こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

自 覚 欠 失

2020-07-26 06:48:12 | Weblog
かくも酷い気候変動が

地表を襲うようになったのは

人の都合による

身勝手な行為と

それを容認するための

根拠のない

身勝手な理屈


異常気象の原因となったのは

地下資源の直接燃焼以外に

考えられないことなのだ

炭化水素と呼ばれる可燃性資源

にカテゴライズされている

化石燃料と総称される一群が

二種類の温室効果ガスを

燃焼の高い温度で

大気圏内に絶え間なく同時に

排出されるようになってから

既に久しい


温暖化と呼ばれる現象が発症し

降水量の増加と高温化で

洪水と山火事を

交互に

前後関係を保ちつつ

地表へと圧しつけるようになったのは

1980年代頃から始まっていた変化

それが頓に顕著になったため

国連を中心とした気候変動枠組み条約

に基づいて

最大の因子とされたCO2の

排出削減に努めることで一致した


当時成り立っていた国際経済は

成長と発展の初期段階のさ中にあって

先進諸国は電力供給能力の拡大を

切実に求めていた時代でもあった


経済成長にとって

エネルギー資源の調達と確保は

けん引役を務めていたあらゆる国で

必須の条件となっていた


効率的な電力創出法は

核分裂反応が生む大量の熱

が生みだす

圧縮蒸気による発電であった

水力発電では出力能力に限界

があったため

不足を補う目的で

火力発電方式を

世界中で一斉に導入するようになっていた


そんな時代が地下資源の存在価値を

執拗に高め続けていた頃のこと

経済成長を重視した石油消費国では

地下資源の確保を急いで

沿岸部に備蓄タンクを数多く設えていた

それでも供給不安に脅かされたて

タンカーで洋上備蓄することさえ

常態化するようになっていた

石油代金の決済通貨となっていたドルは

必然的に需要を急増させることとなり

ドル高状態に陥る事態

を回避しようとして

ドル安政策を実行せざるを得なくなり

結果としてドル売りの協調介入を行って

日本にバブル経済を圧しつけた

そのキッカケとなったのが

1985年秋のプラザ合意


日本の不動産バブルは

90年春まで続いたのだったが

バブルが崩壊していたことに

誰も気付かなかったということが

日本経済に失われた十年という時代を与え

その後の政治判断の失敗が

倍の二十年を三十年へと押し広げ

アベノミクスの失敗

へと繋がっていく


ドル安政策はその後

機軸通貨の大量供給へと変化したため

世界中の市場でドル余り現象が発生し

ついに2008年のリーマンショック

を導く結果へと陥った


石油の消費と電力の消費が

経済発展の原動力となっていた

そんな時代が長く続くようになっていき

経済は成長したものの

気候変動に対応することが

国際社会の枢要な責務とされた


温暖化現象はこの時代に活発化した

蒸気発電という方法が

世界中に広まったその頃既に

始まっていた


温暖化の原因は

温室効果ガスの濃度上昇にある

とされ

世界中で広くそう理解

されるようになったことから

CO2の削減が急務である

とした京都議定書COP3

が批准成立したその時点で

世界規模の環境復元運動

を積極的に展開してゆくための

最初のステップとなったのだ


二酸化炭素の排出比率を減らす

ということが

世界の急務として位置づけられた

だが昨年暮れのCOP25では

CO2削減運動に関して

多大な投資をしていたにも関わらず

その効果はゼロだったという事実

が正式に確定したために

パリ協定の実施へと

短兵急に切り替えざるを得なくなり

削減目標を取り敢えず最大化する

という決議がなされたのだった


ところが

実行主体がゼロであったことから

呆気なく頓挫したまま散会となり

手詰まり状態のまま推移する

という粗末な結果だけが残された

CO2削減が実現不可能だ

と世界がその時悟った

からにほかならない


ここで温室効果ガスの定義を

謙虚になって見直していたのなら

気候変動の主犯がCO2にではなく

高温の熱水蒸気にある

という事実を検証するための運動が

おそらく世界展開されていた


世界中の知識人たちが

打ち揃って誤った判断を握り締め

CO2の排出量を減らさなければ

惑星の未来はない

と確信する事態へと追い込まれ

危機感に迫られて動揺を際立たせるようになった

のも認識の誤りであると気づくことなく

