こ と の 端

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機 能 不 全

2020-04-12 08:05:26 | Weblog
ヒトが仇の世の中

とそう位置づけた

この度の

新型コルナウィルス

の蔓延による非常事態宣言



コミュニケーション行動

が感染リスクを高める行為

だとされたことにより

これまで社会基盤を維持してきた

個人同士の間で成り立っていた

健全な関係性が問題視され

ヒトが出遭う機会の増加が

疫病蔓延の加速因子である

という共通の認識が

地球上で瞬く間に広まった


人がウィルスの培養装置

として利用され

飛沫による接触感染が急増し

パンデミックへとつながった


ウィルス増殖のための培地になる

という役割を強制された

人体を構成している細胞自らが

ウィルスのコピーを効率化

するために利用され

細胞核内で培養したウィルスを

瞬く間に増殖させることに使われた

この増殖を支援するメカニズムが

人間関係だけでなく

経済システム全体に

いま

強い淘汰圧をかけている


一連の変化が感染機会を拡大する

というサイクルを

メカニズムが成り立たせ

疫病が人口調節の機能を担う

という経過が

このようにして

人類へと押し付けられた


ヒトのもつ免疫能力が賦活されるその前



ウィルスの活性を抑制できずに

細胞内で生じている抗体の不在

が感染率を高め続ける


ウィルスによる生体への侵略

を防遏するためには

自然の摂理に基づいた

所与の生体反応である

免疫能力の活性化が必要なのだ


世界中の指導者たちは

感染率が高まるその前に

感染者を予め隔離してしまうことが

有効な対策だとキメツケ

感染者の増加を止めようとして

強制的な隔離を

地域単位で

一斉に行った


このため免疫システムのカナメ

である抗体を形成する仕組み

が働くための機会が

感染者の減少によって減ることとなり

交戦するための力を養う機会

を身に着けることができなくなった

という皮肉な結果を自ら招くこととなり

次の流行期に感染する

確率を意図せずに高めていることに

未だ気づいていない


感染を避けようとする行為が

抗体を構築するための

機会喪失を強要し

同型のウィルスの蔓延を

善と信じて却って長期化させている


不正な解釈に囚われて

問題の解決を先送りした

というこの粗末な経過に安堵し

満ち足りていることが

そもそも不可解


免疫の仕組みの発見

に繋がったのは

種痘を我が子に対して実施した

英国の医師

ジェンナーの慧眼

があったことによる


これにより天然痘はその後根絶され

結核菌もまたBCG注射で

活性を失って鎮まった


この発見は予防接種

というかたちで実を結び

世界中に広まった

その時に用いられた

ウィルスを弱毒化する方法

となったワクチンの大量生産

が可能となったことにより

種痘と当時形容されていた

抗原抗体反応を

人為的に引き出すために

感染経験をもつ患者を

抗体保有者としておくことができるようになり

免疫という概念の普及へと繋がった


この措置を取ったことで

ワクチンを用いなくとも

抗体をもっているヒトを

予め増やしておくことができ

その後のパンデミックを回避

することが可能となる


感染経験のある人は

抗体を作る能力を既に獲得しており

同じウィルスに感染することは

ない

ツベルクリン反応で

陽転が確認されれば

BCGの接種は

もうする必要がない

戦略的な先行感染である

予防接種が

体内で抗体を作りだす

ということが夙に実証されている


免疫機能を活かすために

隔離するという方法は

次の感染リスクをより高める

という点で却って悪い結果を招く


免疫能力を賦活する機会を

指導体制が奪った

ということになるからだ

感染経験がなければ

抗体を作り出す能力を

引き出す機会は与えられない

このため

強制的な隔離は

未感染者の数を無意味に増やし

抗体保有者の数を却って減らす

というマイナスの結果となって

遅れて反映されるようになる


隔離したことで

次の流行期には

同型ウィルスによる感染率が

却って高まる

からである


重症化する割合が20%で

平癒する割合が80%

と有意に高い

致死率は地域によって差はあるが

ペストやコレラなどより

タチは良い

致死率が相応に低ければ

敢えて感染させておいた方が

将来の来るべき感染悪化

を考慮すると

ワクチン接種の必要性を減らし

自然に治癒する確率を

大いに高める効果が

労せずして引き出せる

死者を惜しんで隔離を急ぐと

次の感染期で

抗体を持たない患者を増やす


人間がウィルスの培養装置

となっている現状が既に

与えられている以上

感染者を意図に基づいて放置する

対策は

抗体を作るためのワクチン

