こ と の 端

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分 か れ 道 ①

2008-09-13 06:41:56 | Weblog
エネルギー問題を解決した国は 

これから

平和を実現するための指導的な役割を果たなければならない


二酸化炭素を生み出さないエネルギーシステムは 

世界が切実に求めているもの

経済を成長させるためには 欠かすことができない根幹となる部分


資源を消費しないモデルなら その経済効果は抜きんでて優れたものとなる

このシステムを開発した組織は 他者の追随を許さない


旧来のエネルギーを使い続ける国では 

低廉で環境負荷のないエネルギーシステムが

勃然としてどこかの国に登場するようになると 

対抗しようとすることさえできなくなるのだ


この優位性を平和の実現に繋げていくことこそ

文明の果たすべき 役割なのだ


旧式のエネルギーシステムで製造されたあらゆる商品などは

価格と性能を見比べられて相対化した瞬間に

大きく見劣りがするようなものになってしまうだろう


製品のコストが低ければ その市場規模は地球全域へと及ぶものとなる

その逆となる場合では

市場を獲得することさえ困難だ

経済合理性に欠ける製品では 

どんなものであれ

普及させることはできない


優れたエネルギーシステムを持つ国は 産油国が得ている以上の地位を得る


良質で低廉な製品を作りあげる能力を備えたエネルギーでなければ 

あたらしい市場を形成することはできない

それどころか 環境異変が続くようになるため

文明それ自体の存続さえ危うくなる という結末がやってくる


現在までのところ 

石油を凌駕する資源は 存在していない

海水をイオン化する方法はあるにせよ 大電力の供給には適していない

このため

多くの産油国と

石油価格の決定権をもつアメリカが制御する利益共同体では

エネルギーに関する影響力を行使することができる状態が

今も尚 保たれている


あがり続けて手の打ちようがないと見られていた原油相場が

このところ大きく値下がりしているという事実は 

一体 なにを物語っているものだったのだろうか

ここに 

富の一極集中を生み出している通貨メカニズムの秘密が隠されている


新しいエネルギーモデルが どこからか登場するようになると

既存の産業は とてつもなく大きな影響を 一斉に受けなければならない

つまり 

産業構造の大転換が

近い将来世界中でおきるときがやってくる ということなのだ


エネルギーシステムの開発が遅れると 自然災害によるダメージで

文明は この先短期間でその存在価値を失ってしまうだろう

最終分岐点は すぐ目前にまで迫ってきた


人類はこの難局を

はたして 乗り切ることができるのだろうか
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