打つ手なしという状態に追い詰められ

判断停止の状態を続けることしか

できなくなってしまったのである


CO2には大気圏内で

濃度を高める能力が

本質的にない

空気より重い物質は

上昇することが

絶対にできないからだ

そこには比重の違いが壁となっていて

空気より1,5倍も重いCO2が

大気圏内を昇ってゆくができる

とすべての知識人たちが

事実関係を確かめることなく

そう勝手に盲信するようになっていた


CO2がもつ温室効果能力が

大気の熱を温め続けている

と根拠を確かめないまま

不正な判断を独善的に持ち込んで

誤った情報を世界中に発信してきた

その罪が自然災害の狂暴化

となって人命の大量喪失

を生みだしていることについては

無関心のままであり続けている


その錯誤に満ちた思い込みの強さ

というものが

止まらない温暖化を加速させ

気候変動をのっぴきならないものにした


火力発電所では

地下資源を燃やすことで

蒸気を発生させ

そこに圧力をかけることによって

強い蒸気圧を誘導し

重い蒸気タービンを

高速で回転させている実態を

誰も知らない


この高められた強い蒸気圧が

発電タービンを

高速で回すための風圧となったことにより

毎分三千回転させることで

50ヘルツの周波数を持つ

交流電流を休むことなく発生させている


地下資源の燃焼量を減らせば

発電機の回転数は影響を強く受け

直ちに周波数を変化させることとなる

安定しない周波数をもった交流電流は

何の役にもたたないどころか

発火事故の原因となることさえある


電力会社は周波数変動を

絶対に引き起こしてはならない

という義務に

四六時中拘束されている

このため再生可能エネルギーの

導入実績を増やしていながら

CO2の排出量を

まったく減らせなくなっていた

消息を知る利益共同体

のすべてが一貫して沈黙を貫いている

のは理由がある


業界の秘密主義を高めた経過の一つ

がここに隠されている

そのために効果のないことが分かっていながら

再生可能エネルギーの導入量を高めたものの

買い取り義務が増えてしまい

それが経営を圧迫したことから

国民すべてに欠損を負担するよう求め

太陽光付加金という名目の請求が

電力料金から

国民が請求されるようになったのだ

経済的負担を引き受けるよう

国が業界から国民へと転嫁した

という経緯となって残された


このため国民は可処分所得の一部を

実効不在の太陽光付加金の支払いに

拠出せざるを得なくなったのであり

これが個人消費の上昇率を

引き下げるための小さな理由となっている


再生電源にはCO2を削減する能力が

まったくない

交流電流が周波数で成り立っていることを

誰も理解できていなかったからである

この事実がCO2削減を不可能

なものにした


周波数の意味を理解することができていたなら

再生可能エネルギーを大量に導入しても

火力発電所の蒸気タービンの回転数

を減らせないことくらい

分かっていた筈のこと


このようにして並み居る似非知識人たちが

温暖化を進めて気候変動を

募らせた最大の原因

となったのだ


この事実を

誰も未だ理解することが

できていない

異常気象が一向に治まらない

真の理由

がここにある


これが教育の失敗であることは

言うまでもないことだ

思考力が不在なら

判断能力もまた不在

批判精神を圧殺すれば

錯誤したままの権威が

大道を長期間闊歩することとなる


蒸気発電を続けている限り

高温の熱水蒸気の発生量は

いかなるときでも安定的に保たれる

CO2がたとえ減っても

もっと大量に存在する熱水蒸気を

放置しているのなら

文明は狂暴化する自然災害を生む

気候変動に

対応する術を失ったまま

苦しみ続けることとなる


気候変動で文明の滅亡が早まったとしても

それは国連を中心とした

ステレオタイプに囚われたままの

知識だけは豊富だが

その意味を理解することができていない

案山子状態の似非知識人たちによって

失われた大量の生命

が自らの認識能力を劣化させた

ことに気付けなかったその酬い


失敗の歴史のあれこれが

生き残ることを許された少数のイノチ

に語り継がれてゆくだけのこと

自己責任からの逃避は




教育の失敗は民主主義の劣化



環境条件の劣化とを

同時に生みだしていた

文明はその事実に

いま以て

気づかない
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