校のいじめと同じ経過が
国際政治の場でも起きている
単にそれだけのこと
教育の失敗が辿りつく
荒れた岸辺
とはこのような場所を指す