こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

著 突 妄 信

2020-01-19 08:51:16 | Weblog
温暖化は永久に

止まらない

大気圏内に排出されたCO2

がその原因という訳ではないからだ

何故なら

質量が空気より重い分子のすべて



大気圏全域に

留まっていることが

できないからだ


その比重の差があるが故に

最終的に

最も低い位置にある地表

または海面へと

落ちてゆくことができるだけ


とりわけ水に解け易い

という性質をもつ

CO2であったからこそ

大気中の濃度は低いままとなり

海水温はその反対に

高まり続けた


気体状態にある分子は

分布密度が低いため

存在比率は疎らとならざるを得ず

まとまって残留していることが

できない


CO2の大気中濃度は

増えたとはいえ

400ppmを超えた程度のレベル

に過ぎない

%で表記するなら

それは0、0004%


たったこれだけしかない

小さな比率のCO2が

全地球規模の気候変動を引き起こした

と考えるのは不合理

比重は空気より重く

それ故に自力で

上空へと昇ることができない


世の知識人たちのすべては

CO2が温暖化の原因だ

とすっかりそう思い込んでいる


温室効果ガスには蓄熱作用があるために

熱を保存する能力を備えている

それが大気圏の気温上昇を

高めた

とそのように理解した


蓄熱する能力は

高温だけにあるのではなく

低温であっても条件は同じ


航空機が行き交う高い空の気温は

とても低い

上空に漂っているCO2の温室効果は

熱交換を経て

温度差の最も少ない

平衡状態へと

最終的に落ち着く


高温だった熱は

次第に低下し

平均値へと遷移する


風呂の湯が入浴した人の数で

次第に下がるのと

何一つ異ならない


CO2のもつ温室効果は

大気圏の温度分布の違いによって

同じ状態を保っていることが

要するにできない


CO2が地球の温暖化に

影響を与えた

という事実などある筈がない

大気圏内の濃度分布を示す

0, 0004%という数値の低さ

がその事実を指し示す

温度分布と濃度分布の両方の相関

について確認した

という報告は知られていない

勝手な憶測を

文明は真に受けた


温室効果があるガスだ

という理由だけで

CO2が有害だと決めつけた

という事実が

過去のどこかであった

ということになる


国連が認めていない温室効果ガスに

水蒸気がある

夏に水を撒く行為は

周辺を涼しくするが

地表の熱を移動させただけのこと


エネルギー保存則は

地表の熱が上空で保たれている

という事実を教えている

涼しくなったのは

そこにあった熱が移動しただけのこと

消えてなくなってしまった訳ではない

この熱の移動を仲介したのが

水蒸気のもつ温室効果


涼しくしようとして散水すると

却って上空を温める

という結果が生まれる

この変化を要素化した記録は

ない


これが温暖化の本質

水蒸気を多く発生させなければ

気候変動は安定し

治まっている

異常気象が目立つようになったのは

水蒸気の発生量が

80年代頃急速に増えたから

人工的に作られた高温の水蒸気

の発生源は

火力発電所と原子力発電所

のこの二つ


どちらの電源も

蒸気発電を行っている

化石燃料を燃やせば

CO2とH2Oが同時にできる

主成分であるメタンCH4の組成が

それを生み出す


窯の温度は300℃に近く

高圧をかけることで

蒸気圧は高まる


その原理は蒸気機関車

とまったく同じ

水蒸気に圧力を掛けると

蒸気の温度は急激に高まる


蒸気機関車の重い動輪を

動かすためには

蒸気圧を高めなければならない

このため蒸気の熱は

圧縮器の中で高められることになる


発電機の蒸気タービン

を回転させるのにも

これと同じ圧縮工程が必要なのだ

発電機の回転数が一定でなければ

安定した電力を生み出せない


交流電流は周波数で成り立っているため

回転数が安定していなければ

周波数は乱れて

電力として使い物にならなくなる

このため蒸気発電の熱源確保で

常に一定の化石資源の消費が

不可欠の条件となっていた


交流電流の安定性を維持するためには

絶えざる地下資源の燃焼が必要なのだ

このため電力会社は

化石燃料の消費量を

減らすことがどうしても

できない

常にメタン系の地下資源を

炉に投入し続けていなければならない


この事実は

クールビズで28℃のオフィス環境で

熱さに耐えて働いている人たちの我慢

が何の役にもたっていなかった

ということを指し示している


同じ理由で再生可能エネルギーを