の合理的な供給源

となって抗体保有者を増やす機会

を新たにひらく


やみくもに隔離してしまう

という現在の方法は

思考力を失っていることを

指し示すための証拠となった

死を避けたがるのは人情だが

ヒトにはそれぞれ死期があり

いつか必ずその身へと訪れる

例外はない

どのような死も

それは寿命


結核という病は感染力が高く

隔離することで保養とする

唯一の治療法だとされていた


このため贅沢病という異名が

いつしか与えられ

サナトリウムと呼ばれた

環境の良い隔離施設

でゆっくりと養生することが

結核患者の治療法とされていた


BCG接種は

結核菌ワクチンの投与

であることを意味し

日本でコロナウィルスによる死亡例が

極端に少ない理由

の一つになったと思われている


肺炎も結核も

病としては同じ呼吸器系統の

疾患であることが

抗体を共有したということとなり

症状の改善へと繋がった可能性

は否定できない


結核菌に対する抗体が

コロナウィルスにも有効だ

とする指摘があるのはこのためだ


またBCG接種を受けていない

若年層世代に

死亡率が高いことの理由

ともなっている

同じ呼吸器系の疾患である

ということが

対処法の有効性に

先の見えない現状で

希望となった


親の世代の獲得免疫が

遺伝因子となって潜在化し

自然免疫となって作用する

ことはあり得る


疾病対策の意味

を理解していたのであれば

或る程度の死者を容認してでも

免疫能力を自然の力で

体内に留保しておくことの意義

の奥深さ

を承知することは容易であった


この度の新型ウィルスによる致死率は

20年四月初旬の記録で

高い地域について12%超

低いところでは

1%以下だとされる

平均で6%台となっている


感染経験者を増やすことによって

ワクチンがなくても

免疫能力を発揮させることは

十分可能

感染症を含む多くの症例に

この免疫系を賦活するシステム

を応用することが

できるようになる

という点で高い意義がある


専門家は熟知しているのだが

その他すべての知識人たちは

ウィルスの脅威を

ジャーナリスティックに扱うことで

隔離義務を励行するための手段

としている

問題の本質を伝えようとしないで

恐怖心を煽って騒いでいる


これが教育を高度化してきた

教育投資が獲得することになった

その結果である知の到達点


思考力の壮大な劣化

という現状

は教育投資によって

善と信じて生み出されたもの


知識の量的拡大に特化してきた

教育の高度化という過去の経過の一切



問題の所在を見ようとしない

知性亡き知識階級を

大量に再生産しつづけていることの

アンチテーゼとなっている

高額の請求書


免疫機構の意味が分かっていれば

感染者を放置しておくことが

最適解

であることは自明の理


ペストやコレラが

自然に終息したのも

免疫システムが生み落した

自然治癒力の賜物なのだ

薬もなければワクチンもない

時代を長く経て

現在の繁栄が与えられているのは

当時死を迫られた多数の命

のそのお蔭


隔離措置を強化した

その判断の拙さが

次の感染拡大期に

禍を再発させることとなる

のは既にあきらか


文明の知恵とは

実のところ

この程度のもの

であるに過ぎない


思考力を失わせた教育制度の高度化

という変化が

コロナウィルスの感染爆発

を避けようとして

強制的な隔離措置を

思慮なく断行させ

問題を解決したと

当事者一同に

そう確信させた


とりわけ世界規模

でのウィルス対策

に突入することを強いられた

アメリカでは

それまで円滑に機能していた

経済システムが真っ先に急停止してしまい

感染終息後の復興過程でも

先の見通しが立たない

という状況へと陥る

と想定されている


これら一連の経過は

すべてコロナウィルス

に原因があって起きたこと



問題なく円滑に回っていた

地球規模化した市場経済システムが

ことし機能停止の状態へと

ミクロン以下の

微小な存在であるに過ぎない

目に見えない程小さな

コロナウィルスによって

ほぼ一瞬で陥った

この変化のことを

過去の経済学者たちは

合成の誤謬

の典型例と見做すことだろう


健全に機能していた

市場経済メカニズムを

ナノメートルオーダーの

コロナウィルスがそこに

突然組み込まれたことで

瞬く間に頓挫してしまった

という経過を忘れ去ってはならない


致死率の低い感染症は

九割以上の生存者に

免疫能力を授ける

生命の適応力を賦活することで

犠牲者は増えるにしても

その代り

多くの生命に

生存するためのチャンスを

与えてくれるという点で

多様性の保護

という観点からみても

特別に大きな意義がある
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