高値で買い取っていながら

消費者に対して

損失補填を義務付けてもいた

太陽光付加金が無意味な制度

という事実もそれは証明していた


この利益共同体が行った壮大な欺瞞に

日本中の誰一人として

まったく気づかなかった

指摘した事実がなかったからだ


業界と周辺の利益共同体一同が

秘密主義に徹していたからである


正しい情報を電力業界が

国民に伝えていたのであれば

このような二重の損失など

発生していなかった


そのため環境投資のすべて

がまったくの無駄となってしまい

経済成長は勢いを失って

長期低迷していることを

義務付けられた

身から出た錆が

現状のこの拙さを導いた


蒸気発電の効用は電力業界だけにあり

国民は高温の水蒸気が生んだ

温室効果に苦しめられるようになった

判断を誤ったことによって生じた

損失の責任を

無辜の国民

が共同で負担するようになったのは

日本の風土とひとの意識が

共に育んできた負の遺産


蒸気発電を続けている限り

温暖化と経済の低迷は

国家と国民の双方を

同時に苦しめつづける


蒸気発電という仕組みは

装置の運転を休むことが

絶対にできないというシステム

そこで必要となったのが

送電系統を連携させて

相互にバックアップする

という系統連系という制度


電源の点検を行うためには

代わりとなる電源を

予め用意しておかなければならない

これを可能にしたのが

交流電流による高圧長距離送電という仕組み

これがなければ

燃焼炉を継続して休ませておくことは

できない


常に回転していることを義務付けられている

交流電源であったからこそ

送電系統を切り替えることで

定期点検をすることが可能となり

不測の事態に対応することが

問題なくできるようになっている


蒸気発電というシステムは

一基が休止していても

バックアップ電源が起動していれば

電力を融通することができるため

絶えず蒸気を大量に

吐き出し続けていなければならない

という義務に拘束されている

節電努力を無効にしたり

再生可能エネルギーを無駄にしたり

してきた

系統連携が機能しなくなれば

交流電流の広域供給は成り立たない

その好例となったがブラックアウト

周波数変動が発生すると

連携系統が一斉にダウンする

これは交流送電であるが故の

宿命


こういう理由で

火力発電所と原子力発電所では

蒸気発電が行われている

とりわけ火力発電では

高温の水蒸気とCO2が

大量に大気圏内へと

休むことなく放出されている


電源立地は沿海部となっていることから

日本列島は自然条件で発生する

飽和水蒸気と

水を気化させるための燃焼炉で

地下資源を燃やしたことでできる

CO2とH2Oを生み出すと同時に

その圧縮工程で生じた

高温の熱水蒸気を絶えず

生産していなければならなくなった


日本に水害が多くなったのは

列島の周辺に

火力発電所と原子力発電所が

分散配置されているからなのだ


特に九州北部の沿岸部では

半円形の電源配置が成り立っている

そのために九州の上半分は

常に大量の蒸気発生源

にとり囲まれるようになっている

そこに線上降水帯が重なったとき

降水量が異常に高まる


取り分け3・11以降

原発が止まっても

退役予定の火力発電所までをも

再稼働させたため

日本列島の内陸部でさえ

降水量の急峻な増加が

発生するようになっていた


自然災害が頓に増えたのは

飽和水蒸気だけでなく

加熱水蒸気と

圧縮熱水蒸気の三つが

同一エリアに輻輳した

という変化の結果


このプロセスに関与したCO2は

地下資源を燃やした際に生じた

加熱水蒸気用の燃焼炉

が生み落したものに限られ

大気中にあるとされたものとは

関係がない


燃焼炉ではメタンが燃えたとき

CO2が一つできたその時に

二倍の量のH2Oが生まれ出る

メタンの組成がCH4

であるからだ


気候変動の原因は

CO2にあるのではなく

気体の水H2Oがつくりだす

熱水蒸気の大量放出にあったのだ


液体の水に温室効果はなく

気体の水にはそれがある

世界中の知識人たちは

この点を

完全に見落としていた


原発は閉鎖系だが

廃熱の処理は開放系となっている

このため海水温は高まって

飽和水蒸気を増やしつづける

石炭火力の脱硫装置を除けば

すべての火力発電は開放系

水蒸気を閉鎖系で

完全処理するシステムにすれば

気候変動要因は縮小して

温暖化はやがて反転する


現状の電源システム構成で

CO2を減らす努力に

意義はない

損失の累増が

経済の成長を阻むだけ
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